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クレムリンを攻撃目標に定めたのはアメリカ政府だとロシア政府は主張
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202305040001/
2023.05.05 櫻井ジャーナル
クレムリンを2機のドローン(無人機)で攻撃した出来事についてロシアのトリー・ペスコフ大統領報道官は5月4日、攻撃目標を決めたのはアメリカ政府であり、ウクライナ政府は命令を実行しただけだと語っている。ジョー・バイデン政権がウラジーミル・プーチン大統領を殺害しようとしたというわけだ。適切と思われる場所と時期に報復する権利を留保するとペスコフは宣言している。
西側の有力メディアはウクライナ軍が春に「反転攻勢」すると宣伝してきたが、まだ実行されていない。ウクライナのバディム・プリスタイコ駐英大使は5月2日にスカイ・ニュースの番組に登場、攻撃開始の遅れは悪天候、つまり気温の上昇で地面がぬかるみ、戦車が動けないからだと語っている。実際、ぬかるみの中で身動きできなくなっているウクライナ軍をロシア軍はドローンやミサイルなどで攻撃、塹壕がウクライナ兵で死体で埋まっているという。プリスタイコ大使もウクライナ軍の死傷者数は身の毛のよだつ数字だとも語っている。
こうした戦況についてポーランド軍のライモンド・アンジェイチャク参謀長はウクライナ軍の置かれている状況は良くないように見えると発言、アメリカ陸軍大将で欧州連合軍最高司令官(SACEUR)を務めるクリストファー・カボリはウクライナで活動しているロシア軍が昨年2月に特別軍事作戦を開始したときよりも大きいと説明している。動員された兵士をほとんど投入していないロシア軍には兵力に余裕があることをカボリ司令官も認めている。
昨年3月の上旬には停戦でロシア政府と合意していたウクライナ政府に戦争を継続させたのはアメリカとイギリス。ところが米英両国を含むNATO諸国はウクライナへ供給する武器弾薬を底をつき、韓国に助けを求める事態になっている。ウクライナ軍による「春の反転攻勢」は無理だと考えるのが常識的だ。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領も戦況は良くないと3月23日に発言、3月29日にはバフムート(アルチョモフスク)で負けたならロシアに「妥協」しなければならないだろうと語っている。
4月26日にはウクライナでの和平交渉を仲介するとしている中国の習近平国家主席とゼレンスキー大統領は電話で話し合ったというが、電話したのはゼレンスキーで、バイデン政権に無断で行ったという。アメリカ政府の外交政策チーム、つまりネオコンは憤慨した。
その会談で習近平はロシア語の通訳を使ったことも注目されている。ウクライナ語の通訳が中国にいないとは思えない。中国はゼレンスキーにロシア語を使わせたということだ。
日本を含め、西側ではロシアや中国を蔑視することで自分たちが優位に立っていると思いたがっている人が少なくない。アメリカやイギリスのエリートはスラブ人やアジア人を蔑視している。その背景には19世紀に始まった優生学がある。
イギリスから始まり、アメリカへと広がった優生学によると、最も優秀な種はアングロ・サクソン。その優生学を取り入れたドイツでは優れた種をアーリア人と表現した。彼らはスラブ人やアジア人を劣等だと考える。アングロ・サクソンのエリートにとって日本人も劣等種ではあるものの、役に立つ劣等種だ。
こうした信仰は北方神話と結びついているが、その蔑視が西側、つまりアメリカたヨーロッパを窮地に追い込み、米英に従属している日本も破滅への道を歩いている。
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