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西村経産相が処理水放出「幅広い地域が支持」連日発信のミスリード…反対は中国だけではない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/328256
2023/08/29 日刊ゲンダイ
福島の海産物を試食(西村康稔経産相=代表撮影)
西村経産相は28日、福島市のスーパーマーケットで行われたキャンペーンに出席。福島県産のヒラメやホッキ貝の刺し身を試食して「おいしい」と満面の笑みだったが、処理水の海洋放出に注ぐ国際社会のまなざしは依然として厳しい。
放出が始まった24日以降、西村氏は連日にわたって自身のX(旧ツイッター)に処理水放出の安全性を訴える内容を投稿。〈日本やIAEAの科学的根拠に基づく取組に対し、G7各国、太平洋島嶼国はじめ幅広い地域の国々や科学者から理解・支持の表明が行われ、国際社会の正確な理解は確実に進んできています〉などと主張している。
西村氏は、処理水放出が〈国際的な安全基準に合致する〉と結論付けたIAEA報告書を「錦の御旗」にしているが、報告書は放出に“お墨付き”を与えたわけではない。
実際、報告書には〈処理水の放出は日本政府による決定であり、本報告書はその勧告でも支持でもないことは強調しておきたい〉と、わざわざ明記されている。
専門家は「日本だから受け入れがたいし、ショッキング」と憤り
本当に〈G7各国、太平洋島嶼国はじめ幅広い地域の国々〉から理解や支持を得られているのかも、疑問だ。海洋放出に強く反対しているのは何も中国だけではない。
太平洋の島しょ国などで構成する太平洋諸島フォーラム(PIF)のヘンリー・プナ事務局長は24日の声明で、海洋放出について〈国際社会とフォーラムメンバー内で見解と対応が依然として分かれていることは明らか〉と指摘。パプアニューギニアやフィジーなどPIF構成国の一部からなる「メラネシアン・スピアヘッド・グループ(MSG)」は共同文書で〈疑問の余地なく科学的に処理水の安全性が証明されない限り、日本は放出すべきではない〉とキッパリ非難している。
エネルギー環境研究所所長のアージャン・マクジャニ博士(原子力工学)は28日、日本外国特派員協会で会見し、日本政府の姿勢を厳しく批判。こう憤りをあらわにした。
「日本政府はPIFとの対話において、太平洋地域をひとつの社会と見なして各国が被る被害を評価する必要はない、との立場を取ってきた。その上で、日本政府は放出が廃炉を促進し、日本や太平洋地域全体に利益をもたらすため、正当化されると主張している。日本は太平洋地域各国の意思決定を顧みずに一方的に(放出を)決めてしまった。日本だからこそ、受け入れがたいし、ショッキングでもある」
放出強行が周辺国の目にどう映っているか。西村大臣はよーく考えるべきじゃないか。
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