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小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/821.html
投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 10 月 30 日 19:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/362652
2024/10/29 日刊ゲンダイ


敗因の分析や総括が出来ていないのに早々に辞任表明…(C)共同通信社


東京20区・木原誠二氏(左、当選)の応援演説をする小泉進次郎選対委員長(C)日刊ゲンダイ


東京20区・木原誠二氏(左、当選)の応援演説で聴衆に手を振る小泉進次郎選対委員長(C)日刊ゲンダイ


進次郎人気は健在(小泉進次郎選対委員長)/(C)日刊ゲンダイ


応援に駆けつけた小泉進次郎選対委員長に携帯カメラを向ける聴衆(C)日刊ゲンダイ


大阪13区・宗清皇一氏(落選)の応援で大阪入りした小泉進次郎選対委員長(C)日刊ゲンダイ


大阪でも大歓声(C)日刊ゲンダイ


大阪13区・宗清皇一氏(右、落選)の応援入りした小泉進次郎選対委員長(C)日刊ゲンダイ


大阪13区・宗清皇一氏(右、落選)の応援演説をする小泉進次郎選対委員長(C)日刊ゲンダイ


2024年衆院選の投開票日。厳しい表情を見せる小泉進次郎選対委員長=自民党本部の開票センター(C)JMPA


2024年衆院選の投開票日。厳しい表情を見せる小泉進次郎選対委員長=自民党本部の開票センター(C)JMPA

 妙にキリッとした顔つきだった。

 自公で過半数割れとなった衆院選から一夜明けた28日、小泉進次郎選挙対策委員長(43)が辞任を表明。党本部の臨時役員会後、口を真一文字に結び「今、石破茂党総裁に会い、結果の責任を受けて辞表を提出し、受理された」と言葉を絞り出した。どこか演技がかった表情で「選挙の結果は選対委員長の責任だ。全て私が責任を取る」と発言。潔い態度に見えなくもないが、どうも思惑がありそうだ。

「敗因の分析や総括ができていないのに辞任とは、タイミングが早すぎです。『全て私が責任を取る』とは聞こえはいいですが、じゃあ、選挙を仕切っていた森山幹事長や、選挙の顔だった石破総理の責任はどうなるのか。進次郎さんは総理や森山さんが責任を取る必要はないと強調しましたが、周囲からは『選対委員長が引責辞任するなら幹事長も総理も責任を取れ』と言われかねない。要するに、大惨敗を喫した石破執行部の役員に居座ってもメリットがないと踏み、サッサと辞めたのでしょう。“泥舟”から逃げたわけです」(自民党関係者)

2000万円問題は「我関せず」


有権者に手を振る笑顔の小泉進次郎選対委員長(C)日刊ゲンダイ

 衆院選で裏金で非公認となった候補側に、党本部から2000万円が支給された問題を巡っても、進次郎氏は石破首相と距離を取っていた。選挙特番で石破首相が「候補者が自分の選挙に使うことは一切ない」と、あくまで政党支部の活動費であることを強調していたのに、進次郎氏は「支部の活動だと理解を得られるのは難しかった」と否定的な発言を展開。さらには「(支給は)選対委員長の決裁案件ではない」と明言し、事実上、責任を“上司”に当たる森山氏と石破首相になすりつけていた。

 そんなに石破政権を離れたいのか。

「進次郎さんは明らかに焦っています。9月の党総裁選では、父・純一郎元首相の『50歳になるまで総裁選に出さない』という制限を無視して出馬。原因は、若手ホープの小林鷹之元経済安保相がいち早く出馬表明したからです。小林さんの陰に隠れてしまってはマズいと、慌てて立候補したわけです。ところが、結果は決選投票にも残れずじまい。『次』を狙うためには、傷を負うわけにはいかない。だから、早々と役職を離れて備えたいのでしょう」(自民党議員)

 気付いたら「石破おろし」の急先鋒になっているかも知れない。

  ◇  ◇  ◇

 小泉氏の素早い「辞任」対応を有権者はどう見ているのか――。関連記事【もっと読む】『自民・小泉進次郎氏は「選対委員長辞任」でさっさとトンズラ…選挙期間中の“食レポ”にも批判が殺到』で取り上げている
 

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コメント
1. 赤かぶ[228857] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:30:49 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2441] 報告

