http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/422.html
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https://www.asahi.com/articles/ASRCL54WCRCLPISC001.html?iref=com_7_02
あ〜ぁ、あ〜ぁ、言っちまったな!
「・・・私自身の事実誤認もある発言であり、全面的に撤回した・・・」
と言ったところで、
「覆水盆に返らず」、簡単に言えば「後の祭り」。
その慌てぶりが、真実性をより際立たせてしまっている。
「事実誤認」などと「嘘」を言うから、追及される。
せめて、
「冗談ですよ〜、冗談、」
くらいにしておけば・・・もしかしたら。
官房機密費なるものは、昔から政府の不正の温床、犯罪の培養土。
不要と言うよりは、あってはならないものだ。
以下、記事の全文を転載。
石川県の馳浩知事が2013年に招致が決まった東京五輪をめぐり、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)の委員に対し、「内閣官房報償費(機密費)で贈答品を渡した」と発言した問題で、馳知事は18日、金沢市で報道陣の取材に応じ、発言を認めた上で、「私自身の事実誤認もある発言であり、全面的に撤回した」と述べた。ただ、具体的な事実関係については明確には語らなかった。
関係者によると、馳知事は17日の東京都内での講演で、当時、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていた際、招致をめぐり、安倍晋三首相から「必ず(招致を)勝ち取れ」「金はいくらでも出す」「官房機密費もある」と告げられたと発言。贈答品としてIOC委員の選手時代の写真などをアルバムにして、一冊20万円で約100人分作成したことなどを説明したという。発言が報道されると、馳知事は同日中に「誤解を与えかねない不適切な発言だった」との談話を出し、発言を撤回した。
馳知事は18日、記者団に、発言について「講演の中での発言の一部と存じている」と認めた。また、同日中に撤回したことについて、「文科省から指摘があり、私自身の事実誤認に基づく発言であったと確認をした」と述べた。
報道陣の質問は「どの点が事実誤認か」に集中したが、知事は「五輪招致にかかわることであり、スポーツ庁、文科省にも報告をしている。これ以上私からコメントは控えたい」「IOCの倫理規定を踏まえて招致の対応をした。これに尽きる」と繰り返した。
機密費の使用が事実であれば、「ブラックボックス」ともされる機密費の使途が明らかになるのは異例。また、多額の贈答品を贈ることは五輪招致にかかる倫理に抵触する可能性がある。(土井良典)
記事の転載はここまで。
「内閣官房報償費(機密費)で贈答品を渡した」
これはあるある。
安倍晋三首相から「必ず(招致を)勝ち取れ」「金はいくらでも出す」「官房機密費もある」と告げられた・・・。
これもあるある。
「IOCの倫理規定を踏まえて招致の対応をした。これに尽きる」
それはないない。
「文科省から指摘があり、私自身の事実誤認に基づく発言であったと確認をした」
「・・・報道陣の質問は「どの点が事実誤認か」に集中したが、知事は「五輪招致にかかわることであり、スポーツ庁、文科省にも報告をしている。これ以上私からコメントは控えたい」・・・」
馳知事によれば、「スポーツ庁、文科省にも報告をしている」とのことなので、国会でのスポーツ庁と文科省に対しての追及を楽しみに待とう。
スポーツ庁:それ、冗談でしょ?
