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(回答先: 中東全域に戦火拡大? 上の記事重要 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 2 月 27 日 13:23:52)
すみちゃん、こんにちわ。
基本的な見方は、うぃるさんへのレスを参照してください。
9・11(正確には9・9マスード謀殺)で幕を開けた「対イスラム戦争」は、イスラムを現在のキリスト教のように“心の問題”に押し込め、政治制度や経済システムには関与させないものとし、中央銀行制度を基礎とした「近代経済システム」をイスラム世界に確立することを目的として遂行されていると考えています。
この「対イスラム戦争」が目的を遂げられるかどうかは、偏に、「敗戦時日本人みたいに「価値観」が180度転換するような事態」が起きるかどうかにかかっているとみています。
グランド・デザインを書いた人たちは、「価値観」の180度転換が起きると甘く見とおしているフシがあります。
しかし、日本やドイツは、戦前から近代主義(産業振興・富国強兵)を価値観的基礎とした国家であり、その実現“手段”である政治制度が米英と違っていただけの話です。
ですから、敗戦後も、価値観を180度転換させたわけではなく、単に手段を変更しただけです。
だからこそ、占領統治から現在まで米英と対立することなく歴史を刻んできたのです。
※ 参考書き込み
『【イラク攻撃の行方】 産油国の「近代化」には失敗し、ブッシュ政権には“悪の烙印”が押され、「近代」は終焉に向かう』( http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/375.html )
すみちゃんが「この「価値観」は「悪魔の誘惑」に当たりますからね。 民衆は命を懸けて抵抗するんじゃないかな。 抵抗しない者は不信心者でしょうから」とご指摘のように、近代経済システムの持ち込みが見え隠れすれば、イスラム価値観への糾合がかえって高まり、激烈な反米(反近代化)抵抗運動が起きます。
そのような状況に抗して目的を遂げることは、ジェノサイド以外では無理です。
中東地域は、19世紀末から戦後まで西欧諸国の経済権益の草刈り場になりましたが、それは、原油資源のみを標的にしたもので、政治経済制度には立ち入らないものでした。
(政治経済制度に立ち入ったイランは、あれだけの圧制を敷きながら、ご存知のようにイスラム革命で崩壊しました)
強欲に基づく許しがたい暴虐であり、数百万数千万の人々が大災厄に巻き込まれることになりますが、この「対イスラム戦争]を通じて、「近代]とは何か?そして、民主主義や経済自由主義といった「近代主義価値観」とは何か?が近代先進国でも問われることになり、「近代」の終焉を早めると確信しています。
※ 古いものでちょっと長い書き込みですがご参照ください。
『【世界は「大宗教戦争」のまっただ中にある】『十字軍』と『魔女裁判』は今なお進行している現実のものである』
〈その1〉から〈その3〉までレスのかたちでぶら下がっています。
( http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/587.html )
( http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/588.html )
( http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/589.html )