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8.18日米韓首脳会談で連携強化アピール 安保協力深化へ下がる心理的ハードル 米国隷従 リアリズム岸田首相の日韓歴史戦
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/327482
2023/08/15 日刊ゲンダイ
G7広島サミットでも結束をアピール(日米韓首脳会談=代表取材)
米国のバイデン大統領が18日、日本の岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領を首都ワシントン郊外のキャンプデービッド山荘に招き、3カ国の首脳会談を行う。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応を中心に協議し、日米韓の連携強化をアピールすることが狙いだが、日韓が安全保障分野での協力を深化させるという意味も持つ。
日韓関係改善の象徴との見方がある一方で、忘れてはならないのが、韓国社会に根強くある安保協力への警戒心だ。
「韓日関係が国交正常化以降初めて、北朝鮮を封鎖し中国を圧迫するために軍事的協力をする『準同盟』へ格上げされる」
革新系の有力紙・ハンギョレは、日米韓首脳会談で日韓関係が根本的に変化し、歴史問題の解決が埋もれてしまうとの懸念を伝えた。
昨年5月に発足した尹政権は、文在寅・前大統領の対日強硬路線を転換し、日本との関係を重視する姿勢をとってきた。今年3月には「深刻な北朝鮮の核の脅威など、安全保障危機を克服するために韓米日3カ国の協力がいつにも増して重要となった」と述べている。
植民地支配下の朝鮮半島で起きた「三・一独立運動」を記念する式典での演説だっただけに、韓国人のナショナリズムが高揚する日に日本への批判を封印し、逆に安保分野でのパートナーとして明確に位置付けたインパクトは大きかった。
ハードルがなくなったわけではない
今年2023年5月、海上自衛隊の護衛艦は旭日旗を掲げ、韓国・釜山へ入港した(C)共同通信社
韓国では北朝鮮の脅威に対する懸念の広まりもあり、日本と安保分野に対する心理的ハードルは下がっている。5月に海上自衛隊の護衛艦が「旭日旗」を掲揚したまま韓国の釜山港に入ったが、旗を「日本軍国主義の象徴」として問題視した文政権下とは異なり、世論やメディアが激しく反応することはなかった。
だが、ハードルがなくなったわけではない。韓国政府関係者は「日本と行うのは情報などの防衛協力であり、行動を伴う軍事協力は考えていない」と話し、別の関係者も「軍事協力という言葉はあまりにも刺激が強い」と、慎重な姿勢を崩さない。
そうした背景にあるのが、日韓間の懸案だった元徴用工問題を巡る韓国政府の解決策に対する不満だ。3月に発表された解決案は「日本に譲歩し過ぎている」などとして世論調査では過半数が反対した。そうした声が収まらない中で安保協力だけを進めれば、歴史問題を軽視しているとの批判が韓国内で高まるのは避けられない。
日韓の安保協力には、複雑に糸が絡まっていることを肝に銘じることが必要だ。(つづく)
(佐藤大介/共同通信編集委員兼論説委員)
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