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https://www.asahi.com/articles/ASS5R3V25S5RUTFK00FM.html?iref=pc_politics_top
「皇位継承」問題、・・・「意見の隔たり大きく」
記事によれば、
立憲民主党の野田佳彦・元首相は協議後に「進行そのものへの疑義が出て、中身を詰めるには至らなかった」と語った。
議論すべき課題は「安定的な皇位継承」とのことなのだが、いつのまにやら「皇族数の確保」に課題がすり替わってしまっている。
恐らく、「男系男子」に拘り、最初から「女性天皇」案を排除し、「皇族数の確保」が課題であるかのごとくに議事を進めようとすることへの反発があったのだろう。
疑義が出て、当然と言えば当然だ。
誰が考えても、「皇族数の確保」の2案が、「安定的な皇位継承」の対策にはならないのは自明だ。
どさくさに紛れて、いずれ皇族たらんと画策する輩が暗躍しているのではないか。
「安定的な皇位継承」という課題解決には何の役にも立たない「皇族数の確保」の2案には、そんな「うさん臭さ」が付きまとう。
以下に記事途中までを転載する。
安定的な皇位継承に向けた衆参両院議長と各党代表者らの2回目の協議が23日、衆院議長公邸で開かれた。週1回ペースで協議を進める予定だったが、全会派出席の協議では論点が定まらず、衆参両院議長が個別に意見を聞くことになった。主張の隔たりが大きく、今国会会期末までのとりまとめは困難な状況だ。
6月23日の会期末までに「立法府の総意」のとりまとめをめざすとしていた額賀福志郎・衆院議長は、2回目協議後の記者会見で「タイトな日程の中で各党各会派と十分に意見交換し、その中で立法府の考え方を整理していく」と方針転換を表明。全体会議は当面中断するとした。
今回の協議では、政府の有識者会議が2021年の報告書で示した@女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持するA旧宮家の男系男子が養子として皇族に復帰する――の2案のうち、@案について議論する予定だった。だが、前回協議で主張の隔たりが大きく、具体論には入れなかった。立憲民主党の野田佳彦・元首相は協議後に「進行そのものへの疑義が出て、中身を詰めるには至らなかった」と語った。
・・・
以降の記事は有料のため、私には読むこと叶わず。
同じニュース案件でも、報道機関によって伝え方に大きな差が出てくるものだと、別な意味での興味を惹かれる。
同件で、産経新聞も報じている。
『全体会議の定例化を変更、各党派個別聴取に 「今国会で意見集約」は堅持 皇室巡る与野党協議』
(https://www.sankei.com/article/20240523-QFGZDZUTWVMH7B52SRF37QGMKU/)
以下に記事の全文を転載する。
衆参両院は23日、各党派代表者を衆院議長公邸に集め、皇室の課題に関する2回目の全体会議を開いた。週に一度のペースで議論を続ける予定だったが、多忙を極める会期末に向けてスケジュール調整が困難との指摘があり、当面は衆参両院の正副議長が個別に各党派の意見を聴取し、必要に応じて全体会議を開くことになった。
23日の会合には額賀福志郎衆院議長ら衆参正副4議長、自民党の麻生太郎副総裁、立憲民主党の野田佳彦元首相ら衆参各党派の代表者が出席。政府の有識者会議が報告書で示した、@女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持できる案A養子縁組による旧皇族の男系男子の復帰案−などについて、それぞれ見解を述べた。
自民からは「皇族数確保の必要性は多くの会派間で考え方に隔たりがない。早急に結論を得るべきだ」との意見表明があった。
額賀氏は終了後の記者会見で、各党派への個別聴取に切り替えたことについて「会期末で日程がタイトになっている。(両院正副議長が)しっかりと丁寧に各党派から意見を聞いて調整を図っていく」と説明した。
その上で、すでに明らかにしている「今国会中の意見集約」との目標は堅持していると強調。「『可能な限り今国会中に総意をまとめることができることを目標に意を注ぎたい』という話をしているので、それは変わらない」と述べた。
一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は終了後、全体会議の定例開催が覆ったことに懸念を表明。記者団に「議長には改めてリーダーシップを発揮していただき、具体的なスケジュールと取りまとめに向けた戦略をきちんと示していただきたい」と要請した。
産経新聞の記事はここまで。
産経新聞を読んだ人は、「全体会議の定例化を変更」したのは、国会多忙中の為であり、問題は「今国会中の意見集約」というスケジュールを守れるか・・・程度の認識で終わりそうだ。
しかも、ご丁寧に
自民の「皇族数確保の必要性は多くの会派間で考え方に隔たりがない。・・・」
との発言はしっかりと読者に印象付ける。
ここに二つの新聞社の同一案件に対しての記事がある。
何れの社も、国民に知らしめようとして報じているのだろうが、ここまで印象が違ってしまっては、どちらかの報道は真実から目を逸らし、問題に対する批評も無く、単なる政府「広報」に堕してしまっていると断じざるを得ない。
課題は、「今国会での意見集約」ではなく、「皇族数の確保」でもなく、「安定的な皇位継承」であり、この課題を解決しない限り、象徴天皇制の「持続可能性」には疑問符を突き付けられているという認識に立つ必要があろう。
日本国憲法では、皇位は「世襲」とあるのみ。
日本国憲法の「平等の原則」と対立する「世襲制」に反対の意見を持つ国民も少なからずいる。
この機会をとらえて、そういう意見を持つ国民にも納得のいく「天皇制」の存続の在り方を議論してほしいところだ。
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