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杉田水脈の公認と商品券10万円…石破首相は期待をどんどん外していく ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/369299
2025/03/19 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
小林節慶応大名誉教授(C)日刊ゲンダイ
昨年10月に石破首相が誕生した際に、世論の中の最多数派である「支持政党なし」の人々は大いに期待したはずである。その中で自民党に親和的な者は、モリ・カケ・桜・東北新社などの悪事を重ねて評判を落とした自民党の中で党内野党として冷や飯を食べながら正論を吐いてきた石破が、自民党の悪弊を匡(ただ)してくれると期待したはずである。同時に、中間派の中で自民党に反発してきた層も、自民党内で唯一期待できる石破だからこそ自民党を叩き直してくれると期待したはずである。
ところが、石破は、前言を翻して、課題について熟議を経ずに総選挙を断行し、裏金議員たちを公認から外しながらも事実上の公認料を支給し、有権者の反発を招き少数与党に転落してしまった。
そうして少数与党になってしまったために、国会で「熟議を重ねる」と再度誓ったくせに、その熟議もせずに高額療養費の患者負担を引き上げる予算案を提出して世論の反発を受けて撤回せざるを得なくなった。
さらに、自民党が今夏の参院選比例区に杉田水脈前衆議院議員を公認したことにも驚かされた。杉田は、性的少数者、アイヌ民族、在日朝鮮民族などに対する差別を公言し、反対派との公開討論からは一切逃げ回ってきた。それでいて、安全圏から開き直りを発信し続けている。あまりにも「幼稚」で、そもそも公人たる基本的資格に欠けている。石破は、こんな人物を公認した自民党の総裁として、「有権者が決めること」だと平然としている。
今の状況を、自民党支持者は失望し、自民党が嫌いな人々は喜んでいるはずである。
さらに今回、自民党の新人衆議院議員15人を公邸に招き会食し、その前に「お土産」として金10万円の商品券を各議員事務所に届けさせた。これは、明らかに、支出としても収入としても「政治資金」として処理されるべきものである。にもかかわらず、石破は、「私費で、ご家族に対する慰労のお土産だから、合法である」が、それが有権者に「理解されないので、誠心誠意努力を続ける」と言っている。まさに「正気の沙汰」ではない。
これでは、石破政権はもうもたないのではないか。
小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院の客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著) 5月27日新刊発売「『人権』がわからない政治家たち」(日刊現代・講談社 1430円)
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