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大阪万博パビリオン建設「時間切れ」に現実味…参加予定のチェコが明かした“盲点”とは
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329589
2023/09/26 日刊ゲンダイ
間に合うのか…?(大阪の吉村洋文府知事と大坂・関西万博公式キャラクターのミャクミャク)/(C)共同通信社
まともな万博になるのか。
2025年4月開幕の大阪・関西万博の会場建設費について、主催者の日本国際博覧会協会が現行計画から約450億円積み増し、2300億円程度に引き上げる見通しだと分かった。
増額は2度目で、当初の1250億円から倍近くに膨張することになる。国民の税金からの負担増は確実だが、資材高騰、人手不足の折「まだ金額が上振れする恐れもある」(建設業界関係者)という。
コスト膨張はさることながら、気がかりなのは、開幕が1年半後に迫る中、施設建設が間に合うのか、ということだ。万博の華であるパビリオン建設を巡っては、なお暗雲が垂れ込めている。
参加予定のチェコが19日、海外パビリオンのうち自前で建設する「タイプA」の着工に必要な建築許可申請を市に提出。これまで申請ゼロだったが、チェコが「第1号」に名乗りを上げた格好だ。しかし、同国政府のオンドジェイ・ソシュカ代表が20日、大阪府庁に吉村府知事を訪ねた際、気になる発言があった。
台風の影響で完成が遅れかねない
斬新なデザインのチェコパビリオン(「Expo 大阪・関西万博」の公式Xから)
「自然災害に見舞われることを想定した安全性のシミュレーションに時間がかかっている」「私たちの国には台風も地震もない。でも、全ての問題には解決策があるので、それを探っていきたい」
今年もそうだったが、台風や豪雨による被害は年々、大きくなっている。強風、大雨の中では、確かに複雑なデザインのパビリオン建設は簡単ではなさそうだ。特に「活力を彫刻する」と名付けられたチェコのパビリオンは、外壁をガラスの螺旋通路で造る大胆な構造(写真)である。来春に着工し、完成が開幕1カ月前の25年3月と、スケジュールはギリギリだ。台風が直撃したら、工事は困難を極め、計画通りに進まないのではないか。ソシュカ代表の発言には危機感がにじみ出ているようにも見える。
「チェコのパビリオンは万博の華にふさわしいダイナミックなデザインといえます。ただ、建物は4階相当という規模で、ガラス張りの外壁が螺旋状にねじれる複雑な形態です。平面な建物に比べ、台風の突風を受ける凹凸や雨水がたまりやすい部分が多く見受けられ、工事の途中で損傷が生じる可能性は否定できません。デザインや工法の修正を迫られ、工期が延びることも考えられる。そもそも、現段階でチェコから災害に関わる懸念が出てくること自体が不自然。主催者側から日本の災害に関する情報が、事前に伝えられていたのか疑問です」(建築エコノミスト・森山高至氏)
建築許可申請の前段階の書類「基本計画書」は、チェコの他に6カ国が提出済み。うち、サウジアラビアやベルギーもチェコと同様に台風や地震がほとんどない。これらの国のパビリオンも、安全性シミュレーションに時間がかかるのではないか。開幕後にいくつものパビリオンが「まだ建設中」なんて事態になったら目も当てられない。
大阪万博の言い出しっぺの「日本維新の会」共同代表でもある吉村氏は、プロ野球の阪神、オリックスの優勝パレードに便乗して万博のPRにかまけているが、そんなことをやっている場合じゃないだろう。
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