2. 赤かぶ[228858] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:34:58 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2442] 報告

3. 赤かぶ[228859] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:35:48 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2443] 報告

4. 赤かぶ[228860] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:36:46 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2444] 報告

5. 赤かぶ[228861] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:39:31 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2445] 報告

6. 赤かぶ[228862] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:40:36 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2446] 報告

7. 赤かぶ[228863] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:41:31 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2447] 報告

8. 赤かぶ[228864] kNSCqYLU 2024年10月30日 19:59:08 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2448] 報告

【見逃し配信】自民・小泉進次郎氏(43)コメント 選対委員長を辞任 衆院選での与党過半数割れを受け【ノーカット】(2024年10月28日) ANN/テレ朝

2024/10/28 ANNnewsCH

衆院選から一夜明け、 自民党の小泉進次郎氏(43)の記者団へのコメントをノーカットで配信します。

9. 赤かぶ[228865] kNSCqYLU 2024年10月30日 20:03:46 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2449] 報告

10. 赤かぶ[228866] kNSCqYLU 2024年10月30日 20:04:23 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2450] 報告

11. 赤かぶ[228867] kNSCqYLU 2024年10月30日 20:07:56 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2451] 報告

12. 赤かぶ[228868] kNSCqYLU 2024年10月30日 20:10:08 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2452] 報告

13. 赤かぶ[228869] kNSCqYLU 2024年10月30日 20:12:38 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2453] 報告

14. 新共産主義クラブ[-10909] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2024年10月30日 20:49:37 : 4c6ZaxH9aI :TOR UFlPajM1S1BPcjY=[43] 報告
 
 10月27日の総選挙での自民党の敗北の責任は、小泉進次郎選挙対策委員長の辞任だけでは済まずに、自民党が与党を継続する場合には、内閣改造と同時におこなわれる自民党役員人事において、森山裕幹事長も交代を余儀なくさせられるだろう。
 

15. 減らず口減らん坊[306] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年10月30日 22:06:33 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[305] 報告
いっそ、議員辞職すりゃいいのにな
こういう、無能で愚鈍で無責任で自分の力では何も出来ないけど、外面だけは良く保身には長けている奴が団塊やバブルには多い
そういう奴が選んでるのが、こういう政治家だという事だ
類は友を呼ぶ、其のままだな
16. 維新大嫌い[978] iNuQVpHljJmCog 2024年10月30日 23:10:01 : NNTJXN53EE : Um9MTVZkVklhTFE=[339] 報告
>>15
チン痔瘻なんて実社会では何の役にも立たないでしょ。
当人もそれを薄々ながらも自覚してるだろうから、ずっと政界にしがみつくよ、たぶん。
17. 位置[945] iMqSdQ 2024年10月31日 00:17:23 : fGv9zvTsPQ : Zy50MjZZZ1RqTXc=[9] 報告
古女房のクソシテルの母国のフランスに、家族全員で行った方がよいと思う。そして、二度と帰ってくるな。
18. 秘密のアッコちゃん[860] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年10月31日 06:31:48 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[425] 報告
<■299行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
<主張>再審長期化 検察の「不服」は見直しを
社説
2024/10/31 5:00
https://www.sankei.com/article/20241031-RLJN6X2QONLKBODN34JY4VCUBM/
福井市で昭和61年に中3女子生徒が殺害された事件で服役した前川彰司さんの再審を開始するとした名古屋高裁金沢支部の決定に対し、検察は異議申し立てを断念した。
これによって再審の開始が確定し、今後は有罪か無罪かを実際に判断する再審公判が始まる。
申し立てをしない理由を名古屋高検は
「証拠関係を総合的に考慮した結果」
と説明した。
高裁金沢支部決定は、有罪の根拠の目撃証言について
「客観的証拠の裏付けのない危険な供述」
と信用性を否定し、警察と検察の供述誘導を厳しく批判した。
検察は保有する証拠群から、異議を申し立てての反論は困難だと判断したとみられる。
妥当な判断だろう。
ただ、それでも逮捕から37年がかかっているのだ。
静岡県一家殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さんの逮捕から無罪確定までの58年に次ぐ、極めて長い時間が経過している。
再審がここまで長期化するのは法の未整備に加え、検察の再三の不服申し立てが原因だ。
請求審で開始が決定されても、検察は不服を申し立て、決定再考を求めることができる。
過去、大半の再審決定に対し、検察は不服を申し立ててきた。
前川さんの事件でも第1次請求で開始決定が出たが、検察の不服申し立てで約3年が費やされ、結局、決定は取り消された。
再審制度は裁判をやり直すべきか否かを審理する請求手続きの後、実際に有罪か無罪かを判断する公判手続きの
「2階建て」
の構造になっている。
ただ、開始が認められた再審は、公判で全て無罪判決が出されている。
請求審も再審公判も、検討証拠が同じだからだ。
実質的に同じ審理を2度繰り返し、かつそこに検察の不服申し立てが絡むことで、再審は異常なほど長引いている。
請求審で開始決定が出された事件は直ちに再審公判に移行し、検察の不服申し立て内容は公判で審理するのが効率的ではないか。
前川さんの再審公判で、検察は、決定が厳しく批判した供述誘導疑惑について堂々と反証、反論すべきである。
再審を認めるか否かの手続きに検察が無制限に不服を申し立てられる今の制度は見直すべきだ。
検察の証拠開示手続きを法で担保することと並び、再審制度改善の重大論点である。

