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(回答先: トルコ前大統領、米軍の駐留許可に楽観的見通し [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 21 日 19:57:49)
トルコ、米軍受け入れに難色
支援額めぐり溝埋まらず
【ワシントン20日豊田洋一】対イラク攻撃の際、重要な出撃拠点となるトルコによる米軍駐留受け入れが難航している。戦争でトルコが受ける損失を補うための経済支援をめぐり、米側は無償援助や債務保証など二百六十億ドル(約三兆八百八十億円)を提示したが、トルコ側が総額上積みを求めているためだ。米国はトルコに早期受け入れを促しているが、駐留が困難な場合に備え、対イラク攻撃作戦の代替案検討に着手した。
パウエル米国務長官は二十日、トルコの米軍駐留受け入れに関し、「きょう中の返答を期待する」と述べたが、トルコのヤクシュ外相は同日、「きょうの返答は検討されていない」と強調。支援額をめぐる両国の溝の深さを見せつけた。
米国はイラクに対し、クウェートとトルコの南北から挟み撃ち攻撃を仕掛け、戦争の短期終結を目指している。
しかし、トルコは湾岸戦争で経済的損失を被った経験から、米軍駐留に対する経済的な見返りを要求。駐留を認める国会承認手続きに入る条件として、無償援助の拡大などを米国に突きつけた。
米国は駐留の早期受け入れを望むものの、足元を見透かすような支援額の上積みには応じない意向。パウエル長官は十九日、トルコのギュル首相との電話会談で、こうした意向を伝えた。
ただ、トルコによる駐留受け入れが遅れた場合、対イラク攻撃への影響が出てくる。開戦が遅れて気温が上昇すれば、イラクの保有する生物・化学兵器に対する防護服で戦う米兵らの戦闘能力が落ちるためだ。
このため、ラムズフェルド国防長官は十九日、「代替案も複数ある」と、トルコ国内の基地使用が困難な場合に備え、対イラク攻撃作戦の代替案検討に着手したことを表明。米メディアではトルコに駐留予定だった部隊を、イラク南部からの進攻に回す案などが取りざたされている。