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サンデー毎日、文字起こし
<最速分析>2022年 参院選124議席予測
自民勝利も危うい岸田政権
自民 おニャン子出馬も4増
立憲 泉初陣≠焉u現状維持」
維新 ウクライナ余波「8増」止まり
今年最大の政治決戦・参院選まで3カ月を切った。6月22日公示、7月10日投開票の日程が最有力で、昨秋の衆院選で勝利した自民党・岸田文雄政権の連勝なるかが焦点だ。そこで、本誌おなじみの「選挙のプロ」による各党の獲得議席の最速分析≠お届けする。
甘利明氏に石原伸晃氏。自民党は昨年10月31日投開票の衆院選で、現職と元職の幹事長が小選挙区で敗れた。とはいえ、公示前からの15減にとどめ、261議席を得て、単独で「絶対安定多数」を確保した。
メディアの事前の事前予測では「過半数割れ」「惨敗」などの文字が躍った。ただ、本誌の議席予測でおなじみの選挙プランナー・三浦博史氏は投開票日直前の本誌10月26日発売号で自民党は252議席と予測。自民党の単独過半数(233議席)堅持を予見していた。
自民党の勝因は何だったのか。三浦氏はこう見る。「当時コロナ禍が収束しつつあったことで、菅義偉前首相のワクチン接種効果が評価されたのと、景気・経済対策といった国民の最大関心事への対応を打ち出したからです」
大半の有権者が影響を受けたコロナ禍など、身近な問題への対策を訴えたことが勝因だったようだ。
では、今夏の参院選はどうなるのか。今回は神奈川選挙区で非改選分の欠員1の補充を含め125議席を争う。三浦氏には任期満了による改選分124議席について予測してもらった。
まず自民は選挙区で40議席、比例代表で18議席を獲得して4増、非改選と合わせ112議席に伸ばす。三浦氏が説明する。
「内閣支持率と自民党の政党支持率」は堅調です。岸田内閣は大きなスキャンダルもなく失点が少ないので、自民が負けるという結果にはならないと思います」
毎日新聞の3月の世論調査では、内閣支持率は3ポイント増の48%。共同通信の3月の調査も、内閣支持率は60.1%で、前月比で3.5ポイント上昇している。
連立を組む公明党は選挙区、比例とも7議席を守り、合計では28議席のままで堅調と見ている。
野党はどうか。第1党の立憲民主党は選挙区、比例で23議席を獲得し、合計45議席でなし。衆院選を受けて辞任した枝野幸男氏の後を受けた泉健太氏は、代表として本格的な国政選挙の初陣≠セ。だが、自ら「可能な限り」と掲げる30議席には届かなそうだ。
「泉氏は枝野氏に比べマイナス要素こそありませんが、議席を増やすようなインパクトも少ないのが実情だと思います」(三浦氏)
小池都知事のサプライズも注目
日本維新の会は衆院選で30議席と躍進した。今回は8議席増で各党の中で最も増加幅が大きい。だが、昨秋ほどの勢いはなさそうだ。毎日新聞の調査でも3月の政党支持率は、野党トップとはいえ、前月比4ポイント減の12%だった。
三浦氏は理由の一つにロシアのウクライナ侵攻報道を挙げ、こう説明する。
「維新人気を支えているのは、大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会副代表)」と橋下徹前代表のでの存在感です。コロナ禍では自治体のトップとして吉村氏のメディアの露出は増えました。ただ、ウクライナ侵攻でテレビのニュースや情報番組はウクライナ一色となり、コロナ禍の報道は報道は極端に減り、吉村氏の露出も急減しました。また、橋本氏についてもテレビの報道番組などでの発言が、保守層から批判されました。その結果、維新の勢いは止まりましたね」
3月27日に行われたお膝元の兵庫県西宮市長選では維新候補が大敗しました。
「維新に一時の勢いがないことを象徴する出来事です。比例も9議席まで届かないかもしれません。その場合、維新の減った分は、保守系無党派層で支持層が重なる自民が獲得するでしょう」(同)
共産党と社民党は1減、国民民主党は2減、れいわ新選組は比例で1議席を獲得して1増と予測する。
一方、注目選挙区で挙げるのは東京選挙区(回線数6)だ。現職1人が引退する自民は、1980年代のアイドルグループ「おニャン子クラブ」メンバーで俳優の生稲晃子氏を擁立した。他に自民、立憲、公明、共産が各1人ずつ現職をまずは公認。さらに、小池百合子都知事の与党の地域政党・都民ファーストの会が国政に挑む「ファーストの会」からの候補・荒木千陽氏に、立憲の元衆院議員で新人の松尾明弘氏らも立候補を表明している。
「それぞれ現職は堅いでしょうが、残り2枠は混戦が予想されます。荒木氏の背後に控える小池都知事お得意のサプライズも注目です」(同)
自民が順当に勝利を収めれば、岸田首相はフリーハンドを得て、国会運営で岸田カラー≠いよいよ出すのか。ただ、「そこが一番の問題。岸田首相は一見模範解答ばかりで失点が少ないように見えるものの、何をやりたいのかいまだに見えない」(政治ジャーナリスト)との声もある、目指すべき国家像が見えない危うさも抱え、岸田政権は夏、審判の日を迎える。
ジャーナリスト・一ノ瀬伸 本誌・飯山太郎
選挙プランナー
三浦博史
みうら・ひろし 1951年、東京都生まれ。慶應義塾大法卒。日本選挙キャンペーン協会専務理事。89年 に日本初の選挙プランニング会社「アスク」を設立
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