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政権交代ムードに水を差す野党競合36選挙区 このままでは自民裏金議員を“救済”することに
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/339836
2024/05/07 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
必要な姿勢は「小異を捨てて大同につく」だ(左から、立憲民主の泉健太代表と「日本維新の会」馬場伸幸共同代表)/(C)日刊ゲンダイ
「6月解散」に固執する岸田首相には朗報か。JNN(TBS系列)が4〜5日に実施した世論調査の結果、岸田内閣の支持率は29.8%と前回調査から7ポイント上昇。支持率の回復は実に7カ月ぶりだ。調査直前に出発し、フランス、ブラジル、パラグアイを外遊した3泊6日の「地球の裏側弾丸ツアー」が少しは奏功したとみられる。
しかし、自民党議員たちは支持率上昇に困惑気味だ。「そんなはずはない」「困る。解散したらどうすんの」と歓迎ムードにはほど遠いという。実際、同じ調査で次の衆院選について尋ねると、「自公政権の継続」は前回から2ポイント増の34%。対する「立憲民主党などによる政権交代」は6ポイント増えて48%と大きく上回った。政党支持率も自民と立憲の差は前回から5ポイント以上縮まり、裏金事件に端を発した有権者の怒りは相変わらず。衆院3補選に全敗した自民への逆風は決して収まっていない。
野党にすれば早期解散は自民を一気に追い込む絶好のチャンスだが、政権交代ムードに水を差しかねないのは、候補者の競合だ。次期衆院選に向けた小選挙区(定数289)の擁立状況を見ると、立憲と共産党が競合するのは約80選挙区、立憲と日本維新の会の競合は約100選挙区に上る。衆院50人の裏金議員(元職含む)の選挙区に絞っても、国民民主党やれいわ新選組を含めた野党同士が競合する選挙区は36もある(別表)。
立憲叩きの維新は候補者調整に後ろ向き
野党が競合すればするほど「裏金議員」の救済になる(C)日刊ゲンダイ
特に野党第1党の立憲と第2党の維新が競合する選挙区は北関東、東京、北陸信越に集中。全国政党化を目指す維新の「脱関西」路線に伴うもので、自民を離党した安倍派座長の塩谷立元文科相の静岡8区でも、立憲と維新がぶつかり合う。
「前回選挙で野党は立憲の源馬謙太郎氏に候補を一本化し、塩谷氏を2万票以上の差で退けた。無所属出馬だと比例復活の道も絶たれる。次回も野党が一本化すれば、塩谷氏は“ただの人”に一直線。有権者の怒りを象徴する選挙区になり得ます」(地元関係者)
ところが、先の衆院3補選で共産は各選挙区で立憲の「支援」に回ったのに、維新は立憲との候補者調整に後ろ向き。維新の馬場代表は「立憲民主党を叩き潰す」「あの方々が野党第1党でやっておられても日本は良くならない」などと立憲攻撃を繰り返している。
「今の野党に必要な姿勢は『小異を捨てて大同につく』で、それこそが政権交代の近道。野党同士が足を引っ張り合う現状など、多くの有権者は望んでいません。維新には与党過半数割れ後、政局のキャスチングボートを握り、あわよくば自民と連立を図る下心が透けて見えます。野党が互いに歩み寄らないのは有権者への裏切り行為、裏金議員を救済するようなものです」(政治評論家・本澤二郎氏)
野党には、大人の対応が求められる。
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