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(回答先: 非同盟諸国、イラク攻撃反対表明へ…首脳会議開幕 [読売] 投稿者 ファントムランチ 日時 2003 年 2 月 24 日 20:38:12)
2003年02月24日
20日からクアラルンプールのプトラ世界貿易センター(PWTC)で開かれている第13回非同盟諸国会議では、イラク問題を主要議題に話し合いが続けられているが、意見調整に手間取っているもようだ。このほか朝鮮半島問題なども取り上げられている。
冷戦時代は米ソ両陣営と一線を画す勢力として、国際社会で一定の存在感を示した非同盟諸国会議だが、冷戦終結後は地位低下に直面している。マレーシアは議長国として、イラク攻撃反対を非同盟諸国全体の意思という形で一致して打ち出し、非同盟運動の存在感回復を図りたい考え。アブドラ副首相兼内相は22日、「非同盟諸国会議は単独主義(ユニテラリズム)に対抗する場」と語った。
■「イラク」決議原案に異論
しかし会議が進む中で、イラク問題をめぐる加盟国間の意見対立が表面化してきた。外相会議に出席したイラクのサブリ外相は、米国の対イラク武力行使を支持する国も非難する決議を出すよう呼びかけ。また石油を武器として米国に対抗する戦術も議題として取り上げるよう求めた。だが米国支持国を非難する決議は、一部アラブ諸国などの反対で見送られた。
またマレーシアが議長国としてまとめた「手段を問わずイラクを含む国連加盟国に対する軍事攻撃には反対」という決議の原案には、シンガポールやチリなどが強く反対。イラク問題をめぐる協議は予想以上に難航しているもようで、決議の内容も当初案よりイラク支持の色彩が弱まるとの見方が出ている。サイドハミド外相は22日、「引き続き加盟各国の意見を聞き、合意を達成したい」と語った。
さらにマレーシアはアラファト・パレスチナ自治政府議長の会議出席がほぼ不可能となったこともあり、パレスチナ問題でも成果を出したい考え。パレスチナ自治政府側も、非同盟諸国会議がイスラエルに圧力をかけることに期待している。
イラク問題に次ぐのが北朝鮮の核問題。白南淳外相を外相会議に送り込んでいる北朝鮮は、「米国の北朝鮮に対する脅威排除」を求める決議案を高級事務レベル協議で提案したもよう。サイドハミド外相は、北朝鮮をめぐる緊張を対話により緩和するよう求めた。
このほかパキスタンのカスリ外相は非同盟諸国会議の場を利用して、カシミール問題などで激しく対立するインドと対話する用意があることを明らかにしていた。一方、インドのシンハ外相は「非同盟諸国会議で2国間問題を話し合うことには反対」と拒否している。
転載元
http://nna.asia.ne.jp/freetop/top/free_myr_daily.html