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「恐怖指数」が日米で急上昇…株高・金利高、中東有事は1987年ブラックマンデー前夜に酷似
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/330955
2023/10/23 日刊ゲンダイ
計11回、幅5.25%もの利上げ(FRBのパウエル議長)/(C)ロイター
ブラックマンデー(暗黒の月曜日)前夜のようだ──。日米の株価に先行き不安が強まっている。投資家の心理状態を表す「恐怖指数」が上昇しているのだ。20日の日経平均の恐怖指数は23.20と年初来高値を更新し、米国株も21.71と7カ月ぶりの高水準を記録。20を上回ると強い警戒感を示すとされる。
「米国の利上げ継続と日銀の緩和修正の観測から、金利上昇による景気の冷え込みが懸念され、投資家の不安心理が広がっています。最近のマーケット状況が1987年のブラックマンデー前夜と類似していることから、市場では大暴落を警戒する見方まで浮上しています」(市場関係者)
87年10月19日、米ダウ平均は1日で23%も下落し、世界同時株安に発展した。日経平均は15%近く値下がりした。
金利が上がると、景気を冷やし、株価は下がるのが一般的だ。
ところが当時、米国は利上げを繰り返していたのに、株価は高止まり。「この株高はおかしい」と指摘されていたが、ズルズルと高値を維持していた。それが、10月19日の月曜日に一気にはじけてしまった。
市場関係者が警戒しているのは「金利高・株高」という現在の状況が、ブラックマンデー当時とソックリなことだ。FRB(米連邦準備制度理事会)は2022年3月にゼロ金利政策(短期金利)を解除。
以降、計11回、幅5.25%もの利上げを実施してきた。足元の長期金利は約16年ぶりの高水準だ。
ところが、ダウ平均は3万ドル台と好調をキープしている。
ブラックマンデー直前にはイラン軍のタンカー攻撃に米軍が報復
空爆で噴煙を上げるパレスチナ自治区ガザ市(C)ロイター/Palestinian Media Group
さらに、当時と重なるのが中東有事だ。87年はイラン・イラク戦争下にあり、ブラックマンデー直前の10月15日にイラン軍がタンカーを攻撃し、米軍がイランの海上油田に報復攻撃。市場に緊張が高まっていた。
「金利水準に対して、米株価が割高なのは間違いありません。どこかで、適正水準の方向に是正されると考えた方がいいでしょう。徐々に株高が是正されるならいいのですが、ブラックマンデーの時のように一気に暴落しかねない。例えば、今回のガザ紛争で、イスラエル軍が地上戦に踏み切ったり、イラン軍がホルムズ海峡で通過船を攻撃するなど、重大な動きが起きた時に、割高な米国株が暴落し、世界同時株安につながる可能性は十分あります」(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
杞憂に終わればいいが。
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