<主張>福井事件「再審」 これでも法曹は動かぬか
社説
2024/10/25 5:00
https://www.sankei.com/article/20241025-WVBHERV2ZBJBZGRHUZQSLW4DPY/
証拠開示のルールが整っていれば、状況は大きく変わっていたのではないか。
そう思わせる再審開始決定がまた、出された。
福井市で昭和61年に中3女子生徒が自宅で殺害された事件で殺人罪に問われ、懲役7年の判決が確定し、服役した前川彰司さんについて、名古屋高裁金沢支部は再審を開始する決定を出した。
物証がなく、有罪確定判決の根拠は知人らの供述だが、金沢支部は新旧証拠を検討し、供述が信用できないと認定した。
その理由は数々の矛盾と、誘導を強くうかがわせる捜査側の不適切な取り調べだ。
知人らは
「事件当夜、血だらけの前川さんを見た」
と一致して証言していたが、このうち1人が
「事件当夜に見た」
というテレビ番組は、起訴後の捜査で当日放送されていなかったことが判明した。
この誤りを把握しながら明かさず、有罪判決を得た検察官に対し、決定は
「不誠実で罪深い不正」
「到底容認できない」
と厳しく批判した。
この知人は控訴審証言後に、取り調べ警察官から結婚祝いをもらっていた。
決定は
「捜査段階の供述調書通りに証言した謝礼の意味合いがあったと見なされても仕方ない」
と断じた。
更に決定は、検察の開示資料などから他の知人証言を
「警察官の誘導や示唆に迎合した疑いがある」
と認定し、
「警察は捜査の行き詰まりもあって、唯一の情報源だった知人の証言に頼り、他の関係者にこの証言を示唆して誘導し、なりふりかまわず証言を得ようとしていた疑いが濃厚」
とまで言及した。
相当に踏み込んだ指摘である。
決定に一貫するのは捜査への厳しい批判だ。
検察は異議申し立てでなく、再審公判で堂々とこたえるべきではないか。
再審決定を導いた新証拠は第2次請求審で検察が開示した捜査報告メモなど287点に埋もれていた。
裁判長から強く命じられ、開示された。
最初の再審請求から20年後だ。
これがなければ再審の門は開かず、もっと早く開示されていれば状況は変わっていただろう。
確定判決にも影響した可能性もある。
確定判決や第1次再審請求の開始決定取り消しの検証も必要だ。
再審における証拠開示ルールがないことが、日本の刑事司法の信用を貶めている。
それでも法曹はまだ動かないのか。

