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意外や意外、石破内閣が長続きするこれだけの理由 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/366626
2025/01/22 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
意外やしたたか(C)日刊ゲンダイ
毎日新聞が18〜19日に行った世論調査では、内閣支持率は前月より2ポイント減の28%で、同紙の調査としては昨年10月の石破内閣発足以来、初めて30%を割った。まあ確かに、もう少し骨太に、長年の党内野党暮らしの憂さ晴らしをするような思い切った新機軸を打ち出すかと思いきや、そういう目覚ましいことは何もないのだから、この結果も妥当なのだろう。
この調子では、石破内閣はこれから3月末の来年度予算案の年内通過、2月にも予想される米トランプ政権から突きつけられるであろう無理難題という大きな壁があり、その先には東京都議選と夏の参院選という試練も待ち構えていて、早ければ参院選での敗北を機に沈没するのではないかという見方が広まっている。
それを確かめようと、自民党の古狸とも呼ばれる旧知のベテラン秘書氏に聞くと、「いやあ、石破さんは世間が思っているよりしたたかで、案外、長続きするかもしれないよ」と意外な答えが返ってきた。
要約すると、第1に、国民民主と維新はもちろん、野田代表が率いる立憲民主も、本気で政権交代を仕掛ける気がないので、予算案は通る。政権交代を仕掛けるなら、最低限、参院選では32の1人区で維新から国民民主、れいわから共産まで含めて野党で完全に候補者一本化を実現しなければならないはずだが、野党第1党の立憲民主がその動きを見せていない。
第2に、それを自民側から見ると、自公に加えて国民民主と維新のどちらを政権に引き込むか、どちらもダメなら立憲民主との大連立か、という選択肢の広がりが見えている。
第3に、都議選は裏金問題の波及もあって負けるだろうが、参院選では実は自公与党の過半数割れは起きない。なぜなら、前回2022年は安倍暗殺への同情もあり自公合わせて76議席を奪い、それが非改選議席として残っているので(現在75)、今回は自公で50議席を確保すれば過半数割れは起こらない。
──と言うのである。なるほど。石破のパフォーマンス劣化ぶりを見て「短命か?」と即断するのは間違いかもしれない。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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