http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/660.html
Tweet |
安倍派は早くも白旗…世耕弘成氏“岸田再選支持”宣言に透ける「自民最大派閥」のお寒い実情
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/328614
2023/09/05 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
あまりにもセンスがない(世耕弘成参院幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
8月31日に意思決定機関として15人の「常任幹事会」を新設し、新体制がスタートした自民党安倍派。当面、会長は置かず、「5人衆」と呼ばれる派内有力議員を中心とした合議制で派閥を運営していくことになるが、幹部の発言が早くも物議を醸している。5人衆のひとり、世耕弘成参院幹事長が3日、大分市で行った講演でこう話したのだ。
「安倍さんの路線をしっかり引き継いで、さらに伸ばしていくために頑張ってくれるのであれば、われわれは岸田さんをしっかり支持して、来年の総裁選でも再選してもらえるように考えていかなければいけないというのが、安倍派の方向性としてのコンセンサスだ」
来年の総裁選で、安倍派は岸田首相(総裁)の再選を支持すると、早々と宣言したわけだ。この発言を知った派閥の若手議員は「仰天しました」と言い、こう続けた。
「新体制をスタートさせたばかりなのに、安倍派は総裁選に候補を立てないと白旗を揚げてしまった。1年後も新会長は決まらず、総裁候補も不在ということなのか。いくら100人規模の最大派閥とはいえ、これではナメられるだけです」
世耕氏は会長人事についても、「1年やそこらで決めるわけにはいかない。これから2、3年かけて、本当の会長を絞り込んでいくことになる。私もしっかりそれを目指して精進をしていきたい」と話していた。
要するに、これは5人衆の他の4人(松野官房長官、萩生田政調会長、西村経産相、高木国対委員長)に対する牽制なのだろう。世耕氏は自分が会長になって総裁選にも出るつもりでいるが、そのためには衆院に鞍替えする必要がある。それまでの2、3年は安倍派から誰も総裁選に出て欲しくないのだ。
「内閣改造を控え、岸田首相を応援するから安倍派に多くのポストを回して欲しいとスリ寄ったのかもしれませんが、あまりにセンスがない。交渉に入る前にカードを切ってしまったようなものです。再選支持が安倍派のコンセンサスとも思えません。世耕氏の都合だけで話している印象です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
一方で、安倍派にマトモな総裁候補がいないのも事実。世耕氏が牽制するまでもなく、誰も来年の総裁選には出られそうにない。唯一、意欲を燃やしているのが新体制で常任幹事会から外された下村元文科相というのが、派閥のお寒い現状を示している。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK291掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。