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2021年12月22日 06時37分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/150323?rct=hissen
江戸末期、ある藩の侍がほら貝の使い方を師範から伝授された。教えられた三つの秘曲のうち、一曲だけは聞かせてもらえず、譜面だけを渡された▼曲は「落城の譜」。城が落ちるというときだけに吹けときつく言われたが、吹くなといわれると吹きたくなるのが人情で、三年がまんしたが、ついにその曲を吹いてしまう。岡本綺堂の「三浦老人昔話」にそんな話があった▼少し前のニュースになるが、「落城」ならぬ「落胆」の譜のいやな音を聞かされた思いである。日本維新の会の杉本和巳衆院議員の資金管理団体が、政治資金約四万円でほら貝を購入していたことが分かったそうだ。言うまでもなく、政治資金は元は国民のお金。政治とは直接関係のない、ほら貝の購入に使われたとあっては、有権者が腹を立てるのも無理はなかろう▼政治資金収支報告書に堂々とほら貝購入を記載していた神経もよく分からぬ。国民の目をおそれることなく、議員の当然の権利として悪びれるところもなかったとしたら、相当にずうずうしい▼なんでも選挙の出陣式で吹こうとしたが、鳴らすことができなかったそうだ。ばかばかしい。批判を受け、返金する考えを示しているそうだが、当然である▼あの侍は夜中にほら貝を吹いたことをとがめられ、藩から追放されたというが、この議員には、有権者の冷たい目という重い罰が下っている。
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