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2022年1月11日 06時50分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/153492?rct=editorial
太陽光だけで走る電気自動車(EV)の開発が現実味を帯びてきた。外部からの給電いらずで、災害時にも活用できる究極の「エコカー」だ。日本勢はEVで出遅れ感があると指摘されるが、量産化が実現すれば次世代のゲームチェンジャーとなる。
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)とトヨタ自動車は昨秋、太陽光を電源にして走る電動車開発をすると発表した。
トヨタは既に二〇一七年、プリウスPHVに走行用電源として搭載し、世界初のソーラーカーの量産に成功した。ただ当時は、太陽光発電のみでは一日最大六キロしか走れず、普及しなかった。同社が二二年に発売するEV「bZ4X」にその改良版を装備するが、まだ年間走行距離約千八百キロ(一日平均約五キロ)にとどまり、太陽光だけで走るためには、さらなる技術力が必要だ。
追い風なのは、太陽電池の開発が急速に進んでいることだ。住宅向けのシリコン系が市場では主流だが、ペロブスカイトという結晶構造の材料を用いた新タイプが登場した。発電変換効率も高く、軽量で曲げることもできて設置場所を選ばない。コストもシリコン系に比べて安い。
既存の技術を結集すれば、実用化は遠くない。例えば、シャープが開発した世界最高水準の太陽光電池セルをプリウスPHVに搭載して実施した国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実証=写真=では、一日最大四四・五キロ走ることができた。東芝も太陽光だけで一日平均三十五キロの走行を賄える太陽電池パネルを開発。二五年度に実車搭載を目指し、自動車メーカーとの協業を進める。
車載用の高効率な太陽光発電システムが開発できれば、車両が「発電所」として機能できる。トラックやバス、タクシーなどに載せるだけでも相当な量になる。
コストは一番の課題だが、量産化できれば、価格を下げることはかなわぬ夢ではない。ソーラーカーの量産を狙い、ドイツやオランダのベンチャーも動きだした。日本勢も最速で進めてほしい。
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