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岸田政権「BA.5対策強化宣言」で装う“やってる感”…識者も「お茶濁し」とバッサリ!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309056
2022/07/30 日刊ゲンダイ
いつも後手後手(山際コロナ担当相)/(C)共同通信社
オミクロン株の派生型「BA.5」の感染急拡大を受け、政府は29日、新たな感染対策の枠組みとして「BA.5対策強化宣言」の創設を発表した。「社会経済活動を維持しながら感染拡大に対応する」(木原誠二官房副長官)のが狙いだが、果たして、これで感染拡大がストップするのかどうか。
「強化宣言」は、28日に全国知事会が国へ対応方針や支援の検討を要望したことを踏まえたもの。病床使用率が50%を超えるなど医療提供体制が逼迫した場合、国ではなく都道府県が地域の事情に応じて宣言を出すことになる。
「強化宣言」を出した自治体は、高齢者や基礎疾患のある人、その同居家族に対し、感染リスクの高い混雑した場所などへの外出自粛を呼び掛けたり、早期のワクチン接種やテレワークを促したりするという。
しかし、どれもこれも、今までの感染対策の“焼き直し”で、「BA.5対策強化」をうたう割に目新しさはどこにもない。
このタイミングでの創設について、山際コロナ担当相は会見で「知事会からの要望を受けて対応した」などと説明したが、要するに“やってる感”を装っているだけ。
国は宣言を出した都道府県を「対策強化地域」に位置付け、必要に応じて職員を派遣するなどの支援を表明しているものの、実際は自治体に対策を丸投げしている格好だ。
政府の想定の甘さが感染拡大の要因
昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)がこう言う。
「連日、新規陽性者数が過去最多を更新し、すでに高齢者や基礎疾患のある人は外出を自粛しているはずです。改めて高齢者に不要不急の外出自粛を促しても、ほとんど意味はない。感染拡大の抑止効果は期待できません。むしろ感染の主体となっている若年層にこそ呼び掛けるべきですが、事ここに至っては、それも手遅れです。現在の感染拡大を招いた要因は、政府の想定の甘さにあると思います。これまでと同様に対策が後手に回ってしまったから、『強化宣言』のような、お茶を濁す対策しか打ち出せないのでしょう」
外出自粛の呼び掛けが、高齢者の健康悪化を招く可能性もある。家に閉じこもれば体力低下などにつながり、逆に健康リスクになりかねない。過去2年間、外出を自粛した高齢者が結果的に亡くなるケースが続出した。なのに、なぜまた高齢者にだけ外出自粛を求めるのか。
29日の全国の新規陽性者数は22万人超。11道県で過去最多を更新した。
ピークを過ぎるまで、耐え難きを耐えるしかないのか。
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