<■466行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> NHK会長「真摯に考える」 軍艦島映像巡り島民への謝罪検討 自民青山繁晴氏ら要求 2025/1/31 15:09 https://www.sankei.com/article/20250131-O2F5HOIZIJEJLOLVIIQAGQVYGE/ 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げたNHK番組 「緑なき島」 の映像を巡り、NHKの稲葉延雄会長は2025年1月30日、自民党の総務部会などの合同会議で元島民側に謝罪を検討したい考えを示した。 元島民らは、映像について韓国で戦時徴用を巡る虚偽情報を広める契機とされていると訴えている。 令和2年11月以降、謝罪を求め続けたが、NHKが応じなかった経緯がある。 稲葉氏は韓国メディアが映像を悪用している事態にも対応していくとした。 複数の出席議員が明らかにした。 ■「直接会って謝罪を」 「遺憾で終わらせるのではなく、会長ご自身が元島民に直接会って謝罪してください」 青山繁晴参院議員は合同会議で、稲葉氏らNHK関係者にこう訴えた。 「緑なき島」 は昭和30年に放送され、今は閉山となった軍艦島での島民の暮らしぶりを伝える 「風土記」 的な内容だ。 70年も前の放送が問題視されているのは、平成27年の軍艦島の世界文化遺産登録を契機に、韓国メディアが朝鮮半島出身者が非人道的な環境で強制労働させられたとして、 「緑なき島」 の坑内とされる映像を相次いで無断使用したためだ。 坑内映像は、裸同然の採炭作業員がつるはしを振るうなど、当時の保安規定や元島民の証言と食い違っている。 NHKは昨年2024年12月に東京簡裁での調停で、元島民側に対し坑内の照明に関する場面については端島炭坑内の映像であるとの確認が得られていないと認めた。 ■「真摯に受け止めて考える」 ただ、元島民が求める謝罪には応じず、調停では 「強い遺憾の意」 の表明にとどめた。 韓国メディアなどで映像が誤った使われ方をしている問題については、著作権の保護期間が切れていることを理由に消極的な考えを示し続けている。 この日の自民党の会議でも、当初NHK関係者は、映像を悪用する韓国メディアの姿勢を問題視するだけにとどめていた。 これを受け、青山氏らがNHKの 「製造責任」 を指摘しつつ謝罪の必要性を求めると、稲葉氏も 「真摯に受け止めて考える」 と応じた。 韓国メディアなどの悪用についても、稲葉氏は 「誤情報と同じような性質のもので、しっかりと対応していきたい」 と語った。 ■「もう一度検討する」 NHKは令和3年12月に元島民側に緑なき島の映像について検証結果を報告し、 「端島炭坑以外であるとの結論に至らなかった」 としている。 この見解は調停成立後も崩していない。 この見解がNHK側から伝えられると出席議員からは 「こんなことを言う必要はあるのか」 「極めて分かりにくく回りくどい」 などと苦言を呈する声が相次ぎ、NHK側は 「もう一度検討する」 とした。 青山氏は会合後、 「遺憾では足りない」 「韓国のせいにしているのも違う」 「公共放送の責任として島民の方々、国民や世界の人々に対する責任として『これは違っていた』と明らかにするべきだ」 と記者に語った。 会議の進行役を務めた大岡敏孝衆院議員は、記者団に 「できるだけ平易な言葉でストレートに国民に届くように伝えるのは極めて大事だ」 「その辺はNHKで検討するとのことだった」 と語った。 稲葉氏については 「(いわゆる官僚答弁ではなく)経営者として毅然と受け答えしていた」 と述べた上で 「血の通った言葉でないと伝わらない」 と強調した。NHK稲葉延雄会長、元島民に謝罪を検討 軍艦島映像「緑なき島」の悪用巡り自民党部会で 2025/1/30 19:46 https://www.sankei.com/article/20250130-XURSOXWAQZGYFI7YQHVBKBNPQM/ NHKの稲葉延雄会長は2025年1月30日、自民党総務部会などの合同会議に出席し、長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げた番組 「緑なき島」 の映像を巡り元島民有志と昨年2024年12月に東京簡裁で調停が成立したことを報告した。 