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No. 1723 「ルールに基づく秩序」とは何か
投稿日時: 2023年3月9日
そしてなぜ米国は国連の世界秩序に取って代わることを望んでいるのか
By Metallicman
https://metallicman.com/rules-based-order-is-cover-for-destructive-western-hegemonic-ambitions/
「ルールに基づく秩序」
いかにも「正義」で「素敵」な響きだ。
ちがう!
あぁ。とても素敵なひびきだ。
2021年3月にアラスカで行われた米中会談までほとんどの人が「ルールに基づく秩序」という言葉を聞いたことがなかった。その会談で米国は中国に対して、米国主導の「ルールに基づく秩序」に従うか、それとも自分がとった行動の結果がもたらすことを受け入れるか、を要求した。
それまでは世界的な紛争において世界は国連に従うべきというのが常識だった。世界のすべての国がこの一つの世界政府組織の中で発言権を持ち、紛争、貿易摩擦、文化的誤りを避けてきたのである。
この制度の唯一の例外は米国である。1970年代以降、米国は国連憲章を自由自在に破り続けてきた。 それは次のような方法で行われた:
* もし国連が米国の行動に同意すれば、米国は国連の議定書を遵守する。
* もし国連が米国の行動に同意しないなら、米国は国連を無視する。
これは米国では「ラバースタンプ」として知られている。しばらくするとそれが期待されるビジネスの方法となる。
ラバースタンプ
ある方針の良し悪しを評価することなく、自動的に承認または支持する人または組織、また、そのような承認または支持をすること。例えば、指名委員会は単なるラバースタンプである。委員長が指名する人物は誰でも承認する、あるいは、学長がテニュア委員会の勧告をよく吟味せずに承認する。この比喩的な用語は、同じ言葉を何度も押すために使われるゴム印を暗示している。[1900年代前半]
-The Free Dictionary {1}
これはここ数十年でますます顕著になり、積もり積もってトランプ政権は、国連は価値がないので米国は好きなようにやると言って国連はこけにされた。
この現実の大胆な激しさは米国の政策に成文化され、2021年3月のアラスカ会談で公開され、中国に対して「ルールに基づく秩序」を要求したのである。
ルールに基づく秩序とは、次のようなものである。
* 米国がルールを作る。
* あなたは米国のルールに従う。
* 国連には耳を貸さない。
* もし米国の要求に従わないなら、米国はあなたを抹消する権利を持つ。
…
きゃーっ。
これは残酷だ。
まあ……それはそうだからです。
ひどい。
しかし、まさにその通りのことがおきている。だからアラスカ会談の大失敗に、中国、ロシア、そしてその他の国際社会はあれほどまで厳しい反応を示したのは当然である。
数週間が経過し、世界中の人々がこの状況に「頭を抱えて」いる。米国が国連に従わず、独自に行動することを決定したのだ。これは「ユニラテラリズム」(単独行動主義)と呼ばれるもので、非常に危険なものである。第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして歴史上起こったすべての大量虐殺を引き起こしたのは、このユニラテラリズムなのだ。
ユニラテラリズム
ユニラテラリズムとは、一方的な行動を支持する教義やアジェンダのこと
そのような行動は、他の当事者を無視したものであったり、他の当事者が不愉快に思うような方向へのコミットメントの表現であったりする。
言葉としてのユニラテラリズムは1926年に証明され、特に一方的な軍縮に関連している。現在のような広い意味でのユニラテラリズムは1964年に登場した。この言葉は、同盟国とともに外交目標を追求する多国間主義と対照的である。 – Wikipedia {2}
Links:
{1} https://idioms.thefreedictionary.com/rubber+stamp
{2} http://en.wikipedia.org/wiki/Unilateralism
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