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「勉強会」を立ち上げたところで…菅前首相に出番が来ないワケ 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/304195
2022/04/21 日刊ゲンダイ
確かにこの通りの外交音痴…(C)ロイター
政界事情通の間では、菅義偉前首相が近く「勉強会」を立ち上げて自民党内の非主流派を糾合し、岸田政権に対する揺さぶりに出るのではないかという観測が根強い。ところが、菅に近いとされる若手議員に聞いても「どうですかね。希望的観測というか、無風状態を打破する大活劇が始まってくれないかという願望でしょう」と、本気にしていない。
まさにそれを願望している人たちによると、菅に近い無派閥グループが30人余りいて、それに二階派が40人余り、石原派を引き継いだ森山派が7人で、合わせれば80人ほどのかたまりになる。さらにそれに、岸田文雄首相によってジワジワと実績を否定されつつあると感じている安倍晋三元首相の安倍派94人が連携すれば、自民党全体の約半数を制することができるというのだが、政局を動かすには、いま岸田政権を引きずり降ろさなければならない大義名分と、岸田を上回って魅力的で皆が担ぎたいと思う次期指導者が必要だろう。
菅はもちろん自分がもう一度などとは思っておらず、そういう土俵づくりをして陰ながら影響力を維持したいのだろう。
しかし、いかんせん彼は政策はゼロで、外交は音痴。経済といっても「携帯料金値下げ」とか「GoToトラベル」とか、ちょっと小銭が戻るとうれしいでしょという程度の知恵しか湧かない人。そういう人が「勉強会を始めたい」と言ってもねえ……と、前出の若手議員も腰が引けている。
岸田が参院選でまさかの大敗でもしない限り、菅の出番はめぐって来そうにない。(敬称略)
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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