映像は韓国が戦時徴用についての虚偽情報を広める契機とされ、稲葉氏は元島民に直接会って謝罪することを検討したい考えを示した。 複数の出席者が明らかにした。 調停の過程で元島民側は名誉を傷付けられたとして謝罪を求めていたが、NHKは強い遺憾の意の表明にとどめた。 また、元島民側はNHKに対して会長との面会も訴えていたが、実現しなかった。 NHKの稲葉延雄会長の発言は矛盾だらけで、支離滅裂だ。 NHKの稲葉延雄会長はまず日本語を勉強し直すべきだ。 「緑なき島」は重大な虚偽情報が含まれているので、元島民が求めている通りに、直ちに検証番組を制作すべきだ。 軍艦島映像の悪用検証番組「作らない」とNHK稲葉会長 元島民と調停は「大きな区切り」 2025/1/22 17:50 https://www.sankei.com/article/20250122-B3QTRBB7VJF6ROQBEGVC4XKYFE/ NHKの稲葉延雄会長は2025年1月22日の記者会見で、長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げた昭和30年放送の番組 「緑なき島」 の映像を巡り元島民有志と調停が成立したことについて 「問題の大きな区切りとなる」 との認識を示した。 NHKは映像の一部について坑内映像との確認が得られていないと認めた。 映像は韓国が戦時徴用を巡る虚偽情報を広める契機とされ、元島民は検証番組の制作を求めているが、稲葉氏は 「改めて作ることではないだろう」 と語った。 ■謝罪言及せず 坑内とされる映像は当時の保安規定や元島民の証言と食い違っており、NHKは昨年2024年12月、東京簡裁の調停で元島民有志に対して、坑道内で裸電球を使用している場面などについて 「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」 と認めた。 一方、調停の過程で元島民側は謝罪を求めたのに対し、NHKは 「強い遺憾の意を表明」 にとどめた。 稲葉氏は 「問題の映像が問題となっている所を捉えたものかどうか調査したがはっきりしない」 と述べ、 「裁判での当事者同士の合意は尊重されるべきだ」 として、謝罪する考えには言及しなかった。 「韓国でNHKに許諾なく使用されて島民の方々が傷付けられている」 「大変遺憾に感じる」 とも強調した。 ■「誤報とはいえない」 稲葉氏は誤報かどうかの認識については、 「使われた映像が島の映像なのかどうか、今となっては確認できなかった」 「誤報やいい加減な情報を使ったとかは言えない」 「相当時間が経っている」 と述べ、 「作品を勝手に目的外使用するような先に、軽々に譲ったりするのは危険だというのは教訓に残っている」 と語った。 「緑なき島」 の映像は、NHKが平成22年に韓国の公共放送KBSに提供して以降、他の韓国メディアも含めて 「目的外使用」 される状況になっている。 NHKは令和3年に元島民側に対して 「端島炭坑以外のものであるとの結論に至らなかった」 との報告書を提出しており、今回の調停について、担当者は 「若干の表現の違いはあるが、同じ趣旨で合意した」 「当時の放送が誤報とかではない」 と強調した。 <主張>軍艦島とNHK 検証番組で虚偽払拭せよ 社説 2025/1/20 5:00 https://www.sankei.com/article/20250120-TCOKERTGAFJVNDYG27U2AVP6YY/ 昭和30年撮影されたNHK番組「緑なき島」の坑内とされる映像を用いて、戦時中の朝鮮人労働者への非人道的待遇を指摘する韓国テレビ局の番組映像 https://www.sankei.com/article/20250120-TCOKERTGAFJVNDYG27U2AVP6YY/photo/E2CVHAIERJAF5M2NJBILYIXQKM/ 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)で戦時中に強制労働が行われていたなどと、韓国が虚偽情報を広めるきっかけとなったNHK番組 「緑なき島」 を巡る問題で、大きな進展があった。 