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ハマスやヒズボラが健在だと明らかになる中、イスラエルは戦闘再開を目論む
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202502240000/
2025.02.24 櫻井ジャーナル
ハマスが停戦合意を守る中、テル・アビブ郊外で人が乗っていないバス3台が爆破され、近くのホロン市ではバスに置かれたバッグの中から爆破装置が発見されたと報道されている。バッグにはアラビア語で「攻撃」と「トゥル・カルム」と書かれていたという。
トゥル・カルム旅団はその日、「占拠者がわれわれの土地に居座る限り、殉教者への復讐は忘れられない」という声明を発表した。戦闘を再開、ガザから出ていかないパレスチナ人を虐殺したいベンヤミン・ネタニヤフ政権として好都合。爆破事件でパスポートなど「犯人」を示唆するようなものが発見されるが、今回も似ている。
しかし、治安機関のシンベトはバス爆破事件に関与した疑いでイスラエル人2人を21日に逮捕した。裁判所が箝口令を敷いているので詳細は不明だが、パレスチナ人によるテロ攻撃というストーリーは揺らいでいる。戦闘を再開したいネタニヤフ政権による偽旗作戦の疑いが出てきたということだ。
ジョー・バイデン政権はイギリス政府やドイツ政府と連携、ガザを破壊し、住民を虐殺するイスラエルを支援、ドナルド・トランプは大統領に就任して早々、200万人と言われるガザの住民をヨルダンやエジプトへ移住させると宣言していたが、ヨルダンやエジプトがその計画に賛成する可能性は小さい。そうしたことをトランプもわかっているはずで、実現不可能な好戦的計画を宣伝したと推測する人もいる。
トランプ大統領が戦闘再開に消極的であるなら、ネタニヤフ首相が偽旗作戦を仕掛けても不思議ではない。そうした状況の中、シンベトが容疑者としてイスラエル人を逮捕したことに注目する人もいる。イスラエル政府ないにネタニヤフ首相の好戦的な政策に賛成していないグループが存在、それなりの力を維持しているのではないかということだ。
しかし、戦闘が再開されてもイスラエルの状況が良くなるとは言えない。ガザは廃墟と化しているが、住民は逃げ出さず、ハマスは健在。しかも23日にはヒズボラの指導者だったハサン・ナスララがベイルートで埋葬されたが、その葬列に数百万人が参加、ヒズボラが健在であることを世界に示した。イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)も変わりがなく、シリアは安定化する見通しが立っていない。
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