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日本の地デジ等大マスゴミが大きく報じることはないが。ウクライナ軍はロシア軍との国境線争いの戦争のためにはあらゆる手段を用いている。結果として、ロシア軍同様の民間人や捕虜の殺害、非軍事インフラ破壊、劣化ウラン弾やクラスター爆弾など市民生活破壊の非人道兵器も使用、と泥沼の様相となっている。
「ウクライナ人は戦意が高い」とのみ報じる西側は、物が言えない国民が多数いる可能性を故意に無視している。それがわかる報道だあった。
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https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76545
ウクライナを蝕む汚職と腐敗、戦費6兆3700億円に群がる白アリたち
欧州ではロシアに次ぐ腐敗度、「内なる敵」に鉄槌下すゼレンスキー
2023.8.17(木)
木村 正人
*ゼレンスキー大統領(提供:Ukraine Presidency/Best Image/アフロ)https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/600mw/img_19755b2c71cac01cddcbb01fefb9c0a0472516.jpg
(国際ジャーナリスト・木村正人)
●徴兵逃れの不正112件、容疑者は33人
[ロンドン発]「本当の戦争を知っている人が地域の徴兵センターを運営すべきだ」―ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日、徴兵逃れの不正により国民と西側支援国の信頼を根本から揺るがせたとして各州の徴兵センターの責任者24人を全員解任した。6月4日に始まった反攻が消耗戦に陥る中、国民や兵士の士気を削ぐ大スキャンダルだ。
ゼレンスキー氏は国家安全保障・国防会議で国家捜査局、保安庁、内務省、検事総長、国家腐敗防止庁、国家反腐敗局から州徴兵センターの責任者である軍事委員に対する査察の報告を受けた。それによると州徴兵センター職員の刑事責任を問う案件は合計112件、容疑者は33人もいた。オレクシー・レズニコフ国防相が交代するとの報道もある。
「ドネツク、ポルタヴァ、オデーサ、キーウ、リビウなどで州や市、地方の軍事委員、軍事医療委員会の職員、その他の公務員の中に現金を受け取った者もいれば、暗号資産を受け取った者もいる。冷笑主義はいずこも同じ。不法収益で豊かになり、そうした不正資金を洗浄する。そして不正資金や兵役義務者の違法な国外移送…」と大統領は侮蔑の色を浮かべた。
「戦争とは何か、戦時下における冷笑主義や賄賂がなぜ反逆罪にあたるのかを正確に知っている人々によって徴兵制度は運営されるべきだ。前線を経験した兵士や、手足を失ってもう塹壕に戻ることはできないものの威厳を保ち、冷笑主義に陥っていない兵士に徴兵制度の運用は任せるべきだ。犯罪捜査が行われた軍事委員はすべて法廷で刑事責任を問われる」
●ゼレンスキー「名誉を回復したいのであれば前線に赴くべきだ」
21年にゼレンスキー氏からウクライナ軍総司令官に任命されたヴァレリー・ザルジニー大将が今後、徴兵制度の運用を任される。新しく採用される軍事委員は保安庁の身辺調査を受ける。「解任された軍事委員や、犯罪や違反の証拠が見つからなかったためその職に留まったに過ぎない人が名誉を回復したいのなら前線に赴くべきだ」(ゼレンスキー氏)
健康診断で兵士の適性を審査する軍事医療委員会についても「この制度はまともに機能していない。兵士の扱い方、服務のあり方など不道徳としか言いようがない。2週間後に国家安全保障・国防会議がこの問題に関する会合を開く。査察が進行中で、その時に決定が下されるだろう」とゼレンスキー氏は吐き捨てるように言った。
当初、ウクライナの常備軍は26万人だったが、動員をかけて70万人にし、国境警備隊、国家警備隊、警察を含め計約100万人(レズニコフ国防相)の体制を整えた。