NHKが東京簡裁の調停で、番組で使った映像が軍艦島で撮影されたものかどうか確認できていないと、元島民らに認めた。 ファクトに基づかない番組を放送したことになる。 信じ難い話だ。 元島民らが会見し、 「虚偽の汚名を浴びた」 としてNHKに検証番組の制作を求めたのは当然だろう。 NHKは、映像が反日プロパガンダに悪用された経緯を含め検証し、日本と元島民の名誉を回復すべきだ。 「緑なき島」 は昭和30年にNHKが制作した短編映画だ。 軍艦島の炭坑内として、ふんどし姿の作業員が狭い坑道をはって進み、人力で石炭を運搬する様子などが映されていた。 NHKは平成22年、映像を韓国メディアに提供した。 すると韓国で 「地獄の島 軍艦島」 などの番組が放送されるようになった。 国立の日帝強制動員歴史館でも使われ、朝鮮半島出身者が非人道的な扱いを受けた証拠のように取り上げられた。 一方、元島民らは 「端島坑内ではない」 としてNHKに抗議し、訂正を求めてきた。 NHKは令和3年に調査報告書をまとめたが、 「端島炭坑以外であるとの結論に至らなかった」 とし、応じなかった。 このため元島民らは調停を申し立て、昨年2024年12月に成立した。 その中でNHKは、作業員がヘッドランプを付けていない場面などについて 「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」 と、ようやく認めた。 だが、NHKは調停で 「強い遺憾の意」 を表明したものの、訂正には応じていない。 NHKは本紙の取材に、調停の内容は令和3年の調査報告書と 「何ら変わるものではない」 とコメントしたが、矛盾極まれりだ。 軍艦島を含む 「明治日本の産業革命遺産」 は、平成27年に世界文化遺産に登録された。 その時、韓国側は、強制労働があったとして激しく反対した。 NHKは、自ら制作した不確かな番組がもたらした虚偽情報を払拭する責任がある。 国会は、この問題を厳しく追及してもらいたい。 「汚名浴びせる道具への悪用防いで」NHKに軍艦島映像で訴え 元島民の中村陽一さん 2025/1/11 12:00 https://www.sankei.com/article/20250111-NABKGZI6ZFFDDLL5OYAOKKTIOI/ NHKが長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を巡る番組 「緑なき島」 について端島炭坑内の映像であるという確認が得られないと昨年2024年12月に東京簡裁の調停で認めたことを受け、元島民らの 「真実の歴史を追求する端島島民の会」(島民の会) が2025年1月9日に東京都内で開いた記者会見。 同会がNHKに初めて抗議した2020年11月以降、1980代、1990代の仲間を鼓舞した幹事長の中村陽一さん(86)は声を詰まらせながら、故郷が不当に貶められた現状に悔しさを滲ませた。 発言要旨は以下の通り。 ■朝鮮半島出身者も「一島一家」 軍艦島は2015年7月の世界文化遺産登録を期すと韓国に(戦時中に朝鮮半島出身者が強制的に働かされたとして) 「地獄島」 「監獄島」 「強制労働の島」 「虐待の島」 などと激しいバッシングを受けた。 端島と紹介された映像、誹謗中傷は端島の日常、生活実態とかけ離れており私たち島民は胸を痛めた。 これらの映像や誹謗中傷に近い言葉の数々は、そこで暮らした島民、祖先の誇り、尊厳を傷付けるものだった。 黙って見ているわけにはいかない。 意を決して2017年1月、島民の会を立ち上げた。 端島での暮らし、産業活動を後世に正しく伝承すること、自ら体験し史料に基づいて正確に国内外に発信することを目的にしている。 現在の会員数は69人。 皆さん高齢で(設立当時から)17人が亡くなった。 時間との勝負だ。 戦時中の端島は 「一島一家(いっとういっか)」、 苦楽を共にした。 島で暮らした朝鮮半島出身者も同じだと聞く。 戦時中、端島炭坑で働いた先輩方は強制労働や虐待は見たことも聞いたこともないと言っている。 