http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/182.html
Tweet |
・
斎藤知事を窮地に追い込む「note記事」で、件の女性が公選法違反を「自白」していた!
https://gendai.media/articles/-/142019
2024.11.24 現代ビジネス編集部
私自身も現場に出て
「斎藤劇場の第2幕だよ。こんなに早く来るとは思わなかった」とうんざりした表情で話すのは、自民党の兵庫県議・X氏である。
11月17日投開票の兵庫県知事選では、失職に追い込まれた斎藤元彦知事が当選を果たした。「おねだり」やパワハラで百条委員会の追及を受け、不信任決議となった斎藤知事は、選挙戦でも苦戦が予想されたが、逆転勝利を果たした。
それがたった1つのブログで、再度、危機にみまわれている。
問題になっているのは、note上に11月20日午前9時8分にアップされた《兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に》と題された記事だ。
執筆者は、兵庫県西宮市に本社をおく株式会社merchu 代表取締役を名乗る折田楓氏。
《前代未聞の歴史的な選挙が無事に終わった今、「SNS」という言葉が一人歩きしてしまっているので、斎藤陣営で広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います》
という書き出しではじまる。
折田氏のnote記事
折田氏は、斎藤知事のSNS戦略を担当したという。斎藤知事の勝利の影にSNSがあったことは、大きく報道されている。斎藤知事自身も当選会見で、こう認めている。
「応援してくれる方がSNSを通じて広がるんだ、本当にプラスの面をすごく感じたところ」
そこで折田氏のブログを読み進めると、
《私が監修者として、運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定、校正・推敲フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮などを責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました》
《私自身も現場に出て撮影やライブ配信を行うこともありました》
と、選挙期間中も斎藤知事陣営の中心で、SNS戦略を担当していたと明かしている。
報酬支払いをどう見るか
また、選挙期間中、斎藤知事のSNS展開の中心となった、Xについては
《X本人アカウントが、この公式応援アカウントをフォローし、フォロー数を1としたことで、本人公認の公式アカウントであることが明示され、ユーザーが偽アカウントなどと混乱しないような対策を施しました》
《「#さいとう元彦がんばれ」ではなく、あえて「知事」を入れることで、「さいとうさん=知事」という視覚的な印象づけを狙いました》
と効果的にXを活用し、ハッシュタグを拡散することができたと記している。だが折田氏のnote記事が大炎上しているのは、公職選挙法との関係だ。
法が選挙に関わる部分で支払いを認めるのは、ポスターやビラの印刷費、選挙事務所の家賃、さらに報酬を支払えるのは手話通訳、ウグイス嬢への日当などに限っている。
だが、折田氏のnote記事からは斎藤知事を当選させる目的で、選挙を全般的に差配して、SNSを使って活動し当選に導いていたことがよくわかる。折田氏への報酬の支払いは、公選法では認められないという批判が噴出した。
折田氏のnoteより
このブログが問題視されると、斎藤知事は
「主体的には私と斎藤元彦後援会でSNSをどうするか考えていました」
「公職選挙法に抵触するようなことはしていない」
と述べた。そして斎藤知事の代理人の弁護士は
「SNS戦略の企画立案などは依頼していない。法で認められたポスター制作などで、相当する金銭の支払いはある」
と説明しているという。
選挙は広報の総合格闘技
さらに問題のnote記事をよく読んでみよう。
《とある日、株式会社merchuのオフィスに現れたのは、斎藤元彦さん》
と斎藤知事が折田氏の元を訪ねて、SNS戦略の依頼をしているシーンの写真だけでなく、
《兵庫県知事選挙に向けた広報戦略のご提案 #さいとう元知事がんばれ》
