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在米イスラエルロビーの影響力と西アジアでの文明・宗教戦争
7月 25, 2024 14:36 Asia/Tokyo
在米イスラエルロビーの影響力と西アジアでの文明・宗教戦争
シオニスト政権イスラエルはこれまで数十年もの間、パレスチナ人を抑圧し、容赦なく殺害し、入植地を建設し続け、彼らの権利を無視し、医療支援の提供さえも阻止することで、パレスチナ人の土地に対する支配を拡大し、彼らの領土の簒奪を行ってきました。これらの政策は、アメリカ政府と在米シオニストロビーの支援によって可能となったものです。
【ParsToday西アジア】アメリカの外交政策の決定に対するシオニストのロビー活動の直接・間接的な影響は、今や否定できないものです。これらのロビーは、水面下の秘密結社あるいは陰謀による影響集団、さらには明確な指導力を持つ組織などではありませんが、イスラエル・ロビーは、米国の外交政策をイスラエルに有利になるように積極的に動かそうとする多数の個人や組織で構成されています。この記事では、この問題のいくつかの側面にスポットを当てていきます。
2大ロビー
多くのシオニスト・ロビーの中で最も重要なものはAIPAC・アメリカ・イスラエル公共問題委員会とJストリートです。AIPACは選挙候補者を味方に引きつけ、大統領やイスラエル寄りの人々を任命するために多額の資金を費やしており、こうした費用はAIPACにとって何倍もの利益をもたらしています。カタール国営衛星通信アルジャジーラによれば、イスラエルロビーがアメリカの選挙に影響を与えるために1ドル支出するごとに、シオニスト政権はアメリカから入植地の建設と軍事援助として50ドルを受け取っているということです。
イスラエル政権と提携しているもう一つの有名なロビー団体・Jストリートも民主主義的価値観を強調しており、アメリカの政治家らにむけてイスラエルがアパルトヘイト体制ではないと訴えています。この団体の第一原則は、イスラエル政府とシオニストへの断固とした支持です。また、「批判的」で「修正主義的」な主張をすることで、米国の民主主義団体や人権活動家の信頼を得ようと努めてきました。
アメリカの選挙とガザ戦争
最近のガザ戦争で少なくとも3万9000人のパレスチナ人が殉教、9万人以上が負傷しているさなか、米国の選挙戦は日に日に白熱化しています。アメリカ国民が経済不況、環境問題、社会問題など多くの国内問題に苦しんでいる一方で、同国の各党は常に一致してイスラエルを支持しており、しかも今年の大統領選挙では2大政党である共和党と民主党の間でイスラエル・パレスチナをめぐる問題も注目を集めています。
もちろん、これはイスラエルの大きな影響力の一部でしかなく、イスラエルは冷戦中から現在に至るまで、アメリカの外交政策において自らが戦略的役割を果たしていると信じてやまず、アメリカの政治、経済、軍事、技術の支援と資金提供の場となっていました。
文明戦争と終末戦争
有名な引用によると、アメリカの政治家にとってイスラエルは西側文明の最東端であり、米の戦略的利益を守り、東地中海の国境を越えた「アジア人」の進出阻止という任務を担っています。そのような観点からすると、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムはイスラム、ヒンズー教、儒教の文明に対抗する西洋の要塞であり、その存続は何としてでも保証されなければなりません。おそらくこの理由から、バイデン米大統領はイスラエルのヘルツォグ大統領との会談で、「もしイスラエルが存在しなければ我々がイスラエルを創設していただろう」と断言したと思われます。
政治専門家によれば、アメリカにとってイスラエルの重要性は経済・政治的安定だけではなく、信念、宗教、信仰の問題でもあります。アメリカには、シオニストを通じて西アジアで一連の出来事が起こるときにイエス・キリストが現れると信じている、いわゆる「クリスチャン・シオニスト」が約7000万人から8000万人います。これが「エバンジェリスト」として知られている人々であり、彼らはユダヤ人とアラブ人やイスラム教徒の近隣諸国との間で大戦争が起こると信じています。この戦争でアクサー・モスクと岩のドームは破壊され、同じ場所にソロモン神殿が建てられ、終末戦争が起こり、イエス・キリストが出現されると見られており、この信条はある観点からすれば、シオニストによるパレスチナ占領の原因となった信念といえます。
西アジアにおける植民地主義行為、政権樹立、イランへの挑戦
イスラエル政権は、イギリスの植民地主義計画及び、色々な国からのパレスチナへのユダヤ人移民を通じて1917年に設立され、その存在は1948年に宣言されました。それ以来、パレスチナ人虐殺およびその全土の占領を目的に、様々な大量殺戮計画が実行されてきました。
一方、イランを筆頭とする多くの国は、イスラエルの植民地主義政権の解体とユダヤ人の元の国への帰還を真剣に支持しています。したがって、昨年10月7日に始まった戦争の分析においては、これらの根源と主体を正確に特定分析することが非常に重要だといえます。
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