島民の会の松本栄・名誉会長(96)は病床のため、今日は来られなかった。 彼は戦争中、端島坑内で働いた経験がある。 病床から絶えず、我々に激を飛ばして支えてくれる。 加地英夫さん(享年92)は熱心に会を引っ張ったが、昨年2024年11月18日、調停成立のちょっと前に他界した。 無念だったろう。 遺影での参加だが、この場を天国から見つめ、 「まだ最初の一歩だ」 「後は任せた」 「がんばれ」 と励ましてくれている。 ■「坑内の映像じゃなかばい」 NHKは 「緑なき島」 を1955年に端島炭坑の実際の坑内を撮影した映像としてテレビ放送した。 当時、端島にまだテレビはなく、この時の放送を端島で見た人はいない。 多くの島民は世界遺産に登録された後、映像を見た。 「これ、坑内の映像じゃなかばい」 と怒りの声をあげた。 2020年11月20日付で、NHKに対して抗議書兼要求書を送付した。 韓国の団体やテレビ番組が、戦前の端島炭坑で朝鮮半島出身者に過酷な労働を強いた証拠として使っていることに怒り、二重に苦しんだ。 NHKに強く抗議し、4つの項目を要求した。 1つ目はこうなった経緯や原因を調査し、調査結果の公表を。 2つ目は世界に向けて徹底した訂正報道を。 3つ目は(緑なき島の映像が展示された)釜山・国立日帝強制動員歴史館など韓国で映像を保有している者から当該映像の回収を。 4つ目は端島で生活した元島民やその遺族に謝罪を─ 抗議から4カ月後、NHKは2015年11月に開始した 「緑なき島」 のDVD販売をやめた。 しかし、何回抗議しても、4項目の要求は応じなかった。 かすかな期待を持って放送倫理・番組向上機構(BPO)に苦情を申し立てたが、退けられた。 交渉しても埒はあかない。 昨年2024年1月、元島民らで申立人を9人立て、東京簡易裁判所に調停を申し立てた。 ■「長々と付き合う余裕はない」 調停締結した内容は満足できるようなものではない。 不満が残っている。 でも、NHKが端島炭坑の映像ではなかったと認めたので、調停締結に応じた。 島民の会は皆、超高齢者で長々とNHKに付き合っていく時間の余裕はない。 残された時間は多くない。 本来はNHKがDVD販売をやめた時、端島の実際の坑内でないことを認めてくれれば、解決することができたはずだ。 抗議文を送って、調停で解決するまで4年もかかった。 長々と解決を引き延ばし、我々が死に絶えるのを待っているようなことは考えたくない。 ■「おかしな要求をしているか」 NHKは端島炭坑が世界文化遺産に登録された後、(DVD発売に合わせて)60年前に製作された 「緑なき島」 の坑内映像を慎重にチェックすべきだった。 坑内映像の正確性を慎重に確認しなかったことはNHKのミスだ。 端島は 「虐待」 や 「虐殺」 という虚構の汚名を世界中から浴びさせられた。 「辛い思いさせて申し訳なかった」 「調停成立まで4年もかかって申し訳なかった」 と謝罪するのは当然だろう。 島民の会はお金など1度も要求していない。 ただただ謝罪を要求しただけだ。 何かおかしなことを要求しているだろうか。 NHKは世界に支局を持ち、調査力と発信力のある日本最大の報道機関だ。 日本人の大半はNHKを信用している。 「緑なき島」 の坑内映像が悪用されている実態を調査し、悪用を是正するような検証番組を制作できるはずだ。 是非制作してもらいたい。 我々も協力する。 今回の調停成立は一里塚だ。 NHKは 「緑なき島」 を終わったものとして扱うのではなく、坑内映像が端島に汚名を浴びせる道具として悪用されることを防ぐべきだと分かってほしい。 NHKは我々の謝罪要求を拒否した。 残念だ。 NHKは国民にも謝罪すべきだ。 プロパガンダに翻弄され、国民の名誉も毀損されている。 島民の会として海外における端島に対する謂れなき中傷を跳ね返し、端島の真実と暮らしや海底1000メートルの深さで石炭を掘り、日本の戦後の復興を支え、力強い産業化の歩みを伝えていくために、残り少ない人生をかけて行動していく。 