http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/551.html
Tweet |
次の自民党総裁・首相への手紙 西村カリン ニッポン見聞考
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360799
2024/09/19 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
正当性のない会見への参加ルールを廃止してください(C)J MPA
自民党の総裁選候補者の9人の皆さま。突然ですが、海外大手メディアの特派員として、次の自民党総裁及び首相にお願いがありまして、手紙を出すことにしました。
結論から言えば、海外マスコミを無視するのをやめてくれませんか。
具体的に申し上げます。
@首相記者会見への参加ルールを変えて下さい。
コロナ感染症の3密を避ける理由で始まった記者の人数制限を廃止して下さい。老人ホームと病院を除いて、感染対策の人数制限は首相官邸の記者会見場だけです。制限を続けるなら、本当の理由を教えて下さい。
また、人数制限に伴う抽選を廃止して下さい。申し込んでいる海外メディアの人数はそれほど多くないので、全員参加が可能です。番記者からの質問の事前通告、質問者のリストと順番を事前に決めるのをやめて下さい。
A官房長官の記者会見の参加制限を緩和して下さい。
現在、海外メディア記者が参加できるのは、週1回金曜日の午後の会見だけです。週1回なら、「いつでもよい」にしていただけませんか。また、官房長官の代わりに官房副長官の会見になると、番記者とは異なり海外メディアは参加できません。その正当性のないルールを廃止して下さい。長官も副長官も政府のスポークスマンとして記者の質問に答えます。いずれにしても、官僚らが用意したメモに基づいた回答なので、長官であっても副長官でも同じです。
B海外メディア記者も自民党幹事長の定例記者会見に参加できるようにして下さい。
以上、とてもストレートな手紙で恐縮ですが、海外メディア記者が記者会見の場で政府に質問できる機会がいかに少なすぎるかを理解していただければ幸いです。ある程度、ルールが必要なのは当然ですが、根拠と説得力のある説明が全くないルールなら不公平です。内政や国内メディアを優先するのは仕方がありませんが、世界において日本の役割を強化したい国の首相として、海外メディアを無視するのは本末転倒です。
どうぞよろしくお願いします。
西村カリン ジャーナリスト
仏の公共ラジオ「ラジオ・フランス」とリベラシオン紙の特派員。1970年、仏で生まれ、2004年末から20年までAFP通信東京支局特派員。近著に「Japon,la face cachée de la perfection(日本、完璧さの隠れた裏側)」、初の小説「L'affaire Midori(みどり事件)」。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK295掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK295掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。