ウクライナ軍もロシア軍も航空優勢を確保できなかったため、兵士をすり潰すような地上軍による消耗戦に陥り、ウクライナ軍の死者は2万人、負傷者13万人、ロシア軍の死者は5万人、負傷者18万人(今年5月、米当局者推定)にのぼっているとみられる。手足を失ったウクライナの負傷兵や市民は2万人から5万人という報道もある。
ウクライナでは兵員を確保するため昨年2月のロシア軍の侵攻後、18歳から60歳までの男性は原則、出国が禁止された。徴兵が免除されるのは大学に在籍していたり、障害があったり、子どもが3人以上いたりする場合などに限られる。消耗戦となった今回の反攻で犠牲がさらに膨らみ、動員の範囲が広がるのは必至だ。
●長蛇の列ができる徴兵センター
今年5〜6月、ウクライナ中部クリヴィー・リフを拠点に戦闘外傷救護を兵士や市民に指導している元米兵マーク・ロペス氏(ウクライナ軍将校兼軍事教官)に地元の徴兵センターのそばまで案内してもらった。若者から中年、60代の男性まで徴集兵や志願兵で長蛇の列ができていた。徴兵検査とは名ばかりで、片目がなくても高齢でも徴兵されるのが実態だ。
キーウ国際社会学研究所と国家民主主義研究所が6月30日に発表した世論調査によると、ウクライナ国民の約95%がウクライナ軍を、約80%がゼレンスキー氏を信頼していると答えた。約80%が復興と腐敗撲滅の任務を遂行する中央政府を信頼しており、ゼレンスキー氏の取り組みは国民に支持されている。しかし金の切れ目は縁の切れ目とも言われる。
独立系国際メディアプラットフォーム「openDemocracy」(今年3月)によると、ロシア軍がキーウに攻めてきた時、ゼレンスキー氏は兵士たちに毎月1万3000フリヴニャ(約5万円)の基本給に加え、10万フリヴニャ(約40万円)の「戦闘ボーナス」を支給した。これまでの7倍増という大盤振る舞いだった。
しかし今年3月以降、兵士の基本給は負傷者や戦線離脱者を含め2万フリヴニャ(約8万円)に引き上げられたが、「戦闘ボーナス」の10万フリヴニャが支給されるのは前線で戦う兵士に限定された。食料品、生活必需品、電気料金の高騰は戦時下のウクライナに深刻な「生活費の危機」をもたらし、兵士の事実上の給与カットは死活問題だ。
●「戦闘ボーナス」は部隊の共同募金箱に
ウクライナ政府は昨年、ロシアとの戦争で国内総生産(GDP)比16.3%の財政赤字を計上した。軍から支給される装備は十分ではなく、ボディーアーマー、ヘルメット、ブーツ、その他の装備を兵士が募金で集めて購入するケースは決して少なくない。10万フリヴニャの「戦闘ボーナス」も部隊の共同募金箱に寄付された例が報告されている。
筆者はドネツク州の前線に決死の市民ボランティアが食料や飲料水の支援物資、ロシア軍が放置した戦車や大砲、軍用救急車を修理して届けている様子を目の当たりにしてウクライナ軍が置かれている苦境を実感した。西側の装備を供与されている機甲師団もあるが、「2リットルの飲料水を7人の兵士で分け合っている班もある」(ロペス氏)。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、ウクライナの国防費は昨年640%増え、GDPの34%の440億ドル(約6兆4000億円)。しかし軍にはびこる官僚主義は旧ソ連譲り。徴兵逃れの不正だけでなく戦費をくすねる悪質事例は後を絶たない。openDemocracyが兵士から入手した文書によると、本来の支給額の10〜20%しか受け取っていない例もあった。
軍紀の乱れを防ぐため、ゼレンスキー氏は今年1月、軍への不服従、戦闘拒否(いずれも10年以下の服役)、脱走(12年以下の服役)に対する処罰を強化する法律に署名した。上官を脅したり(7年以下の服役)、戦場から逃亡したり、お酒を飲んだりした場合もより厳しい制裁が科せられるようになった。
有罪が確定した兵士に裁判所が減刑や執行猶予付きの判決を下すことも禁じた。
●腐敗のオンパレード
7月には国家捜査局と保安庁の捜査で、ドネツク州の軍司令官とその部下4人が7カ月間にわたって、ドネツク州の前線から遠く離れた場所に配備された軍部隊があたかも戦闘任務に従事していたように装って約500万フリヴニャ(約2000万円)の「戦闘」ボーナスを不正に引き出していたことが分かった。