NHK軍艦島映像「でたらめ」、不条理訴えた元島民会見 韓国メディアもNHK記者も不在 2025/1/10 15:19 https://www.sankei.com/article/20250110-MVGED4XHSNFQ7GKWZRX7ISLHXM/ NHKが長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を巡る番組 「緑なき島」 について端島炭坑内の映像であるという確認が得られないと昨年2024年12月に東京簡裁の調停で認めたことを受け、元島民が今月2025年1月9日に都内で開いた記者会見。 映像は韓国メディアなどによって朝鮮人戦時労働者が非人道的な待遇を受けた証拠として悪用されている。 不条理を訴える機会だったが会見に韓国メディアやNHKの記者の姿はなかった。 ■声を詰まらせて訴え 「この映画はNHKの映像が歴史的事実として参考にされた」 「世界中にありもしない軍艦島の負のイメージがばら撒かれた」 会見の冒頭、 「緑なき島」 が韓国メディアなどに利用された事例を盛り込んだ特集動画が流された。 朝鮮人徴用工を軍艦島の坑道に閉じ込めて爆破させようとしたという2017年公開の映画 『軍艦島』(監督・柳昇完) も 「緑なき島」 の影響を受けていると、ナレーションでこう紹介された。 端島炭坑を運営した三菱石炭鉱業高島鉱業所の田中実夫元副所長(90)は 「緑なき島の坑内映像は長年、韓国でデタラメな認識を作り上げるのに利用された」 と指摘する。 軍艦島で戦時労働したという朝鮮半島出身者は 「ガスが出て苦しかった」 「うつ伏せで掘るしかない」 「背中に石炭を担いだ」 などと証言していると言い、田中さんは自身の経験や史料から反論していった。 田中さんは 「マスコミ関係の皆様には元島民の目的に対して力強い力添えを頂きたい」 とも訴えた。 昭和30年代の端島炭坑内の様子を知る元島民も少なくなったという。 会見には昨年2024年11月に死去した会長の加地英夫さん(享年92)の遺影も掲げられた。 元島民の中村陽一さん(86)は声を詰まらせながら、不当に故郷が貶められた元島民らの悔しさを訴えた。 ■高度成長牽引した端島のプライドで追及 今回NHKは調停で元島民に対し、坑道内で裸電球を使っている映像などについて 「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」 と認めた。 遠まわしな表現だが、元島民側は 「事実上、端島炭坑の映像ではなかったことが認められた」(元島民側の弁護士) と受け止める。 ただ、満足のいく内容ではない。 元島民はNHK側に謝罪を求めていたが、NHKは頑として応じなかったという。 同席した弁護士は 「元島民らは道義上の謝罪すらNHKが拒んだことについて理解に苦しんでいる」 と代弁した。 元島民がNHKに対して最初に抗議した令和2年11月から4年が過ぎた。 加地さんをはじめ、他界した元島民は少なくない。 元島民らを支援し続けた一般財団法人 「産業遺産国民会議」 の加藤康子専務理事はNHKに対し、 「なぜ謝罪しないのか」 「民間企業が不正を働いたらメディアは叩くだろう」 「真実でないことを拡散したことは誠意をもって元島民や国民に向き合ってほしい」 と訴えた。 調停の結果については 「完璧に満足いく形ではないが、前進できた」 「大きな成果だ」 と強調。 追及を断念しなかった元島民らの姿勢について、 「日本にエネルギーが足りないと言われる中、高度経済成長を引っ張った端島の人たちのプライドと絶え間ない情熱が噴き出ている」 「日本国民にエネルギーを与える活動だった」 「皆さんの証言、記憶を大切にして、次の時代に継承していく」 と語った。 「虚構の汚名浴びた」軍艦島の元島民、検証番組を要求 NHK「坑内の確認得られず」 2025/1/9 18:38 https://www.sankei.com/article/20250109-M73BYL7H2RHEZLZENE2FVQWFAQ/ 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)の元島民で作る 「真実の歴史を追求する端島島民の会」 は2025年1月9日、NHKが軍艦島を巡る番組 「緑なき島」 について端島炭坑内の映像との確認が得られないと認めたことを受けて、東京都内で記者会見した。 