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小泉進次郎氏が河野太郎氏の支援表明 会見で炸裂した“どの口が?”発言の数々
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294777
2021/09/15 日刊ゲンダイ
小泉進次郎環境相(C)日刊ゲンダイ
「河野さんしかない」。自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への対応めぐり、小泉進次郎環境相(40)は14日、地元の神奈川・横須賀市内で会見し、すでに出馬表明している河野太郎行政改革担当相(58)を支持すると正式表明した。
この日、地元支部で総裁選の対応について協議した後、会見に臨んだ小泉氏。冒頭、「一致団結をし、全会一致で河野太郎さんを支持する決定をしました」と宣言し、「コロナで日本も世界も変わる時に、自民党も変わらなければならない」と語気を強めていたが、集まった報道陣の間で聞かれたのが「この人、本当に分かってんの?」という冷ややかな声だった。
例えば、小泉氏は、最大派閥の細田派が総会で、岸田文雄前政調会長(64)と高市早苗前総務相(60)の支持を決めたことについて、「河野太郎だけはダメだというような決定に対して(略)特定の誰かと口をきいたり、支援を求めたらその瞬間から排除される対象になりかねないという体質は異質じゃないか」と強調。それはそれで「その通り」なのだが、ちょっと待ってほしい。異論を封じ込め、「排除の論理」で人事を断行し、恐怖政治を強いてきたのは他ならぬ安倍・菅政権ではないか。
しかも小泉氏は今、菅政権を支える閣僚の1人だ。強権体質を「異質」と感じるのであれば、そのままそっくり菅首相に言うべきだろう。「排除の論理」に辟易しているのは、自民党国会議員よりも国民だ。さらに言えば、小泉氏が支援を決めた河野氏はツイッターで、異論を徹底的にブロックする「ブロッカー太郎」と呼ばれている人物だ。まさに異質の象徴ではないのか。
小泉氏はまた、河野氏のコミュニケーション能力を取り上げ、「間違ったなって時に素直に謝れる方。うまくいかなかったことは、素直にごめんなさいと謝れる」と評していたが、悪評ふんぷんの河野氏の「次の方どうぞ会見」や、自治体へのワクチン配分の遅れに対する責任逃れの弁解などを見る限り、とてもじゃないが、河野氏が間違った時に「素直にごめんなさいと謝れる人物」と見ている国民は少ないだろう。
環境大臣として「プラスチックの原料は石油なんですよ」と得意げに話し、小学生らから「とっくに知っていますが、何か……」などと突っ込まれていた進次郎氏。霞が関官僚の間では「誰でも知っている当たり前のことをゆっくり話すだけの人」といわれているが、メディアも大きく取り上げるのはそろそろ控えたほうがいいかも。
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