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※2024年10月2日 日刊ゲンダイ2面
発足前からこれだけケチが付くのも珍しい 石破さんには悪いがこの内閣は長く持たない予感【後編】
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/361348/2
2024/10/02 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
身体検査の時間なし…初入閣大臣の不安
赤沢大臣を含め、初入閣は13人(C)共同通信社
ドタバタ人事のツケをすぐに払わされることになりそうだ。
石破新内閣では総裁選で石破支援に回った人物や、後ろ盾の菅元首相に近い議員ばかり。論功行賞人事でロクに“身体検査”できていないため、不祥事やトラブルなどの問題を抱えた議員が紛れ込んでいてもおかしくない。特に危ういのは、初入閣の13人である。
石破最側近の赤沢経済再生相は、過去の文春オンラインで〈赤澤亮正が買った疑惑の香港カジノ株「政治資金規正法と資産公開法違反疑惑も…」〉などと報じられていた。超党派のカジノ議連のメンバーだった赤沢が、長崎県のIR(カジノを含む統合型リゾート)事業で、運営者として有力視されていた香港の関連事業者株を保有し、行政の公平性、透明性に疑義が投げかけられていた問題だ。
小里農相は、愛人契約を結んでいた女子大生から手切れ金を請求された過去を週刊新潮にすっぱ抜かれているし、牧原法相は、厚労省による裁量労働制に関するデータ不正が発覚した際、野党の省庁ヒアリングを「公開リンチのよう」と発言。撤回に追い込まれた。
武藤経産相の政党支部は過去、キャバクラに政治資金を拠出。“菅印”の坂井国家公安委員長は、コロナ禍にもかかわらず官邸で昼食パーティーを開いて大炎上していた。
さらに、本紙の取材で初入閣した閣僚の中には「政治とカネ」の問題があることも分かっており、今後、閣僚の疑惑が続出すれば内閣支持率の急落は必至。石破は一気に追い詰められるだろう。政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう言う。
「身体検査する時間的余裕がなく、初入閣が13人もいるわけですから、不祥事が出てくることは十分に考えられます。既に、問題閣僚の名前が取りざたされているほどです。逆に言えば、そうした懸念があるからこそ石破首相は早期解散に踏み切ったのでしょう。ボロが出る前に選挙をやってしまえというわけです」
選挙中にはじけたら大ダメージだろう。
安倍派の天敵、村上誠一郎起用の吉凶
村上誠一郎総務相(C)日刊ゲンダイ
「あの人事だけは絶対に許せない」──。
旧安倍派の議員から、こんな怨嗟の声が上がっているのが、安倍元首相を「国賊」と評した村上の総務相への起用だ。
村上は2年前の「安倍国葬」に反対し、欠席を表明。その理由として「財政、金融、外交をボロボロにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」とボロクソ。1年間の党役職停止処分に処された。まさに旧安倍派議員にとっては天敵とも言える存在に違いない。
その村上はきのうの会見で「国賊」発言を問われると、「すぐに遺族に謝罪し、役職停止になった」と説明。安倍批判を繰り返してきたことについては「感情で発言したのではなく、ずっと正論を言い続けたつもりだ」と言い、その上で、「人間社会だから、これからは融和的にやっていきたい」とも語っていた。
旧安倍派議員が怒りを募らせる中、村上の起用は石破にとって吉と出るのか凶と出るのか。
「これまで安倍政権を表立って批判してきたのが石破首相と村上氏で、2人は同志と言える間柄です。石破首相は志を同じくする村上氏を起用したというだけの話でしょう。安倍派の反発は当然ですが、選挙が近いため党を割るような行動には出られないはず。それに、安倍派に批判的な村上氏の起用は、裏金事件との決別を印象付け、国民は歓迎ではないか。党内的にはマイナスがありますが、選挙ではプラスに働くと思います」(伊藤惇夫氏=前出)
解散したとはいえ、これまで党内を我が物顔で牛耳ってきた旧安倍派。このまま引き下がるとは思えない。
目玉は三原じゅん子…能力と評判、そして過去
不安だらけ(C)日刊ゲンダイ
金八世代には「顔はヤバいよ。ボディーやんな、ボディーを」の名ぜりふでおなじみの三原じゅん子参院議員が念願の初入閣を果たした。自民党総裁選の決選投票で石破支持に回った菅元首相枠でこども政策相に就任。ごついイヤーカフを愛用しているあたり、ヤンキー気質の健在をうかがわせる。
「野党時代の自民党に声をかけられ、2010年の参院選に全国比例で初当選。16年選挙は菅氏のお膝元であり、公認候補2人擁立の対象となった神奈川選挙区に引っ張られてトップ当選した。菅シンパのひとりで、菅政権での初入閣を本人も期待していましたが、さすがに荷が重い。国会答弁を不安視され、厚労副大臣におさまった」(与党関係者)
3年越しの目玉となったわけだが、能力といい、思想信条といい、疑問符が付く。
世間をア然とさせたのが、15年3月の参院予算委員会だ。質問に立つと、「八紘一宇の理念の下に、税の仕組みを運用していくことを安倍総理こそが世界に提案すべきだ」と発言。侵略戦争の正当化に使われたスローガンを唐突に持ち出し、「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」とまで言ってのけ、ネトウヨ思考の持ち主であることを可視化させた。19年6月に安倍首相に対する問責決議案が提出されると、反対討論で「愚か者の所業」「恥を知りなさい!」などと、芝居がかった演説で大騒ぎ。また物議を醸した。
子宮頚がんに罹患した経験から、選挙では「若い人が、がんになったとしても、出産できる世の中にしたい」などと女性に寄り添う姿勢をアピールしているが、不安だらけだ。敬愛してきた安倍の天敵にどのツラ下げて仕えるのか。公私混同で後ろ指をさされてもいる。
「交際相手を次々に秘書に取り立てる癖は県連でも顰蹙を買っています。元カレのミュージシャンを公設秘書や私設秘書にして猛批判されても懲りず、16年に再々婚した24歳年下の中根雄也氏にしても元選挙スタッフ。付き合い始めてから公設秘書に引き上げ、それがバレて結婚を決めてから私設秘書にスライドさせた」(県連関係者)
目玉がアキレス腱になる日は遠くなさそうだ。
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