http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/425.html
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米政府が在ウクライナ米大使館の全ての米国人職員に国外退避させる見通しが報じられる等、ロシアによるウクライナ侵攻の懸念が高まり事態は風雲急を告げている。
ロシア軍は10万人規模の部隊を西部国境に集結させる中、ウクライナ北方のベラルーシでも3万人規模を投入して合同軍事演習を開始した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は11日、緊迫するウクライナ情勢に絡み、プーチン大統領とバイデン米大統領の電話会談が12日に行われると明らかにした。
バイデンは11日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国首脳とテレビ電話で連携を確認しており、プーチンとの直接対話で制裁を警告するとともに、緊張回避を図りたい考えと伝えられる。
だがプーチンにとって制裁は織り込み済みであり、それで侵攻を留まる事はないだろう。
筆者には、やはり米国、英国に紛争の勃発を煽っている勢力が居る疑念を拭えない。
ロシアと敵対すれば、欧州への天然ガスの供給を阻止し、EUを衰退化させる事が出来る。また地域紛争に留まれば軍事産業は輸出で利益を得るだろう。
だが、中国と正面から敵対すれば第一に巨大なマーケットを失う事になるので、損得勘定からそれは行わない。また米中が直接戦えば第三次世界大戦に繋がりかねずそれは避ける。だからこそのロシア敵視であり、それは真に巨大な敵から目を逸らさせる効果もあるだろう。
<参考拙稿>「日本はロシア-NATO間を仲介し、ウクライナ台湾同時侵攻を防げ」
https://agora-web.jp/archives/2054555.html
http://blog.livedoor.jp/ksato123/archives/55052977.html
民族問題が絡むものの、領土紛争、勢力圏争いは大変乱暴に言えば日本の江戸時代以前の土地争い水争いと本質は同じだ。即ち、そこに妥協の余地は有るだろうという事だ。
例えば「NATO拡大の20年凍結」等で、NATOとロシアは妥協出来ぬものか?
米英を除けば、NATO側は飲める案と思われる。プーチンもメンツが立てば、「一時停戦」に乗る余地はあるだろう。
ロシアのウクライナ侵攻、それに続く中国の台湾侵攻が起これば、中露疑似同盟に背後の憂いを除いた中国が世界覇権を握るシナリオが現実のものとなって来よう。
世界は今、歴史の岐路に立つ。
各国リーダーには、地球規模の大局観と500年単位の歴史観とが求められよう。
佐藤総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
- (確定稿)緊迫のウクライナ情勢:各国は妥協策を探れ 「NATO拡大の20年凍結」等ではダメか? 佐藤鴻全 2022/2/16 09:53:31
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