現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 850.html ★阿修羅♪ |
|
【ベルリン藤生竹志】ドイツのシュレーダー首相(社会民主党)は13日、連邦議会(下院)で演説し、イラクの査察問題に関して「戦争によらず(大量破壊兵器を廃棄させ)イラクを完全武装解除させることは可能だ」と述べ、改めて平和的解決を訴えた。首相はまた、「査察継続と規模拡大が重要だ」と述べ、先に独仏露3カ国が合意した査察強化策を推進する意向を強調した。
その上で、同首相は「北朝鮮は、核開発疑惑があるにも関わらず対話の機会を与えられている。だが、イラクは核兵器所持がはっきり証明された訳ではないのに、対話の道が閉ざされている」と述べ、国際社会がイラクにも対話の機会を与えるべきだとの見方を示した。
米英のイラク攻撃を受け、隣国トルコへの反撃が予想されることに関連し、米国などは北大西洋条約機構(NATO)にトルコ共同防衛を要請した。これに独仏露が事実上の「拒否権」を行使したことに米国が批判を強めていることについて、シュレーダー首相は「テロとの戦いでドイツは米国に次ぐ規模の部隊をアフガニスタンなどに派遣している」と強調。また、イスラエルに地対空ミサイル「パトリオット」を供与していることなどを挙げ、「ドイツは(同盟国としての)責任を果たしている」と強調した。
[毎日新聞2月13日] ( 2003-02-13-21:41 )