http://www.asyura2.com/22/iryo9/msg/530.html
Tweet |
◆日本の医療体制◆
新型コロナB.A.5株が猛威を振るっている。ケンタウロスとも名付けられるB.A.2.75株も出てきている。
世界中の流行の中で日本での単位人口当たりの感染者数は、世界トップとなり医療逼迫をしつつある。新型コロナは、日本では厳しい行動制限や隔離を要する感染症法の2類相当と位置付けられ、これが逼迫化の元凶と言われてきた。
なお、海外では、もちろん日本と同じ分類制度ではないが、多くの国でもっと行動制限等が緩和され普通の風邪に近い扱いになっている。
それでは、日本でも5類に落とし、海外と同じように普通の風邪扱いにすればよいのだが、そうならない要因として、2類相当のままなら医療業界に多くの公費が落ちるからとかも噂されている。
多くのプレイヤーが関わるのでそういった要素は皆無ではないのかもしれないが、最も大きな要素としては、特に欧州各国と違い医療機関に小規模で私立のものが多いため、重症者が急増した際に機動的な対応体制シフトが出来ずに容易にキャパオーバーしてしまうためだろう。
緊急対応として、政府が医療機関に重症化シフトを命令し、必要なら私立病院の接収に踏み込み体制シフトを図るべきである。憲法違反云々の問題があるなら、政府は裁判覚悟で行うべきだろう。進んでは、これを立法化し、また今後コロナ以外の危機対応のため、順次公立病院化を進めるべきである。
日本のこれまでのキメ細かい医療体制には良さはあるものの、これからの新たな感染症、バイオテロ、内外での戦争のリスクを考えれば、医療体制も危機対応シフトを強いられよう。
日本の新型コロナ対応として、水際対策にも問題がある。諸外国からは「鎖国」と揶揄される絞った対応の一方、その実強制力を持たないザル体制である。ここにもメスを入れ厳格な体制を構えメリハリを持った水際の調整を行うべきである。
◆思いやりワクチン?◆
さてそんな中で、政府はコロナワクチンの接種を呼び掛けている。ワクチンの感染予防効果については、厚生省のデータが改正された結果、年齢や接種回数等によっては殆ど期待できない場合もあると推察されるようになった。
https://agora-web.jp/archives/220620071252.html
感染予防効果に疑問符が付くなら、大切な人を守るためのワクチンという「思いやりワクチン論」がなかなか成り立ちにくい事になる。
しかし、重症化予防効果はあるようなので、高齢者や既往症者等、重症化率の高いグループにたいするメリットに加え、もともと若年層は重症化率は低いものの、ワクチン接種 ⇒ 自身の重症化予防 ⇒ 医療キャパ逼迫回避 ⇒ 思いやりワクチン、というロジックは辛うじて成り立たない訳ではない。
それならそうと堂々と謳えばよいのだが、どうも政府はその点を暈して思いやりワクチンという感情に訴える、ほっこりする言葉でワクチン接種を推進しているようである。このもやもやした対応が、すわワクチンの在庫処理が問題ではないか等、あらぬ疑いを掛けられる事は残念なことである。
ところで、イギリスでのネット報道によると、ワクチン接種者の方が単位人口当たりコロナ死亡数が多いという統計が発表された。
https://expose-news.com/2022/07/22/uk-gov-confirms-91percent-covid-deaths-triple-vaccinated/
ネット報道の表現にバイアスがないかの検証、またこの統計データ自体も詳細な解析が必要であるが、これがそのままワクチンの重症化予防効果の逆転を意味するのであれば、副作用リスクに上乗せして、個別にはともかく全体としてはワクチンの意味が逆転する事を意味する由々しき事態となってしまう。
こういった我々の懸念を晴らすためにも、研究機関、製薬会社、各国政府、世界機関には、引き続き真摯な研究と誠実な発表に全力を傾けて頂きたい。
佐藤総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
- (最終稿)5類化への障壁と、接種者のコロナ死亡率逆転の不気味 - 佐藤総研 佐藤鴻全 2022/8/03 14:53:31
(0)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。