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自民に渦巻く「石破降ろし」は完全消滅…岸田前首相にも“商品券問題”が飛び火し再登板が立ち消えに
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369379
2025/03/22 日刊ゲンダイ
再登板は立ち消え(岸田前首相)/(C)日刊ゲンダイ
石破首相を窮地に追い込んでいる商品券配布問題が岸田前首相に拡大した。在任中の2022年、首相公邸で開いた政務官との夕食会に合わせ、岸田事務所が10万円分の商品券を参加者に配っていたことが判明した。自民党の歴代政権で慣習化していた疑いが強まり、再登板を狙っていた岸田前首相の野望もパー。党内に渦巻いていた「石破降ろし」の機運も雲散霧消だ。
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岸田前首相は22年12月20日、公邸で夕食会を開催。招かれたのは各府省庁の政務官で、当時の松野博一官房長官らも出席した。参加人数は不明だが、全体で約30人とみられる。朝日新聞によると、その翌日、岸田事務所の秘書が政務官たちの議員会館事務所を訪問。「総理からです」と手渡した紙袋の中身は岸田前首相の地元・広島の製菓会社のクッキーと茶封筒に入った10万円分の商品券だったという。
公邸での若手議員との会合に合わせ、首相の秘書が議員会館の事務所を訪ね、10万円分の商品券を渡す。シチュエーションや金額など何から何まで今回の石破首相の手法とそっくり。岸田事務所は「法令に従い適正に行っている」とコメントしたが、悪しき「作法」が歴代総理に代々引き継がれてきた疑いは強まるばかりだ。
野党は「自民の体質」を問題視。立憲民主党は新年度予算案の審議中である参院予算委員会で、岸田前首相の参考人招致を求めた。岸田前首相の招致実現のハードルが高ければ、政治倫理審査会がある。実績もある。岸田前首相は昨年2月末、現職首相として初めて衆院政倫審に出席。当時は政倫審での弁明を渋っていた旧安倍派幹部に出席をうながすため、呼ばれてもいないのに自ら矢面に立ったのだ。
野党多数の衆院では、政倫審メンバーも野党が多数を占め、過半数の議決で岸田前首相の審査を求めることができる。審査に応じるかは岸田前首相の判断次第。過去に旧安倍派幹部に「出頭」を呼びかけながら、いざ自分が疑惑の当事者になったら頬かむりは許されないだろう。
問われるのは歴代自民党政権の「悪しき慣習」
歴代総理の問題に…(C)日刊ゲンダイ
岸田前首相が首相再登板に色気を出していたのは、政界では知られた話だ。今月10日夜には麻生党最高顧問と茂木前幹事長と会食し、前政権で「三頭政治」を築いた2人と再接近。12日には自ら呼びかけて、旧岸田派所属で昨年末にモルディブで急逝した足立敏之・元参院議員の「偲ぶ会」を開催し、解散後に初めて旧派閥メンバーを結集させた。
改めて存在感をアピールし、党内の「石破降ろし」の機運を様子見しながら「ワンチャン」に期待。「再登板はなくとも、ポスト石破首相に誰かを担ぎキングメーカーとして君臨する」(自民関係者)なんて話もあったが、もはや出る幕はない。
「商品券配布の問題は、石破さん個人の『政治とカネ』から歴代総理の『悪しき慣習』に広がった。当事者の岸田さんはもちろん、同じく総理経験者の麻生さんが後ろ盾になれば悪い印象しか持たれない。安倍政権時代の商品券配布も取り沙汰されており、旧安倍派も石破さんに退陣を迫れません」(自民関係者)
かくして完全に「石破降ろし」は撃ち方ヤメ。野党の思惑通り、石破続投のまま参院選を迎えるのか。
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前任者の“負の遺産”が重くのしかかった石破首相。支持率急落の要因である高額療養費制度を巡る迷走も、本をただせば岸田前首相が発端で…。●関連記事【もっと読む】『石破首相を襲う「岸田前首相の呪い」…10万円商品券配布めぐり、政倫審出席グズればイメージさらに悪化』で詳報している。
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