少し古くなるが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(3月23日付電子版)によると、不適切な招集や招集を拒否した男性が担当将校に乱暴される様子を映した動画が流出した。両手が不自由だったにもかかわらず、兵役に適していると宣告された障害者もいる。10日間の訓練後、前線に送られ、1カ月以内に死亡した徴集兵もいた。
*7月30日、ウクライナ西部イヴァーノ=フランキーウシクの病院に負傷兵を見舞いに訪れたゼレンスキー大統領。入院中の負傷兵を肩を組んで写真に収まった(提供:Ukraine Presidency/Best Image/アフロ)*https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/3/8/600mw/img_386db5b12e28a37c4312306df3edf038716048.jpg
38歳の溶接工は3人の子どもの父親で、がんを患う母親の介護をし、自らも健康上の問題を抱える徴兵除外対象者であるにもかかわらず、5回の招集令状を受け取った。ウクライナの国境警備隊は1日平均20人を逮捕している。女装をしたり、密入国業者に金を払って出国しようとしたり、ハンガリーとの国境を流れる川を渡ろうとしたりした男性たちだ。
長距離トラックの助手になりすましたり、医師にわいろを渡して健康問題をデッチ上げたり、ニセ書類で大学に入学したり、手口はさまざまだ。大学に入学した上、兵役不適格の書類、ボランティアワーカーの証明を入手するため1万ドル近くを支払った男性もいた。昨年、ボランティアや人道支援の出国許可で6万6374人が出国し、9300人以上が帰国していない。
●ウクライナはロシアに次いで2番目に腐敗した国
最近では2人の徴兵担当官が兵士に兵役不適格のレッテルを貼る書類を偽造し、1人当たり1万ドルを集めて私腹を肥やしていたとして告発された。軍用食料の価格を大幅につり上げたり、徴兵担当将校がスペインの海岸に数百万ドル相当の不動産や車を購入したりしていたことも明らかになっている。
シンクタンク、英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のリアム・オシェイ上級研究員は「ウクライナは、トランスペアレンシー・インターナショナルの腐敗認識指数で欧州ではロシアに次いで2番目に低い国だ。ウクライナ政府と支援国は積極的に行動し、腐敗した個人を訴追し、ウクライナ社会全体の回復力を促す必要がある」と指摘する。
「ウクライナにおける効果的な改革にはゼレンスキー政権の強力かつ持続的なリーダーシップが不可欠だ。国内で政治的な腐敗撲滅連合を構築するとともに、支援国は腐敗撲滅がウクライナ政府にとって必須事項であることを確実にするために強い圧力をかけ続けることが肝要だ。腐敗撲滅のための集団行動を強化する取り組みに投資することだ」(オシェイ氏)
「この戦争はロシア軍をウクライナから追い払う以上のものだ。ロシアとは対極的に効果的な公共サービスを提供する政府モデルを構築しなければならない。戦争はウクライナ人の連帯を強化し、腐敗に対する効果的な集団行動を構築する土台となった。ガバナンスに確実に反映させられるかどうかはゼレンスキー政権と支援国の対応にかかっている」と強調する。
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■クラスター爆弾をウクライナへ供給するという方針に英、加、西、独などが反対(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/715.html
投稿者 赤かぶ 日時 2023 年 7 月 11 日 02:30:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
■ウクライナにとって不愉快な真実が明らかになりつつある(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/109.html
投稿者 HIMAZIN 日時 2022 年 8 月 11 日 14:15:27: OVGN3lMPHO62U SElNQVpJTg
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