元島民は 「虚構の汚名を浴びた」 「検証番組を制作してほしい」 と訴えた。 番組の坑内映像は、韓国で朝鮮人労働者が戦時中に非人道的な待遇を受けた証拠として利用されている。 しかし、番組が使った映像では、作業員がヘルメットに照明灯を着けず、坑道で裸電球が使用されるなど当時の保安規定や元島民の証言と異なる場面が多い。 端島島民の会は令和2年11月にNHKに抗議し、NHKは昨年2024年12月、東京簡裁での調停で 「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」 と認めた。 端島炭坑で働いた田中実夫さん(90)は会見で、 「(緑なき島の)映像から想像したと見られるデタラメな証言のため、端島の名誉が傷付けられている」 と述べ、 「誤った歴史認識を世界規模で速やかに正していきたい」 と強調した。 元島民の中村陽一さん(86)は 「端島が虚構の汚名を浴びせられる原因が作られた」 「坑内映像の正確性を慎重に確認しなかったNHKのミスだ」 と指摘し、NHKに謝罪と検証番組の制作を訴えた。 韓国では、一部の歴史教科書(デジタル版)が 「緑なき島」 の坑内映像を挿入したテレビ番組を、授業用の映像資料として使っている。 端島島民の会は教材としての活用の中止を働き掛ける方針だ。 NHKの軍艦島映像「ずっと歯ぎしりしていた」 高齢の元島民、訂正と謝罪を求めた4年間 2024/12/31 9:30 https://www.sankei.com/article/20241230-UCSJP7S6ZNASNICV4ETJWL2FFM/ 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)の様子として昭和30年に放送されたNHK番組 「緑なき島」 を巡り、高齢となった元島民はこの4年間、抗議文や質問状の送付、面談の申し出などを通じて、NHKに誤りを指摘し謝罪を求め続けた。 問題の坑内とされる映像は1分55秒に過ぎないが、追及姿勢を崩さなかったのは韓国で 「軍艦島=地獄島」 と貶める材料に使われたからだ。 元島民は 「デマを黙って聞き流すことは、端島の繁栄を築いた先祖を汚すことになる」 との思いを抱えてきた。 ■専門家も「首を捻る」 「皆ずっと歯ぎしりしていた」 端島炭坑を運営した三菱石炭鉱業高島鉱業所の田中実夫元副所長(90)は、坑内の映像を 「虚偽」 と断定し、こう漏らす。 田中氏が働いた端島炭坑は平成27年7月、世界文化遺産に登録された。 韓国は 「朝鮮人強制連行の現場」 として官民を挙げて反対し、虚偽の情報が拡散されていった。 番組の映像も、韓国メディアによって強制労働や虐待があった証拠として悪用された。 映像を挿入した公共放送KBSの番組 「地獄の地 軍艦島の真実」(平成31年1月公開) は韓国の高校の教科書(デジタル版)の参考資料にも使われた。 元島民で作る 「真実の歴史を追求する端島島民の会」 が、NHKに正式に抗議したのは令和2年11月だ。 この前月令和2年10月、都内で坑内の映像を改めて確認して島外映像と結論付け、NHKに対して海外への訂正報道や元島民への謝罪を求めた。 しかし、NHKは 「端島における取材に基づき制作放送された」 と応じなかった。 NHKは令和3年12月、放送局のOBや専門家らに調査した結果、 「端島炭坑外との結論には至らない」 とする報告書をまとめ、元島民に渡した。 ただ、NHKの調査に応じた専門家の1人は産経新聞の取材に、坑内映像について 「首を捻る」 と語り、元島民の訴えに同調した。 ■ありのままの端島を後世に しかし、元島民らは諦めず、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰する 「産業労働研究会」 で炭鉱の専門家らと映像の検証を繰り返した。 NHK会長には面会を求め、放送倫理・番組向上機構(BPO)に苦情も申し立てたが、いずれも認められなかった。 事態打開のために選んだのが、東京簡裁への調停の申し立てだった。 島民の会は、ありのままの端島を後世に伝承するため、平成29年1月に結成された。 