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2021年12月28日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/151435?rct=national
棚田が広がり、自然の中で人々が暮らす金沢市牧山町。住民の74%が65歳以上の高齢者で、いわゆる「限界集落」に当たる。そんな里山こそ国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)を達成した暮らしを実現している―。石川県かほく市から牧山町に移住した杉本嵩龍たかたつさん(57)はそんな思いで、住民らに協力してもらい有料の体験イベントを開いている。杉本さんは「牧山町とつながる人を増やし、活性化させたい」と意気込む。(岩本雅子)
牧山町は金沢駅から車で約25分の所にあり、17世帯34人が暮らし、このうち25人が65歳以上だ。
杉本さんは「牧山町の昔ながらの生活はSDGsそのもの」と考える。自分たちで育てた米や野菜を食材とする生活は、農業を推進する目標「飢餓をゼロに」に相当。田んぼのイノシシ対策で住民が協力し柵を作る光景は、目標「パートナーシップで目標を達成しよう」だと感じた。それらを生かしイベント「まっきゃま SDGs体験」を昨年12月から始めた。
「空が広くて、ここに住みたい」。友人から紹介を受け、牧山町の農作物でつくる朝食会に通ううちに、そんな思いが強くなり、昨年4月に移り住んだ。
本業は、中小企業向けのSDGsに関するコンサルタント。そんな視点から牧山町をとらえ直している。
今年11月中旬のSDGs体験には、知的障害のある子どもらが参加した。山でナメコを採ったり、集落で取れた米や、野菜をふんだんに使ったみそ汁を頰張ったりした。自然の中を走り回る笑顔の子どもたちを見て杉本さんは「ここを未来に残したい」と願う。
1人1回2000円程度の参加費を募るのもそのためだ。協力してもらった住民への謝礼や食材費に充てる。
「牧山町の魅力に気付き、里山維持に協力してくれる人が増えれば」と計画を練る。もちろん「住民が最優先」だ。ワークショップを始めて1年、住民と繰り返し話し合い、信頼関係を第一に取り組んできた。「住民の理解を得て、里山の活性化に協力してもらうことが必須。ゆっくりアイデアを広げていけたら」
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限界集落 65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、田んぼや生活道路の管理など社会的な共同生活の維持が困難になりつつある集落を一般的に指す。行政は限界集落という言葉を使っていない。
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