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ウクライナでの戦闘継続を望むネオコンが孤立する中、クレムリンを無人機が攻撃
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202305040001/
2023.05.04 櫻井ジャーナル
モスクワにあるロシアの中枢、クレムリンが5月3日に2機のドローン(無人機)に攻撃されたが、施設は損害を受けず、死傷者もいないようだ。ロシア政府はウクライナ政府が実行したと批判、ウクライナ政府はロシア政府の自作自演だとしている。
しかし、黒幕はアメリカで対ロシア戦争を推進してきたネオコンである可能性が高い。アメリカの支配層内でもウクライナにおける戦闘継続を疑問視する声が強まっているのだ。ウクライナ系のネオコンはロシア軍と戦争継続を望んでいるが、そうした展開を実現するためには何かショッキングな出来事が必要だ。そうした出来事で戦争をエスカレートさせなければならないということである。そうした状況の中、クレムリンが2機のドローン(無人機)に攻撃されたのだ。
本ブログでは繰り返し書いてきたが、ウクライナでの戦闘は2014年2月にバラク・オバマ政権がネオ・ナチを利用してビクトル・ヤヌコビッチ大統領を排除したところから始まる。このクーデターをヤヌコビッチ支持基盤だった東部や南部の住民が拒否、ドンバスでは内戦になったのだ。
ドンバスを制圧するためにアメリカ/NATOはクーデター体制の軍事力を増強し始め、ドンバス周辺を地下要塞化した。アンゲラ・メルケル元独首相は昨年12月7日にツァイトのインタビューでミンスク合意が戦力増強のための時間稼ぎにすぎなかったことを認めている。その直後にフランソワ・オランド元仏大統領はメルケルの発言を事実だと語った。その間、ウクライナでアメリカの国防総省は生物兵器の研究開発を進めている。
それから8年かけてアメリカ/NATOはクーデター体制の軍事力を増強、2022年にはドンバスへ軍事侵攻して住民を虐殺、ロシア軍を地下要塞で囲まれた地域へ誘い込んで封じ込め、その間にクリミアへ軍事侵攻する作戦だったともみられている。
そうした計画をロシア政府は見通していた。2014年にクーデターがあった直後、ウラジミル・プーチン大統領の側近のひとりはアメリカ/NATOがドンバスを攻撃した後、クリミアへ軍事侵攻するとテレビの討論番組で語っていた。
そこで、ロシア軍はウクライナ軍が動く直前、ドンバス周辺に集結していたウクライナ軍、あるいは生物兵器の研究開発施設を巡航ミサイルなどで攻撃する。昨年2月24日のことだ。短期間にキエフ政権軍は大きなダメージを受け、そして停戦交渉が始まる。
その交渉を仲介した人物はイスラエルの首相だったナフタリ・ベネット。彼によると、話し合いで双方は妥協に応じ、停戦は実現しそうだった。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はNATOへの加盟を諦めるとしたいう。
2022年3月5日にベネットはモスクワでプーチンと数時間にわたって話し合い、ゼレンスキーを殺害しないという約束をとりつけた。その足でベネットはドイツへ向かい、オラフ・シュルツ首相と会っている。ウクライナの治安機関SBUのメンバーがキエフの路上でゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフを射殺したのはその3月5日だ。クーデター直後からSBUはCIAの下部機関化している。
ウクライナの戦乱はアメリカ/NATOが始め、継続させてきたが、すでにNATO諸国はウクライナへ供給する武器弾薬を底をつき、韓国に助けを求める事態になっている。ロシアの軍事的能力、生産能力をネオコンは見誤り、迷走し始めた。
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