その後、会員の高齢化が進み、今年2024年11月18日は会長の加地英夫さんが92歳で亡くなった。 元島民は 「残された時間は少ない」 「謂れなき中傷を跳ね返す運動を更に強く展開したい」 「端島のことは元島民が一番よく知っている」 と語る。 鈍かったNHK、検証番組制作を 軍艦島で韓国報道悪用「緑なき島」 謝罪拒否では不十分 2024/12/30 16:00 https://www.sankei.com/article/20241230-KTWETEJUBRDCROQGCU3BKJEOT4/ 「軍艦島は地獄島」 との誤った印象を韓国が世界に向けて宣伝するきっかけを作ったNHK番組 「緑なき島」 を巡り、NHKがようやく軍艦島で撮影されたか確認が得られていないと認めた。 ただ、NHKは 「強い遺憾の意」 を表明するだけで、頑なに謝罪は拒否した。 これでは不十分だ。 「緑なき島」 の映像は韓国の公共放送KBSや放送局MBC、そして釜山にある韓国国立日帝強制動員歴史館でも 「強制労働の“証拠”」 として使われてきた。 歴史館では 「軍艦島」 について、 「陸地の炭鉱と比べ労働環境が劣悪であり、死亡事故が起きたことから『地獄島』と呼ばれていた」 「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に登録されたが、この中に含まれている強制動員の歴史は必ず記憶されなければならない」 と説明していた。 「緑なき島」 について、NHKの前田晃伸前会長は 「当時端島で生き生きと暮らす人たちの様子を取り上げた」(令和3年の参院総務委員会) と説明した。 確かに、歴史問題や労働環境を特集したものではない。 番組の内容を使い、歴史戦に悪用したのは韓国側だ。 それでも韓国のプロパガンダに番組の中の映像が勝手に使われたことが分かっても、NHKの動きは鈍かった。 自民党の保守系議員たちが何度国会で質問しても、NHK側は 「別の炭鉱で撮影された映像が使用されたというような事実は確認されませんでした」(前田氏) といった答えを繰り返してきた。 NHKは無許可使用への対応を検討してきたというが、それでも現在の稲葉延雄会長が 「(昭和30年放映の)『緑なき島』の映像は韓国の法律上あるいは著作権の保護期間を過ぎており、展示の取りやめなどを求めることは法的な根拠もなく、実効性に限界がある」 (令和5年の参院決算委員会) と語るように、消極的な姿勢を示してきた。 元島民や一般財団法人「産業遺産国民会議」による徹底的な検証と国会での追及がなければ、今回、NHKが誤りを認めることはなかったであろう。 NHKは、元島民側の主張を踏まえ、 「ご迷惑をおかけし悪かった」 と素直に謝罪すべきだ。 そして、どうして番組の映像がいわゆる徴用工問題に影響を与えたかの検証番組を作り、世に広めることが公共放送としての役割ではないか。 <独自>軍艦島映像、NHK「坑内の確認得られず」元島民に調停で認める 抗議重ね4年 2024/12/30 15:00 https://www.sankei.com/article/20241230-O4ILVDQ4NBAUDON67MMBH3MFWA/ 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を巡るNHK番組 「緑なき島」 の坑内とされる映像について、NHKが端島炭坑内の映像であるという確認が得られていないと元島民側に認めたことが2024年12月30日、分かった。 東京簡裁で行われた元島民有志との調停で、NHK側が文書で認めた。 元島民は令和2年以降 「端島坑内ではない」 と訂正を求めてきたが、NHKは 「端島以外のものとの結論に至らない」 として応じてこなかった。 映像の風景は当時の保安規定や元島民の証言と食い違っているが、映像は韓国で朝鮮人の戦時労働者が非人道的な待遇を受けた証拠として引用されている。 元島民有志は2024年1月に東京簡裁に調停を申し立て、2024年12月17日に成立した。 NHKは 「緑なき島」 を巡り、 @作業員全員がヘッドランプ(ヘルメットに装着する照明灯)を付けていない場面 A坑道内で裸電球を使用している場面 の2つの映像について、文書で 「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認が得られていない」 と認めた。 