文科省:なんで?冗談じゃないですよ〜。
こう言っては何だが、一冊20万円のアルバムが「小物」振りを表している。
「ブラックボックス」、大阪・関西万博に波及しそうな予感。
「ブラックボックス」と「リング」。
まるで映画のよう。
共通点は、税金の無駄遣い。
参考に内閣官房報償費(機密費)をググってみた。
問題大有りだね。
件数が多いので、長くなるが、興味のある人には一読の価値あり。
内容を信じるか信じないかはあなた次第。
出典: ウィキペディア
内閣官房報償費
具体的な問題
・三木武夫内閣の内閣官房副長官で、第76・77代内閣総理大臣の海部俊樹は、文藝春秋で「何に使うかは、総理大臣の自由ですから、官房長官や官房副長官を使いにして各所へ配ったり、あるいは党から『資金が底をついた』と言って取りにくることもありました。そんなときは、『帰りに官房長官のとこへ寄って出してもらっていけ』と伝えるわけです」と証言した。
・塩川正十郎は宇野内閣の官房長官当時の状況について「外遊する国会議員に餞別として配られた」、「政府が国会対策の為、一部野党に配っていた」、「マスコミ懐柔の為に一部有名言論人に配られていた」など、実態を「サンデープロジェクト」で暴露する(2001年1月)。しかし、財務大臣に就任後は国会でこれらの暴露について追及されると「忘れた」ととぼけた。
・加藤紘一は宮沢内閣の官房長官当時、与野党政治家主催のパーティー券購入や会食、背広の購入費、出身高校同窓会費に使った事、さらには私的に流用したと、日本共産党が官邸の内部文書を入手して明らかにした。なお、加藤当人は否定している。
・野中広務は2010年に読売新聞の取材に応じ、小渕内閣の官房長官当時、毎月計5千万円、最高で月計7千万円使ったと述べた。この証言は2009年9月に民主党への政権交代が起こり、使途を機密とする悪しき慣習の廃止を望んで行われた。使途は小渕恵三首相に月1千万円、自民党の国会対策委員長と参議院幹事長へそれぞれ月500万円。また、当時の議員の自宅建設費3千万円や野党議員の北朝鮮訪問に際して要求に応じたとも述べた。一方複数の政治評論家にも盆暮れ等数百万円単位で配られたとも証言しており、マスコミの中立性を疑わせるものとして問題になっている。
・鈴木宗男は、2010年にTBSのインタビューで小渕内閣の内閣官房副長官当時の1998年沖縄県知事選挙で自民党が推薦する稲嶺惠一陣営に官房機密費3億円が渡されていたことを証言している。なお、2001年にも自民党沖縄県連関係者が、同選挙に際して「官邸から知事選の資金が出たのは間違いない。私自身、選対の会議で報告を受けた。元は税金だからね。選挙に機密費を使ったなんて表に出たら大変なことになる」と証言している。
・第3次小泉改造内閣で内閣官房長官を務めた安倍晋三が支出した官房機密費の使途公開を要求する行政訴訟がおこされている。日本共産党の塩川鉄也議員は、2010年3月10日の衆議院予算委員会にて、安倍が内閣官房長官在任期間中に「会合」の名目で計504回の官房機密費支出をおこなっていたことが判明したと主張した。
・河村建夫が麻生内閣で官房長官当時、2009年8月の第45回衆議院議員総選挙で自民党が惨敗し下野が確定的になった翌9月、5度に分けて合計2億5千万円(一万円札で2万5千枚)を引き出していた(民主党が内閣官房を引き継いだ際には官房の金庫は空だった)ことが明らかになり、大阪市の市民団体「公金の違法な使用をただす会」から10年2月に背任罪・詐欺罪で告発されている(2011年10月に不起訴処分)。また、この件に関しては、やはり、大阪市のオンブズマングループが国に対して使途の情報開示を求める訴訟を起こしている(一審・控訴審共に開示命令。これに基づき2018年3月、一部開示)。鳩山由紀夫内閣は、2010年2月19日、この問題を質す衆議院議員鈴木宗男の質問主意書に対し、“前政権の個別の件については答える立場にない”としつつも、「明らかに異様な支出」とする答弁書を閣議決定した。
・福田和也は「小泉時代にワタシが政権の悪口を書いていたら、内閣調査室の人間が来て、50万円を握らされそうになったことがある。ほしかったけど断ったけどね」と、石丸元章との共著『男の教養 ―トンカツ放談―』中で述べている。
・田原総一朗は「FOCUS」のスクープ記事が出た当時、「もらったことは一度もない」と否定。しかし2012年1月26日、自由報道協会主催の会見で「1000万円渡されそうになった」と明かした。
ウィキペディアからの引用ここまで。
こうしてみると、まるで政府の中枢で、半ば公然と行われてきた、完全犯罪リスト。
その資金が「官房機密費」
こういうのを、本当の「公金チューチュー」と言う。まぎれもない「犯罪」だ。
総理大臣は公邸に住むと言えども「皇帝」にあらず。
「・・・そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。・・・」
官房「機密費」と言えども、すべては国民の金。
その使途を監視し、管理する「権利」と「義務」は主権者たる「国民」にある。
いとも簡単に不正に走らす官房機密費は、政権の覚醒剤ならぬ「覚せい剤」。
一度使ったら止められなくなる。
極論すれば、このような機密費の存在が、政府の金銭感覚、善悪の区別を狂わせる元凶と言えるのではないか。
やはり、「麻薬」だ。
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