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2021年4月2日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/95247
ホンダが3月、市販車として世界で初めて「レベル3」の自動運転機能を搭載した高級セダン「レジェンド」を発売した。高速道路の渋滞時、人に代わりシステムが運転を担う。自動運転技術は異業種を巻き込んだ開発競争が過熱している。ただ普及には安全性の確保や価格の引き下げが不可欠。システムが運転責任を負う仕組みを社会全体でどう受け入れていくかなども課題だ。(岸本拓也)
◆時速30`以下はシステム、50`超えると人が運転
記者は3月下旬、レベル3技術を搭載したレジェンドに試乗した。東京都内で首都高速道路が渋滞し時速30キロ以下になると、自動運転機能「トラフィックジャムパイロット」が作動。運転の主体が人からシステムに切り替わり、運転操作をしなくても車が自動で加速や減速を繰り返した。
5段階ある自動運転技術のうち、レベル3は運転の一部をシステムに任せる技術を指す。レジェンドは、高速道路での渋滞時に車が自動で運転してくれる。その間、運転者は前方から視線を外し、車内でDVD鑑賞やナビ操作もできる。
「車に運転を任せて大丈夫か」。最初は不安だったが、自動運転の走りは自然。渋滞が長引くと、ナビ画面に映し出された動物の動画を眺める心の余裕も生まれた。渋滞が解消され、時速50キロに速度が上がると、メーター画面に「運転操作してください」と表示され、ハンドルを握るよう促された。システムの完成度の高さを感じた。
◆「レベル2車」では過信から事故約100件
ただ高い技術力は過信を生みがちだ。高速道路での手放し運転や車線変更などを車が行う「レベル2」の技術は、日産自動車やスバル、米テスラなどが実用化している。しかし国土交通省によると、レベル2を過信して一般道路で機能を使用するなどし事故に至ったと思われるケースが、国内で年100件ほどあるという。
レベル3はより安全に設計されているとはいえ、人と車の運転が「混合」する仕組み。運転者は常に運転ができるよう、一定の緊張状態を保つ必要がある。
普及には高価格の解消も課題になる。高性能のセンサーやカメラ、高精度の衛星情報などを使うレジェンドの価格は税込み1100万円。自動運転の開発責任者の杉本洋一氏は「安全装備の標準化には時間がかかるが、コストを下げて普及させたい」と話す。
◆業種超えて加速する開発競争
レベル3の自動運転車は独メルセデス・ベンツなどが年内に発売予定。レベル4では、米グーグルから分社化したウェイモが昨年10月から米アリゾナ州で、完全自律走行によって一般乗客を運ぶ「ロボタクシー」サービスを始めるなど、海外IT勢が先行する。
米アマゾン・コム傘下のズークスや中国ネット検索大手、百度(バイドゥ)も開発に乗り出し、米アップルが参入する観測もある。日本勢はトヨタ自動車が自動運転スタートアップの米オーロラ・イノベーションと提携、日産はウェイモと協業するなど、業種を超えた提携で実用化を急ぐ。
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