「緑なき島」 は昭和30年にNHKが制作・放送した短編映画。 坑内とされる場面には、ふんどし姿の作業員が裸電球が吊るされた狭い坑道をヘッドランプを装着せず、はって進み、人力で石炭を運搬する様子が映し出されている。 「緑なき島」 の映像は、NHKが平成22年に韓国の公共放送KBSに提供した。 それ以降、他の韓国メディアも使うようになった。 令和5年1月までに、KBSやMBC、JTBCなどのテレビ局の計20本の徴用に関する番組で使用が確認された。韓国・釜山の 「国立日帝強制動員歴史館」 でも展示され、軍艦島が戦時中、朝鮮人作業員が劣悪な環境下で働かされていたとの印象作りに利用された。 元島民有志は令和2年11月にNHKに対し、検証と訂正を求める抗議書を通知。 NHKは改めて調査した結果、令和3年12月に 「端島炭坑以外のものであるとの結論に至らなかった」 とする報告書をまとめた。 自民党議員も国会で4年近く追及を重ねている。 映像の撮影時期に関し、NHKは令和5年6月に自民党の会合で終戦後の昭和30年だったと報告した。 今回の調停で元島民側は名誉を傷付けられたとして謝罪を求めたが、NHKは強い遺憾の意の表明にとどめた。 NHKは産経新聞の取材に、 「今回の調停の内容は、令和3年にNHKが行った調査の結果で 『端島炭坑以外のものであるとの結論に至らなかった』 とする見解と何ら変わるものではない」 とコメントした。 韓国社会に深刻な誤解与える NHKの軍艦島映像 専門家ら指摘 2023/7/13 20:07 https://www.sankei.com/article/20230713-WOIG4XWEYBINFGTAEAGFJEZFZM/?577972 長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)を取り上げたNHK番組 「緑なき島」 を巡り、一般財団法人 「産業遺産国民会議」 の会合が2024年7月13日、東京都内で開かれ、映像が韓国のテレビ局の番組20本で放映され、デジタル教科書の参考資料や資料館で使用されていたことが報告された。 NHKは坑内とされる映像は戦後に撮影したと明らかにしたが、出席した専門家からは戦時中の 「朝鮮人強制連行」 を表すものとして使用され、韓国社会に深刻な誤解を広めているとの認識が示された。 会合は産業遺産国民会議の下部組織の産業労働研究会が開いた。 「緑なき島」 の映像を巡っては、NHKが2010年6月に韓国の公共放送KBSに提供して以降、韓国メディアが朝鮮半島出身者が軍艦島で過酷な戦時労働を強いられた証拠として使用している。 会合では、2010年8月から2023年1月にかけ、KBSやMBC、JTBCなどのテレビ局の計20本の徴用に関する番組で、映像の使用が確認できたと報告された。 国立の資料館などでも映像が放映されていたという。 韓国問題に詳しい研究者は、韓国の高校の歴史教科書(デジタル版)に 「緑なき島」 の坑内映像を使用したテレビ番組が参考資料として活用されている実例を紹介し、 「視覚的な効果が子供たちの記憶に残ってしまう」 と懸念を示した。 また、2017年に上映された映画 「軍艦島」 について、 「『緑なき島』の映像をモチーフにした場面が数多くある」 「苦労している作業員の映像が韓国国民に与えた影響はある」 と指摘した。 NHKは 「緑なき島」 の映像について 「端島炭坑以外のものであるとの結論には至らなかった」 と主張しているが、そもそも端島炭坑内ではないとの見方は根強い。 端島炭坑の元作業員は会合で、映像に映っているように、作業員が制服を脱いで作業することや、ガス爆発の恐れがある坑内に防爆装置を施していない裸電球が設置されていることはあり得ないと証言。 石炭産業に詳しい学芸員も 「時代考証がなされていない」 と批判した。 出席者はNHKの見解に反論する報告書をまとめる方針を改めて確認した。
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