初開示の証拠287点、突き崩した「有罪」 中3女子殺害再審開始決定、不当な捜査や立証浮き彫りに
2024/10/24 6:30
https://www.sankei.com/article/20241024-FHYWLQ663FOYLFW35HN73JWBY4/
確定審の
「有罪」
を突き崩したのは、初めて開示された287点の膨大な新証拠だった。
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で、前川彰司さん(59)の再審開始を認めた2024年10月23日の名古屋高裁金沢支部決定。
裁判所側は検察側に強い姿勢で開示させた捜査報告書などをつぶさに検証し、供述誘導を含む不当な捜査・立証を浮き彫りにした。
証拠開示の制度化を求める声も今後一層高まりそうだ。
確定判決が有罪の根拠としたのは、主に知人3人の証言だった。
事件の約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中に
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんから助けを求められた」
と言い始めた元暴力団組員、更に現場付近に前川さんを車で送迎したとされる男性A、元組員の指示でその車を迎えに行ったとされる男性Bだ。
「テレビ番組を見ている時に呼び出された」
男性Bは事件との接点をこう説明した。
公判中に証言は変遷したが、検察側はBが説明した番組のシーンが事件当日に放送されていたことを根拠に信用性を主張。
確定判決もそれを追認した。
ところが、開示された当時の捜査資料で、公判中に警察が検察の指示でテレビ局に照会した結果、そのシーンが別の日の放送だったと把握していたことが判明した。
検察側は事実に反する主張を続けたことになり、山田耕司裁判長は
「不誠実で罪深い不正の所為」
と指弾。
更に、第2次再審請求審で改めて行われたBへの尋問などに基づき、Bが最終的に前川さんの関与を証言後、取り調べ担当の警察官から
「結婚祝い」
として祝儀袋に入った現金を受け取ったことも認定した。
車で送迎したとの男性Aの証言を巡っても、裏付け証言となった
「現場付近で特徴的な車の尾灯を見た」
という別の目撃者が、当初は
「(車を)見た記憶がない」
と話していたことが新証拠で判明するなどした。
山田裁判長はAとBの証言に疑義が生じたことを踏まえ、元組員の証言の信用性やAやBらの供述過程を検討。
元組員は自身の刑の軽減や保釈を狙い、供述を取引材料に留置場へのすしの差し入れや刑務所への移監中止といった
「不当な利益供与」
を得ていたとした上で、警察側が虚偽供述の意欲が強い元組員をBらの取り調べに同席させるなどしたと指摘した。
犯人の摘発に執着する警察官らが捜査に行き詰まり、元組員の供述にすがりついた−。
山田裁判長は警察がこうした姿勢でAやBを誘導し、2人が迎合して虚偽の供述をしたという
「具体的かつ合理的な可能性がある」
と指摘。
他の知人らも含めて証言は信用できず、前川さんが
「犯人であると認めることはできない」
と結論づけた。
■証拠開示、再審可否を左右
38年前に発生した事件にもかかわらず、今回の再審請求審で初めて開示された捜査資料などは287点に上った。
その中に含まれた前川彰司さんに有利な証拠が再審開始決定の決め手となった。
「開示命令に踏み切る用意がある」。
開示を拒否する姿勢だった検察側に対し、山田耕司裁判長は昨年2023年5月、検察側と弁護側との3者協議の場でこのように述べ、事態は大きく動き出した。
弁護団長の吉村悟弁護士(福井弁護士会)は決定後の会見で
「弁護団は説得力のある新証拠を出したつもりだが、再現実験結果などはあくまで間接証拠」
「今回は端的に捜査機関の証拠で決まった」
と述べた。
同様の事態は、他の再審請求事件でも起きている。
袴田巌さん(88)の再審無罪が確定した事件でも、犯行着衣とされた
「5点の衣類」
のカラー写真などが第2次再審請求審中の平成22年に初めて開示。
再審開始に向けて動き出した。
証拠開示は再審請求の結果を左右するとも言えるが、刑事訴訟法には再審に関する手続きを具体的に定めた規定がなく、開示の実現は裁判所と検察の考えに委ねられているのが現状だ。
同じ事件であっても裁判官によって対応は異なり、
「再審格差が生じている」
との批判も根強い。
こうした事態を受け、再審規定(再審法)の整備を求める声は国会でも高まっている。
今年2024年3月には超党派の
「冤罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」
が発足。
法務省主導で法改正が進まない場合には、議員立法に踏み切ることも視野に入れており、今後議論が本格化する見通しだ。
■公平性確保へ再審法整備を
元裁判官で法政大法科大学院の水野智幸教授(刑事法)
具体的な根拠を挙げて関係者証言の信用性を否定しており、説得的で手堅い決定だ。
きめ細かい判断ができたのは、開示証拠によって、捜査側がどの時点で、どういう情報を知っていたか、といった点が明らかになったことが要因で、証拠開示が非常に重要だった。
今回の再審請求審で、裁判官の訴訟指揮により検察側が証拠を開示したことは評価できる。
ただ、こうした対応は他の再審請求事件でも一律に行われているわけではない。
どの裁判所でも公平に証拠開示がなされるよう直ちに法制化し、再審法を整備すべきだ。
(再審無罪となった)袴田巌さんの事件で証拠の捏造が指摘されたのに続き、有罪にしなければというプレッシャーが捜査機関にかかった時には、不当な捜査や立証が行われ得ることが今回、分かった。
昭和の末期に起きた事件で明らかになったことは、率直にショックでもある。
証拠開示が決め手となる再審開始決定は相次いでおり、開示を認めない理由は最早ない。
今回の決定は刑事司法制度を見直す動きの後押しになるだろう。

