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(回答先: ブリクス委員長、査察追加報告でイラクの疑問点列挙へ [読売新聞]【メディアのリトマス紙記事】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 06 日 14:30:15)
【ニューヨーク上村幸治】ブリクス国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)委員長は5日、国連本部で会見し、イラクがミサイルの廃棄を続けていることを「大変協力的になっている」と評価し、査察が続けられるなら歓迎すると述べた。しかし、同時に、イラクの姿勢に疑問が多いことに変わりはないとも指摘した。
フランスが求めている4カ月の査察継続については懐疑的で、イラクのこれまでの姿勢を考えると、期限を切って査察を継続しても武装解除できるという見通しは立たないと述べた。そうした事情が続く限り、自分から安保理に期限をつけて査察の継続を求めることは「したくない」とも付け加えた。
ブリクス委員長は、イラクが最近、協力を示した例として(1)ミサイル廃棄(2)科学者からの立会人なしの聴取――を挙げた。また、これまでの査察で浮上した29の疑問を列挙した文書を作成しており、7日の安保理報告の際に提出すると述べた。
ブリクス委員長の7日の報告は、2月28日に安保理に出した定例報告に最近の状況を加えたものになる模様で、会見はその内容を示唆する形になった。
ブリクス委員長は「戦争になった場合、査察を通じて大量破壊兵器を廃棄するという手法が失敗に終わることになる」と述べ、武力行使には否定的な姿勢を示した。
同時に、連絡があればいつでも査察団をバグダッドから撤退させられるよう、査察団として撤退計画を作成していることを明らかにした。
[毎日新聞3月6日] ( 2003-03-06-10:15 )