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復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369418
2025/03/22 日刊ゲンダイ
記者団の取材に応じる自民党の大岡敏孝衆院議員(C)共同通信社
商品券配布問題で火だるまの石破首相は、21日の参院予算委員会でも釈明に追われた。そこへ助け舟を出したのが、いわゆる安倍チルドレンの大岡敏孝衆院議員(比例近畿)。第2次安倍政権時代に金券を「もらった」と証言したものだから、永田町は大騒ぎ。「石破降ろし」を画策し、復権を狙う自民党旧安倍派に大ブーメランだ。
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大岡議員は「スズキ」のお膝元の静岡県浜松市議や県議を経て2012年12月に国政に転じ、当選5回。旧二階派に所属し、安倍政権で財務大臣政務官、岸田政権で環境副大臣に登用され、現在は内閣委員長を務めている。
大岡議員の爆弾発言があったのは、19日に配信されたネットの政治トーク番組。商品券問題を振られると、「もらったこと、あります」と応じ、こう続けた。
「初当選して1年経たないぐらいの時だった気がするんですよね。(今回と)全く同じようなシチュエーション。党のお金だと思っていました。会社が頑張った社員に努力賞とかを渡してるのと同じで、あの選挙でよく勝ってきたなっていう努力賞、殊勲賞、敢闘賞みたいなつもりで、そういうものだろうなと思ってもらいましたよね。全く罪の意識も悪びれた気持ちもなかったですよね」
祝日明けの21日、大岡議員は取材対応。初当選から数カ月後に当時の安倍首相の招きで1期生が公邸で会食後、「商品券的なもの」を受け取ったとし、「商品券だったとすれば10万円ぐらいだったと思う」と説明した。
12年の総選挙でバッジを着けた自民の新人は119人。安倍再登板から1年以内に行われた1期生との会食は13年3〜6月にかけて少なくとも計5回あり、このうち3月の会食には幹事長だった石破氏も参加した。岸田前首相の商品券配布も判明している。自民党政権では金券配りで懐柔するのが「お作法」だったということだろう。
「大岡氏が口を開いたのは、総理が会長を務める鳥取県連所属議員が『歴代総理が慣例として普通にやっていた』とフォローしたのを撤回した後。確信犯ですよ。石破憎しで凝り固まった旧安倍派の連中が暴れていますが、これで壊滅的ダメージを食らった。そもそも、旧安倍派に力が残っていれば、死屍に鞭打つような証言が出てくるわけがない。旧安倍派は総崩れです」(与党関係者)
「石破降ろし」の急先鋒に立つ旧安倍派の西田昌司参院議員は、商品券問題ボッ発後も「予算を通したら使命を果たしたのだから、退陣されるのが正解だ」と繰り返していた。厚顔無恥な裏金議員も全員辞職が「正解」だ。
一方の石破首相は、21日の予算委で「納得いただけなければ、他の場所でも機会が与えられれば(説明)する」とし、政治倫理審査会での弁明に含みを持たせていた。世間が納得のいく説明を求む。
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岸田前首相も10万円分の商品券を参加者に配っていたことが判明。歴代政権で慣習化していたのか……関連記事【もっと読む】自民に渦巻く「石破降ろし」は完全消滅…岸田前首相にも“商品券問題”が飛び火し再登板が立ち消えにで詳報している。
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