裁判所「不誠実で罪深い不正の所為」と検察を痛烈批判 中3女子殺害の再審開始決定
2024/10/23 13:20
https://www.sankei.com/article/20241023-GOYAA22CPFP6PIURSUJNJHWSU4/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、再審開始を認めた2024年10月23日の名古屋高裁金沢支部決定。
決定理由で山田耕司裁判長は、検察側の裁判への姿勢を
「不誠実で罪深い不正の所為」
と厳しく批判した。
事件で直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
一方、山田裁判長は、こうした知人証言について
「捜査に行き詰まった捜査機関が、誘導などの不当な働き掛けを行って形成された疑いが払拭できない」
と信用性を否定した。
知人のうち1人は通常審で、事件当日について
「テレビ番組を見ている時に(別の知人から)呼び出され、血の付いた前川さんを見た」
と証言。
ただ、公判中も証言を大きく変遷させるなど、証言の正確性が焦点となっていた。
決定によると、通常審で証拠採用された警察の捜査報告書では、この知人が
「見た」
とするテレビ番組のシーンが、実際に事件当日に放送されていたという趣旨の記載があった。
一方、今回の再審請求審で開示された新証拠により、捜査当局が当時テレビ局に照会した結果、実際はそうしたシーンは放送されていなかったことが判明した。
しかし、検察側は通常審の審理中にこの事実を把握したのに、捜査報告書の誤りを明らかにせず、番組の内容が実際に放送されたことを前提に裁判を進めていた。
山田裁判長はこうした検察側の立証姿勢を
「検察官としてあるまじき、不誠実で罪深い不正の所為と言わざるを得ず、到底容認することはできない」
と指弾した。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に殺害された。
約7カ月後、前川さんの知人で、当時暴力団組員の男性が
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、関与を疑われた。
福井地裁は平成2年、知人らの証言を
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は7年、一転して信用性を認定。
前川さんを犯人とした上で、シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

再審開始決定「浮かれるわけにはいかない」 21歳で逮捕、司法判断が二転三転
2024/10/23 10:54
https://www.sankei.com/article/20241023-4GD62I6YHZO5PAORVYQ73JJMNA/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、名古屋高裁金沢支部は23日、再審開始決定を出した。
21歳で逮捕されてから37年超。
一貫して無実を訴えてきた前川さんは決定を受け、
「ほっとしているが、浮かれるわけにはいかない」
と語った。
事件で前川さんが犯人だと示す直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
「犯行を打ち明けられた」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
決定理由で、山田裁判長は、この知人証言について
「捜査に行き詰まった捜査機関が、誘導などの不当な働きがけを行って形成された疑いが払拭できない」
と信用性を否定した。
知人証言の信用性を巡ってはこれまでも司法判断が二転三転してきた。
通常審の1審福井地裁で無罪判決、第1次再審請求審の高裁金沢支部で再審開始決定が出たが、いずれもその後に覆っている。
今回の再審請求審では知人の1人が有罪の根拠となった証言を翻し、
「事件の日に前川さんを見ていない」
と証言。
この内容は初期の供述調書とも同じで、
「福井県警の捜査員に自身の覚醒剤事件を見逃してもらう見返りに記憶と異なる証言をした」
と説明した。
また弁護側は、他の知人らの証言と食い違う再現実験結果や、証言の一部が事実と異なることを示す、新たに開示された複数の捜査資料なども
「新証拠」
として提出。
改めて各証言が
「信用できない」
と訴えていた。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に、顔や首を多数回刺されるなどして殺害された。
約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中で前川さんとは知人だった当時暴力団組員の男性が、
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、県警が昭和62年3月、21歳だった前川さんを逮捕した。
福井地裁は平成2年9月、知人らの証言が重要部分で変遷し
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は7年2月、一転して
「証言は大筋で一貫している」
と認定。
シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

