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02/16 14:32 再統合争点に一騎打ち キプロス大統領選 外信17
【カイロ16日共同】任期満了に伴うキプロス大統領選挙の投票
が十六日、行われる。即日開票され、十六日深夜(日本時間十七日
早朝)にも大勢が判明する見通し。
最大の争点は、トルコが支援する北キプロス・トルコ共和国との
再統合問題で、三選に挑む現職のクレリデス大統領(83)と中道
右派のパパドプロス民主党党首(69)が事実上の一騎打ちを繰り
広げた。
クレリデス大統領は、長年の交渉経験から再統合交渉の「最適任
者」をアピール。しかし、同大統領が原則面で譲歩し過ぎていると
の批判が出ており、アナン国連事務総長の再統合案に批判的なパパ
ドプロス氏が支持を拡大している。
世論調査結果によると、支持率はパパドプロス氏が45―48%
で、34―38%のクレリデス氏をリード。ただし当選に必要な5
0%以上の得票は微妙な情勢で、二十三日の上位二者による決選投
票に持ち込まれる可能性がある。登録有権者は約四十七万六千人。
アナン事務総長は、キプロス、北キプロス双方の再統合交渉再開
の最終期限を今月二十八日と通告済みで、交渉に進展がないまま期
限を過ぎれば、既に欧州連合(EU)加盟を承認されたキプロスが
単独で加盟する公算が一挙に高まる。
(了) 030216 1432
[2003-02-16-14:32]