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国民民主党・玉木雄一郎代表「外国人は数万円で1.6億円の治療」は“排外主義”煽るミスリード
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/367857
2025/02/18 日刊ゲンダイ
あえてやっている?(C)共同通信社
今国会の焦点のひとつである「高額療養費制度」の見直しをめぐり、国民民主党の玉木代表(役職停止中)の言動が物議を醸している。
玉木氏は15日、自身のXに〈外国人やその扶養家族が、わずか90日の滞在で数千万円相当の高額療養費制度を受けられる現在の仕組みは、より厳格な適用となるよう、制度を見直すべきです〉などと投稿。〈現役世代が苦労して支払う社会保険料は、原則、日本人の病気や怪我のために使われるべきです〉と主張した。
来日した外国人は在留期間3カ月超の場合、国民健康保険の加入が必要。短期や医療・保養目的での滞在は国保加入の対象外だ。玉木氏は「病気を抱えながらコッソリと治療目的で来日し、高額医療を受けて帰国する外国人」を想定しているようだが、具体的なケースや数字は出していない。
玉木氏は自身のユーチューブチャンネルで「外国人を排除する気はない」と釈明したが、それなら、なぜ「外国人」をヤリ玉に挙げたのか。
厚労省の資料によると、2020年3月から21年2月までに支給された高額療養費のうち外国人の割合は全体の約1%。日本人が圧倒的多数を占めているのであり、玉木氏の言動は分断を煽っているように見える。
問題投稿の日の朝、玉木氏は読売テレビ「ウェークアップ」に出演。療養費制度について「(外国人が)数万円払ったら1億6000万円の(高額薬剤による)治療を受けられるのは、日本の納税者、あるいは社会保険料を払ってる人の感覚からすれば、どうなのか」と発言していた。
最大の問題は高額薬剤
全国保険医団体連合会事務局次長の本並省吾氏が言う。
「玉木さんが引き合いに出した高額薬剤はゾルゲンスマ点滴静注といい、対象は脊髄性筋萎縮症という希少疾患の患者、しかも2歳未満です。使用自体がレアケースですし、海外の方が日本の公的保険を通じて使ったのかも不明。ミスリードのそしりは免れません。そもそも、医療費の最大要因は高額薬剤であり、薬価の算定過程がブラックボックスであること。保険財政を圧迫している高額薬剤の問題にメスを入れない限り、毎年3%も増え続ける医療費を議論しても、あまり意味がありません。海外の方の利用を見直せばいいとか、そんなレベルの話ではないのです」
石破政権が推し進める療養費制度の見直しは、1人あたり月90〜400円の保険料負担の軽減のために、いざという時の保障を削るようなもの。現役世代を重視すればこそ、玉木氏は改悪に賛成できないはずだ。
◇ ◇ ◇
「家族に申し訳ない」と思いながら治療を続ける患者もいる。社会的弱者を追い込む「制度改悪」を許してはダメだ。●関連記事【もっと読む】『高額療養費の制度改悪「自己負担上限引き上げ」に待った! がん患者から相次ぐ悲痛な叫び』で詳報している。
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