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[2024年1月10日18時42分]
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401100000914.html
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は9日夜、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、次期衆院選をめぐり「僕の当選よりも政権を取ることだ」と述べ、政権交代への強い覚悟を示した。
小沢氏は、現在の選挙制度である小選挙区比例代表並立制導入について「失敗だった」とする河野洋平元衆院議長の衆院のインタビュー記録が、昨年末に公開されたことについて「河野さんは勉強不足。こんなことを言っているようじゃ日本の民主主義は成り立たない」と指摘。「この(小選挙区制)おかげで政権交代ができた。大選挙区や中選挙区ではできなかった」「次の選挙で政権交代しようと思っているけれど、小選挙区だからこそ、野党が協力すれば政権交代が可能になる」と訴えた。
一方、自身が前回の衆院選で小選挙区(岩手3区)で落選し比例復活したことをめぐり、「比例復活」への疑問の声があると指摘されると「僕もそう思います。僕もこういうことで議席を得るということはけして、いいとは思っていない」「比例復活したというのは、じくじたるものをもっている」と述べた。
一方、次期衆院選は小選挙区で必勝体制で臨むのかと問われると「次の選挙は、僕の当選よりも、政権を取ることだ。もちろん。当たり前ですよ。政治家が政権を狙わないで、何をするのか」と述べ、政権交代に向けた並々ならぬ思いを口にした。
また、かねて訴えている野党連携の必要性をこの日も強調した上で、泉健太代表が任期満了を迎える今秋に党代表選挙が予定される中、自身が考える党のリーダー像にも言及。小沢氏は「誰がリーダーになれば、国民の皆さんが『本当に野党はやる気になったな』と見るかどうかにかかっている。ものすごく優秀で、能力があってというのも大事だが、国民の見る目を意識して、本当に思い切って総選挙に臨みますという形の執行部をつくらないといけない」と主張した。「いまは一切、特定の人のことは考えていない」と、泉氏も含めて意中の人物は明かさなかった。
次期衆院選のタイミングは「秋以降で、来年の衆参ダブルではないかと思っている」と、来年の参院選と合わせたダブル選挙の可能性にも触れながら「早く立憲民主党の執行部体制をつくって、各野党との協力の話を進めることに尽きる」と強調した。
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