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https://www.yomiuri.co.jp/world/20231016-OYT1T50184/
これで「中国だけが・・・」と言えなくなってしまった。
ロシア当局は9月、放射性物質汚染の可能性を懸念し、中国のように日本製海産物の輸入制限について検討していると発表していた。
同時に、日本政府に対して、水産物の安全性などを検証するために必要・十分な情報の提供を求めていた。
以下に記事の抜粋を記す。
ロシアの食品安全監視当局は16日、東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を巡り、中国が実施している日本産水産物の輸入全面停止措置に16日から加わると明らかにした。中露両国が首脳会談を前に足並みをそろえた形だ。
露当局の声明によると、水産物の安全性など必要な情報が露側に提供され、分析が行われるまで停止措置は続くという。
日本政府は求めに応じ、10日のテレビ会議で放射性物質の測定方法などに関する情報を提供した。その後も情報を追加し、科学的根拠に基づき日本産水産物の安全性を説明してきた。・・・
記事の抜粋はここまで。
記事によれば、
「日本政府は求めに応じ、10日のテレビ会議で放射性物質の測定方法などに関する情報を提供した。」
とある。
9月に日本産水産物の安全性に懸念を表明し、その「安全性」を検証するための情報を求められていたが、それを提供したのが10日のテレビ会議と言うことなのか。
ロシアも、しびれを切らし、日本産水産物の輸入全面停止措置に踏み切ったのだろう。
「・・・その後も情報を追加し、科学的根拠に基づき日本産水産物の安全性を説明してきた。・・・」
というのも、俄かに信じることは出来ない。
まず、9月の要求に速やかに応じることも無く、ここまで放置していたことが問題だろう。
外交における相手国に対しての「誠意」の問題だとすれば、ロシアの日本産水産物の輸入全面停止措置は、人災ということになる。
「・・・科学的根拠に基づき・・・」と枕詞を繰り返しても、科学的根拠とはならない。
結局は、ロシアをも納得させられる科学的な説明が出来なかったということでしかない。
さらに言えば、
「・・・科学的根拠に基づき日本産水産物の安全性を説明してきた。・・・」
と言うのは、官僚の言い訳であり、「納得しない」ロシアに責任転嫁するものでしかない。
「放置している」と言えば、韓国政府からの4つの提言のうち、2つは未回答なのではないか。
一事が万事、日本政府の振舞は「誠意」を感じさせない。
一言で言えば、日本のみが科学的であり、反対する者は非科学的と決めつける、「問答無用」といった傲慢で非科学的な態度が目に余る。
二言目には「IAEAが・・・」
これで「中国だけが・・・」と言えなくなってしまった。
こんな調子では、そのうち「IAEAが・・・」と言えなくなる日が必ずやってくる。
そもそも、
日本は、3基もの原発を爆発させ、メルトダウンを起こしてしまった結果、燃料デブリを冷やすための冷却水と、燃料デブリに触れて強烈に汚染してしまった地下水と合わせて、人類の大切な共有財産であるであろう海洋に大量の放射性物質を駄々洩れさせ、放射能で汚染した、世界で唯一の国だ。
そんな日本は、世界の国々から見れば、海洋を放射性物質で汚染させた「加害者」でしかないだろう。
気が付けば、国際社会がソッポを向いてしまっていた、とならないことを祈るばかりだ。
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