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資本主義の断末魔
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-7896bd.html
2023年12月28日 植草一秀の『知られざる真実』
『資本主義の断末魔』(ビジネス社)
https://x.gd/xIij4
の広告が12月28日付日経新聞朝刊に掲載された。
おかげさまで、アマゾンでベストセラー1位(金融・銀行)にランクイン賜った。
年末年始の読み物としてぜひご高覧賜りたい。
ウエブ上のニュースサイトであるNetIB-NEWSが上掲書を10名さまにプレゼントする企画を掲載されたのでご参照賜りたい。
https://www.data-max.co.jp/article/68404
本書で論じるテーマは、
1.激動する現代経済金融動向の解析
2.世界経済の正体と行く末の展望ならびに政治哲学の考察
3.悪政を打ち破る最強投資戦略の提示
の三点にまたがっている。
全体を通読していただいても、関心のある領域のみをご高読賜りましてもありがたく思う。
資本主義の根幹は、
「市場原理の不可侵性」
と
「私有財産制の神格化」にあると捉える。
この資本主義運動の行き着く先は際限のない格差拡大、少数による圧倒的多数市民の隷属だ。
資本は資本の原理として飽くなき利潤追求に走るが、成長の限界に直面して凶暴な素顔を露わにし始めている。
資本主義をいま一度考察する気運が増しているのは、
「資本主義が私たちを幸せにしない」
ことが再確認されつつあることを背景にするものであると考える。
本書では世界経済の正体と行く末の展望並びに政治哲学について考察している。
現代社会の深層に潜む世界支配の策動にも目を配る必要がある。
現代社会はごく限られた少数によって支配され、運営されている側面を有している。
その策動の現実を抉り出すことが、現実社会を正確に理解する上で必要不可欠である。
陰謀と一笑に付すことは自由だが、一笑に付す者が真実を極めているわけではない。
激動する金融市場。
その激動のメカニズムを正確に捉えることによって未来を洞察することが可能になる。
単なる経済問題ではない。
政治、経済、金融、社会、地政学、そして世界を誘導する少数支配勢力の動向。
これらすべての事象を欠落なく考察しなければ、正確な近未来予測は不能である。
他方で、人類はギリシャの古代から政治のあり方についての考察を続けてきた。
政治哲学の領域では、いまなおソクラテスもアリストテレスも光を放っている。
現実にいかなる悪政がはびころうとも、それとは一線を画して、理想を求める考察を継続することが重要である。
人間にとって望ましい社会のあり方、政治のあり方、政府のあり方を考えなければならない。
本書について「共生共栄友愛社会を目指して」ブログさまが書評を掲載くださった。
「植草一秀氏「資本主義の断末魔−悪政を打ち破る最強投資戦略」を上梓−リバタニアズムにリベラリズムで対抗」
https://x.gd/cXl8Y
感謝申し上げるとともにご高覧賜りたい。
「市場原理と自由主義を神格化する限り−政治哲学としてのリバタニアズムを信奉する限りそうなる−、貧富の極端な拡大と一般的な国民(海外諸国を含む)の絶対的な貧困化は避けられない。
植草氏はリバタニアズムに対置する意味でのリベラリズムを根本原理とする「ガーベラ革命」を起こすことで、悪政を重ねる自公政権、とりわけ岸田文雄政権と「けもの道」から脱却できない日本銀行(植田和男新総裁は前任の黒田東彦前総裁の呪縛から逃れようとはしている)に変わる新たな政権・正常な日銀の樹立を目指されている。」
と記述されている。
2024年は日本政治変革の年になるだろう。
日本の主権者はどのような政治・社会を構築することを目指すのかを考察して判断を下す必要に迫られることになる。
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