http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/905.html
Tweet |
政治家にとって言葉は最大の武器なのに 岸田首相はここぞの場面できちんと使えていない 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/330168
2023/10/06 日刊ゲンダイ
岸田首相、解散のことを聞かれたら「常に考えています」といってみたら?(C)日刊ゲンダイ
『経済対策をはじめ先送りできない課題に一意専心に取り組むこと以外は考えていない』(岸田文雄・内閣総理大臣)
これは9月29日、岸田さんが首相官邸で記者団にいった言葉だ。この言葉に対してのあたしの感想は「ふうん」だがな。あたしが「ん?」と感じるのは、この発言から、メディアが必要以上に大騒ぎすることだ。
いや、当たり前なんだよ、いつ総選挙をするのか多くの人が知りたいところ。けど、岸田さん、首相になってからおなじことしかいってない。それをメディアが、「解散、今は考えず」とか「いいや、むしろ考えているからこそのその発言」とか、毎回、大騒ぎする。たしか5日前くらいもおなじような報道があった。もう飽きた!
まあさ、無難なことしかいわない岸田さんも悪いよね。政治家にとって、言葉は最大の武器。なのに、ここぞのシーン、大舞台の見せ場でも、きちんと使えていないように感じる。
岸田さんとしては、「なにかが起こり支持率が上がるのを待った方がいいのでは?」もしくは「野党が失敗するのを待った方がいいのでは?」という考えと、「決断しない間に野党が候補者を次々に決定していき、共闘が上手くいったり?」もしくは「党内の敵を今のままにしておけば来年の総裁選で再選できないかも?」という考えの間で揺れているわけだ。それは国民の多くが、わかっていること。
岸田さん、もうさ、記者に解散のことを聞かれたら、逆にこういってみたらどう?
「常に考えています。考えていないことはない。力を保持するため、当たり前です」と。
岸田さんからそういった発言は新鮮だしね。なにしろ優柔不断みたいなレッテルをいちばんでかい声でアナウンスしてるのは、党内の安倍派の人ら。直情型っぽい安倍派の人々は、言葉の裏の意味やニュアンスを受け取ることなんてできないと思うのよ。直接、ドスを利かせてみ?
室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。