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(回答先: イラク「決定的な瞬間」米が安保理に決断促す [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 08 日 15:03:19)
【ニューヨーク上村幸治】国連外交筋は7日、イラクに対する武力行使を容認する国連安保理の新決議案を作成中の英国が、決議案から武力行使を明確に示す文言を削除する方向で調整していると述べた。イラクへの武力行使に反発しているフランスやロシアなどを懐柔するのが狙い。玉虫色の解釈で決議採択に持ち込もうとしているという。
英国のグリーンストック国連大使は、7日までに米国の公共放送PBSで、新決議案の中身には言及しなかったものの、「新しい決議案は2月後半に安保理に提出できるだろう」「決議採択に必要な9カ国以上の支持を得ることができると思う」などと述べた。
これまでは武力行使の根拠となる文言について、湾岸戦争の際の安保理決議(決議678)にならい、加盟国に「すべての必要な手段」を取る権限を与えるとの文言を入れる方向で調整中だった。だが、ここ数日の水面下の交渉で、フランスやロシアなどの反対が根強い点を踏まえ、この文言を削除。イラクの査察非協力について「さらなる重大な違反」と指摘する文言を入れるだけにとどめようとしているという。
昨年11月採択された決議1441には「イラクが重大な決議違反を重ねた場合、深刻な結果に直面する」とあり、米英両国は新決議案の「さらなる重大な違反」という文言だけで、武力行使が容認されるという解釈を取るものとみられる。
この新決議案なら、フランスやロシアは「武力行使を認めることにはならない」との立場を取れることから、拒否権を行使せず、棄権にとどまる可能性が出てくるものとみられる。
新決議案では、イラク査察期限を設定し、実施要求項目の完全実施を迫る「最後通告」の文案も検討されているが、こちらについても米英の関係者の間で調整が進んでいる。英国のロイター通信は「48時間から2週間程度の期限を切る案と、期限を設けない案が出ている」と伝えた。
[毎日新聞2月8日] ( 2003-02-08-15:01 )