「捜査機関の不当な働きかけ」言及、福井中3殺害事件で再審開始決定 証言の信用性否定
2024/10/23 10:33
https://www.sankei.com/article/20241023-QTCJQBZVKBLARMXQV2JYTDDFLQ/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年の判決が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、名古屋高裁金沢支部(山田耕司裁判長)は2024年10月23日、再審開始を決定した。
前川さんは一貫して否認。
前川さんが犯人だと示す直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
「犯行を打ち明けられた」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
決定理由で、山田裁判長は、この知人証言について
「捜査に行き詰まった捜査機関が、誘導などの不当な働き掛けを行って形成された疑いが払拭できない」
と信用性を否定した。
ただ、これらの証言の信用性を巡っては司法判断が揺れ動いた。
通常審の1審福井地裁で無罪判決、第1次再審請求審の高裁金沢支部で再審開始決定が出たが、いずれもその後に覆っている。
今回の再審請求審では知人の1人が有罪の根拠となった証言を翻し、
「事件の日に前川さんを見ていない」
と証言。
この内容は初期の供述調書とも同じで、
「福井県警の捜査員に自身の覚醒剤事件を見逃してもらう見返りに記憶と異なる証言をした」
と説明した。
また弁護側は、他の知人らの証言と食い違う再現実験結果や、証言の一部が事実と異なることを示す、新たに開示された複数の捜査資料なども
「新証拠」
として提出。
改めて各証言が
「信用できない」
と訴えていた。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に、顔や首を多数回刺されるなどして殺害された。
約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中で前川さんとは知人だった当時暴力団組員の男性が、
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、県警が昭和62年3月、21歳だった前川さんを逮捕した。
福井地裁は平成2年9月、知人らの証言が重要部分で変遷し
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は平成7年2月、一転して
「証言は大筋で一貫している」
と認定。
シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。

38年前の中3女子殺害事件、再審開始を決定 21歳で逮捕の男性無実訴え
2024/10/23 10:09
https://www.sankei.com/article/20241023-IH5GJ7IIOZI75FFEVWGNXQX4CQ/
福井市で昭和61年、中学3年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で懲役7年の判決が確定し、服役した前川彰司さん(59)が裁判のやり直しを求めた第2次再審請求審で、名古屋高裁金沢支部(山田耕司裁判長)は2024年10月23日、再審開始を決定をした。
前川さんは一貫して否認。
前川さんが犯人だと示す直接的な物証はなく、
「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」
「犯行を打ち明けられた」
といった複数の知人の証言が有罪の根拠とされた。
ただ、これらの証言の信用性を巡っては司法判断が揺れ動いた。
通常審の1審福井地裁で無罪判決、第1次再審請求審の高裁金沢支部で再審開始決定が出たが、いずれもその後に覆っている。
今回の再審請求審では知人の1人が有罪の根拠となった証言を翻し、
「事件の日に前川さんを見ていない」
と証言。
この内容は初期の供述調書とも同じで、
「福井県警の捜査員に自身の覚醒剤事件を見逃してもらう見返りに記憶と異なる証言をした」
と説明した。
また弁護側は、他の知人らの証言と食い違う再現実験結果や、証言の一部が事実と異なることを示す、新たに開示された複数の捜査資料なども
「新証拠」
として提出。
改めて各証言が
「信用できない」
と訴えていた。
確定判決によると、女子生徒は昭和61年3月19日夜、福井市の市営団地で1人で留守番をしていた際に、顔や首を多数回刺されるなどして殺害された。
約7カ月後、覚醒剤事件などで逮捕、勾留中で前川さんとは知人だった当時暴力団組員の男性が、
「事件直後の前川さんを見た」
などと証言したことをきっかけに、県警が昭和62年3月、21歳だった前川さんを逮捕した。
福井地裁は平成2年9月、知人らの証言が重要部分で変遷し
「信用できない」
として無罪を宣告したが、名古屋高裁金沢支部は平成7年2月、一転して
「証言は大筋で一貫している」
と認定。
シンナー乱用による心神耗弱状態だったとして懲役7年を言い渡し、その後確定した。
前川さんは平成15年3月に満期出所した。


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