という「提案資料」がブログには掲載されている。
また、SNSで使用されている斎藤知事の写真も折田氏の広報戦略の一貫としてスタジオで撮影されたことも明かされている。
《「選挙は広報の総合格闘技」であるということです。質・量・スピード全てが求められ、食べる暇も寝る暇もない程でした》
《仕事を、東京の大手代理店ではなく、兵庫県にある会社が手掛けたということもアピールしておきたいです》
と斎藤知事の当選のSNS戦略が「仕事」だったと「自白」している。
「現代ビジネス」は選挙戦最終日、斎藤知事が選挙カーに上がるタイミングで、折田氏がスマートフォンを手にライブ配信をしている様子を確認、撮影している。
選挙最終日の斎藤知事 左に折田氏の姿が (c) 現代ビジネス
折田氏も自身のブログでライブ配信していたと、写真までアップしている。折田氏は自身のYouTubeでも
「10月の1日から人生で過去一番忙しい。兵庫県知事選挙が今週日曜日17日にありまして、ちょっとそれにかかわっている。広報全般を任せていただいておりまして、ポスター、ビラを作ったりSNSの運用をやったりYouTube運営をやったり、本当に選挙って広報の総合格闘技」
とSNSなどを請け負っていると語り、ここでも「自白」があるのだ。配信の日付からも兵庫県知事選の真っ最中だとみられる。
斎藤知事は公職選挙法に触れない範囲での支払いを主張しているが、折田氏のブログを見るかぎり、ポスターなど認められているものだけに関与していたとは思えない。SNSの運用や制作、撮影などを手掛けていたとブログ上でも言いきり、現場写真まで残っているからだ。
やはり、これは公職選挙法の買収にあたるのではないか。また折田氏のブログや兵庫県のホームページをチェックすると、「次世代空モビリティひょうご会議」の有識者、「兵庫県地域創生戦略会議設置要綱」の委員、「兵庫県eスポーツ推進検討会」の構成員に名を連ねている。
あの選挙コンサルも苦言
また、折田氏の会社のホームページには《「ひょうごe-県民アプリ」のブログ記事を作成させていただきました!》との記述もあり、兵庫県発注の事業を請け負っている可能性がある。
折田氏はSNSでブログの内容が公職選挙法に違反ではと指摘されると、一部を削除。会社のホームページからも連絡先の電話番号や過去の実績などを非公開にしている。
折田氏のウェブサイトより
元検事で公職選挙法違反事件を手掛けた経験もある、落合洋司弁護士が言う。
「斎藤知事がSNS戦略を依頼し、折田氏が金銭を受け取ったなら、公職選挙法の買収に抵触するのではないか。
折田氏は斎藤知事に当選を得させるために、SNS戦略を監修者、仕事として請け負っていると認めていますから、そこには対価が発生するでしょう。斎藤氏の弁護士もカネを支払ったと言っている。折田氏はブログの内容を変えたり、消したりしているが、事実は消せません。
仮に公職選挙法で求められているポスターだけの仕事をしたんだと折田氏は言うかもしれない。それなら、なぜブログであそこまで書けるのでしょうかね。
また兵庫県の委員などを務め、公的な立場でもあり、それを利用して斎藤知事のSNS戦略をやっていたとなれば、さらに問題は炎上し、広がっていくでしょう」
今年夏の東京都知事選で石丸伸二氏の躍進を手助けした、選挙コンサルタントの藤川晋之助氏もこう証言する。
「公職選挙法からも選挙前までは有償ですが、はじまればボランティアでやる。それが選挙コンサルタントというものです。折田氏のブログからは、選挙期間中もお金をもらって斎藤知事を当選させる目的でSNSをやっていたと読めますね。公職選挙法から見ると、折田氏だけでなく、カネの支払如何では斎藤知事もヤバイと思う」
新たな疑惑が浮上する斎藤知事。前出のX氏は「今度は公職選挙法の疑惑で百条委員会開催となってしまうのではないか。斎藤知事の疑惑は底なし沼のようだ」
斎藤劇場はどこまで続くのか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK296掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK296掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。