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金はまだ“買い”なのか? 専門家が分析する最高値更新の背景と今後の見通し
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/328320
2023/08/30 日刊ゲンダイ
「有事の金」で価格が上昇(C)ロイター=共同
ついに1万円を突破である。金の店頭販売価格が、29日史上初めて1グラム当たり1万円台をつけた。地金大手の「田中貴金属工業」が、前日比28円高の1万1円に設定した。円安・ドル高が進行しているため、円建ての金相場が上昇したのも要因だった。なぜ、ここまで上昇しているのか。
「ゴールドには利息がつかないデメリットがあります。それでも高騰している理由のひとつは、いわゆる『有事の金』です。新型コロナが広がり、さらにウクライナ戦争が起きたことで2020年以降、価格が上昇した。加えて、各国の中央銀行が買っている、ということもあります。とくに、ロシアが海外に預けていた外貨準備を凍結されたことで、制裁リスクを警戒する他の国が外貨準備をドルからゴールドにシフトしているようです。また、基軸通貨ドルへの信頼が揺らぎ、代わりにゴールドを買っている、ということもあるでしょう」(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
「円安」「有事」「ドルの信頼低下」──の構図は、しばらくつづく可能性が高いだけに、金価格の高騰も、そう簡単に収まらない可能性がある。
「1万円は通過点にすぎない」の見方も
実際、金先物の価格も過去最高値を連日更新している。取引の中心である2024年8月決済物は、29日、終盤に一時9058円をつけ、過去最高を更新した。市場関係者からは「1万円は通過点にすぎない。今後も円安基調を背景に、金相場は堅調に推移しそうだ」と景気のよい声も飛んでいる。
しかし、すでに金相場は、1990年代末に比べて8倍になっている。それでも、まだ買いなのか。経済評論家の斎藤満氏はこう言う。
「いま金は、世界と日本で二重価格になっています。金利が上昇している欧米では、金利のつかない金の魅力が落ち始めています。なのに、ゼロ金利をつづけている日本では、金の価値と需要が落ちない。そのため、単純なドル円換算だと、1グラム=9000円台なのに、1万円をつけている。要注意なのは、金利が高水準となっている欧米では、資金の流れが金から債券にシフトする可能性があることです」
魅力のない円が売られ、金が買われているということか。
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