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(回答先: 懸命の説得、奏功せず=イラク側は米批判に終始−茂木・アジズ会談 [時事通信]【保有なしとする相手に廃棄しろでは議論にもならない】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 04 日 11:31:20)
小泉首相の特使としてイラク入りしている茂木敏充外務副大臣は3日夜(日本時間4日未明)、バグダッドでアジズ副首相と約2時間、会談した。茂木氏が、国連の大量破壊兵器査察への一層の協力を求める首相の親書を手渡し、イラク側に「大きな決断と行動」を求めたのに対し、アジズ氏は「大量破壊兵器は保有していない」と従来の立場を強調し、会談は平行線に終わった。
会談後の日本側の説明によると、茂木氏は「我が国は大量破壊兵器を保有せずに現在の成長と繁栄を達成した」と強調。「(7日にあるとされる)国連安保理での査察報告は大きな節目となる。重要なのは査察団の評価であり、『不十分』と指摘されている以上、政治的に重大な決断を下し、さらなる協力に応じるべきだ」と迫った。
これに対し、アジズ氏は「イラクは全面的に協力している。切迫した状況にあることは認識しているが、安保理の3理事国やアラブ連盟など国際世論は査察団にもっと時間を与えるよう求めている」と反論。「大量破壊兵器を保有しておらず、安保理決議を順守していることを日本は理解してほしい」と語った。
また、アジズ氏は米国寄りを鮮明にしている日本の姿勢について「米国支持が本当に日本の利益となるか熟考して、立場を決めてもらいたい」と不満をにじませた。
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川口外相は4日午前の記者会見で、茂木氏とアジズ副首相の会談の成果について「日本として言うべきことは伝えられた。国連安保理が割れているとイラクが思っていることが、イラクに甘い判断をさせている。それが一番いけない」と語った。
(03/04 10:59)