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アメリカのCOVID-19対策を指揮しているNIAIDのファウチが議会で追及された
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202201130000/
2022.01.13 櫻井ジャーナル
アメリカの伝染病対策を指揮している「権威」、NIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチへの批判が強まっている。年明け後、公聴会でランド・ポール上院議員やロジャー・マーシャル上院議員と激しいやり取りがあった。その際、ファウチはマーシャル議員を知的障害者と口にしたのだが、それをマイクが拾い、話題になっている。
公聴会ではCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)が議論された。COVID-19の感染状況や対策を気にしている人が少なくないようだが、病気の深刻度が政府や有力メディアの宣伝と違うと感じている人が増えているようで、ロックダウンや「ワクチン」などCOVID-19対策が問題になってきた。
感染対策として「ソーシャル・ディスタンス」やマスクの着用が打ち出された。携帯電話のアプリを利用した監視システムは広まらなかったようだが、ロックダウンや「自粛」で行動は制限され、オーストラリアのように政府の方針に従わない人びとを拘束する収容所も建設されている。ファウチを含む「COVID-19ワクチン」の接種促進派は現在、全ての人間にデジタル・パスポートを携帯させようとしている。
こうした対策の実施は2010年5月にロックフェラー財団とGBN(グローバル・ビジネス・ネットワーク)が公表した「技術の未来と国際的発展のためのシナリオ」で予告されていた。
そのシナリオによると、2012年に新型インフルエンザのパンデミックが起こって全人口の20%近くが感染、7カ月で800万人が死亡、その多くは健康な若者だとされている。
対策として、マスクの着用や公共施設やマーケットの入り口における体温の測定が強制され、そうした管理、監視体制はパンデミックが去った後も続くとしている。市民は行動を制限されるわけだが、安全と安定を得るために自らの主権やプライバシーを放棄するとも見通しさらに全ての市民に生体認証が義務づけられるとも考えている。
WHO(世界保健機関)は2020年3月11日にCOVID-19のパンデミックを宣言、ロックフェラー財団の報告書に書かれているような対策が打ち出された。
この宣言はパンデミックの定義が変更されていたので可能だった。2009年1月にWHOは「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」の感染が拡大しているとしてパンデミックを宣言したが、その直前、条件の中から「多くの死亡者」が削除されていたのだ。COVID-19もかつての定義ならパンデミックを宣言できなかった。
COVID-19に感染して死亡したとされた人の大半は高齢者で、心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍(癌)、肺疾患、肝臓や腎臓の病気を複数抱えていることは世界共通。何が本当の死因でもPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で陽性になれば、COVID-19で死亡したかのように伝えられてきた。
アメリカのCDC(疾病予防管理センター)は2020年4月、死亡した患者の症状がCOVID-19によるものだと考えて矛盾しないなら、その死因をCOVID-19として良いとしていた。そのCDCでさえ、COVID-19以外に死因はないと言えるケースは全体の6%にすぎないとしている。死亡者数は水増しされている。
感染者数を増やすために「無症状感染者」なるものが考えられた。それを演出するために使われてきたのがPCRだが、この技術は特定の遺伝子型を試験管の中で増幅させるためのもので、病気の診断には適していない。増幅回数(Ct)を増やせば医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になり、しかも偽陽性の比率が高まる。
偽陽性を排除するためにはCt値を17に留めなければならないとする報告もあるが、そうなると感染が拡大していると宣言はできない。Ct値が35を超すと偽陽性の比率は97%になるとも報告されている。WHOでさえ、2020年12月14日にPCRのCt値を高くしすぎないようにと通告、21年1月20日にはPCR検査を診断の補助手段だと表現している。
アメリカでは「2019年新型コロナウイルス(2019-nCoV)リアルタイムRT-PCR診断パネル」が使われてきた。そのEUA(緊急使用許可)の発行をCDCがFDA(食品医薬品局)に求めたのは2020年2月のことで、8月にはインフルエンザA型とインフルエンザB型も検出できるものも開発されたとされた。
しかし、この検査方法のEUAを2021年12月31日に取り下げるとCDCは同年7月21日に発表。COVID-19を引き起こすとされるSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)とインフルエンザ・ウイルスを区別できる手段を探すように求めている。
つまり、これまで使われてきた方法ではSARS-CoV-2とインフルエンザ・ウイルスを区別できないということ。ならば風邪の原因として蔓延しているコロナウイルスの変異種を区別することも難しいだろう。
この発表が出る前、5月1日にカリフォルニア大学、コーネル大学、スタンフォード大学を含む7大学の研究者は、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で陽性になった1500サンプルを詳しく調べたところ、実際はインフルエンザウイルスだったと発表している。この結論をカリフォルニア大学は間違いだと主張したが、その根拠は示されていない。
現在、世界は軍事的な緊張が高まっている。アメリカが世界制覇の野望を捨てないからだ。「ソフト戒厳令」とも言えそうな状況を作る口実になってきたCOVID-19の感染拡大は好都合だろうが、アメリカと対立している国がCOVID-19の事実を知らせ始めるかもしれない。
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