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「反マクロン戦線」、ルペン氏の票どこまで? 仏大統領選の見どころ/朝日
フランス大統領選挙2022
聞き手・丹内敦子2022年4月21日 13時00分
https://www.asahi.com/articles/ASQ4N3H8BQ4LUHBI02R.html
フランスで4月24日、5年に1度の大統領選の決選投票があり、中道「共和国前進」の現職エマニュエル・マクロン氏(44)と、右翼「国民連合」の下院議員マリーヌ・ルペン氏(53)の2人による一騎打ちとなります。今回の大統領選にはどんな特徴があり、どこが見どころなのか。フランスの政治外交が専門で、駐フランス公使も務めた帝京大の渡邊啓貴教授に聞きました。
――4月10日の第1回投票を経て、マクロン氏とルペン氏の上位2人が決選投票に進みました。2017年にあった前回の大統領選の決選投票と同じ顔ぶれですが、今回の特徴はどこにあると思いますか?
一つ象徴的なのは、ルペン氏側が「反マクロン戦線」を張ると言ったことです。02年の大統領選でマリーヌ氏の父ジャンマリ・ルペン氏が決選投票に進んだ時や、17年の大統領選の際には、「国民連合」以外のほとんどの政党が協力して「反ルペンの共和戦線」ができました。しかし、今回はそのルペン氏側が、「アンチ・マクロン戦線」を張ると言ったのです。今まではそんなことは言えなかったのですが、今回は「国民連合」が対抗勢力として安定してきたからでしょう。
もう一つ、極右の論客で「再征服」のエリック・ゼムール氏(63)が第1回投票で約7%を得票し、決選投票ではこのうち8割ぐらいがルペン氏に入ると見られています。複数の右翼候補が大統領選に立候補したことが、ルペン氏の存在感を大きくしたことは間違いないと思います。
――マクロン氏は17年にルペン氏を大差で破り、フランス史上、最年少で当選したものの、その後の人気は決して高くありませんでした。18年には燃料税の引き上げ方針をきっかけに「黄色いベスト(ジレジョーヌ)」運動という反政府デモが全土に広がったり、新型コロナのワクチン接種の義務化をめぐっても大規模なデモが起きたりしました。ところが、今回の第1回投票では27・84%の得票率で1位。なにが要因だったのでしょうか?
確かに、マクロン氏は当選から半年も経たずに支持率が50%を切り、その後も支持率はあまり上がりませんでした。しかし、この5年間で、彼に対抗できる人物も出てこなかったのです。
マクロン氏は、社会党(中道…
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