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解散・総選挙のきっかけもつかめない岸田首相に起死回生策はあるのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/329727
2023/09/27 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
損壊恐れて骨格いじれずマイナーチェンジの内閣改造(C)共同通信社
岸田文雄首相は今なお、できるだけ早く解散・総選挙を打って政局の流れを上向きにしたいと思っているらしいが、どうなのか。自民党中堅議員に問うと、「無理でしょうね」と冷ややかである。
「ご本人が8月の夏休みの頃にじっくり練っていたつもりの構想では、9月半ばに内閣・党人事の改造をやって清新感を醸し出し、その直後に訪米し国連総会で演説するなどして“外交の岸田”を演出した上で、帰国後には景気打開の経済政策とそのための大型補正予算の大盤振る舞いを打ち上げれば、内閣支持率も盛り返し、10月16日臨時国会冒頭の解散・総選挙も可能ではないか、ということだったらしい。が、全部外れましたね」と。
確かに、人事は骨格をいじると全部が壊れそうで怖くてマイナーチェンジのみ。せめて女性閣僚を最多タイの5人にして売り物にしようとしたが、かえってそこが週刊誌の集中攻撃の対象となるありさま。訪米もほとんど話題にならず支持率はほぼ横ばいのままで、これでは解散・総選挙のきっかけはつかめない。
「次のタイミングは、11月に物価高に対処するバラマキ型の補正予算を通し『さすが!』と評価された時だろうが、日銀が金融緩和策を解除しない(ということは物価高を助長する姿勢を崩さない)というチグハグさの下では、大したことにはならないのではないか」(同議員)
しかも、そこまで待った場合は、その前に10月5日告示の参院徳島・高知区の補選、同10日告示の衆院長崎4区の補選が挟まってくる。
「どちらも自民が持っていた議席なので、2勝して当たり前。1つでも落とせば、これが初仕事の小渕優子選対委員長には早くも赤の点滅信号だし、岸田にとっても黄信号で、もう解散どころではなくなる」と、同議員は言う。となると、最も早くて来年1月末の通常国会冒頭解散ということになるのだろうか。
「それにしたって大義名分が必要で、ただ単に、この機会を逃すと来春以降はますますタイミングが難しくなるからという岸田の“自己都合”だけでは、いくら何でも解散はできないでしょう」と同議員は言う。
この行き詰まりを打開するウルトラCの秘策は岸田に残されているのだろうか。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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